読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2008年04月25日 [書籍の類]

雪の花

  • [著] 吉村昭
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★☆☆

例によって通勤してると読書時間が増える。年間100冊の最低ノルマを達成するためにも、この機会を逃さずに冊数を稼ぐべし。

んで。まだ吉村昭が続く。江戸時代後期、種痘の普及に尽くした福井藩の町医者・笠原良策の話。先見の明で他藩に先んじて牛痘苗を持ち帰ったんだけど、官僚は仕事しない、藩医は既得権益を主張して妨害工作、庶民は庶民で種痘すると死ぬとか思い込んでてもう大変。でも最後はなんとかなった。

ぶっちゃけ大した話じゃなかったけど吉村昭らしい読みやすい文章だったし、けっこう楽しめた。