書籍の類 読むの飽きてきた
■2003年04月20日 [書籍の類]
忍者丹波大介
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

いよいよ本棚が足りなくなってきた。H180cm×W120cmの二重棚に文庫が入り切らなくなりつつある。なので手持ちの中からもう読まないと思われる文庫を店に寄付することに。でもその前に改めて読んでみようということで処分スタート。

んで。久々の池波はけっこう面白かった。以前読みまくって飽きちゃってここ数年間ご無沙汰だったけど、どうもリハビリ効果が出たみたい。スゴい勢いでサクサク進んだ。これぞまさに娯楽小説。中身は全くないのだが。

処分したい文庫は池波だけでも数十冊。とりあえずしばらくの間は読む本に困らずに済みそうで安心だけど先は長い。

■2003年04月16日 [書籍の類]
未知の剣 陸軍テストパイロットの戦場
  • 渡辺洋二
  • 文春文庫
  • 新本
俺満足度:★★☆☆☆

大好きな太平洋戦争の飛行機物を買ってしまったので読んでみた。

んで。これは以前『航空ファン』に連載されてた「奮迅!審査部戦闘隊」の文庫版。連載中も読んでたんだけど、前月の内容を忘れちゃうからあんまり面白くなかった。文庫でまとめて読めてよかった。

太平洋戦争はその名の通り海軍が主役だったから陸軍のことってあまり表に出にくかったりするんだけど、陸軍の航空部隊もイケてた。海軍に比べて制式戦闘機が一式から五式まで比較的満遍なく活躍するのも魅力的。海軍は零戦一本槍なんだもん。

そういえば死んだ祖父が作っていたのは陸軍向けのハ45だった気がする。陸軍贔屓になっちゃいそうだ。

■2003年04月11日 [書籍の類]
リンボウ先生遠めがね
  • 林望
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

とりあえず母親から借りたリンボウ3冊読み終わり。

んで。リンボウって昔ながらの粋なものとか道楽家とかそういうのが好きなんだろうなぁと思う。そういうのが好きな人には楽しめるような気がするけど、残念ながら俺は違うので面白くなかった。取り上げてるテーマがことごとくつまらないし、古めかしい言葉を多用してるのも気取ってるように感じちゃう。どうにも鼻につく。

結局リンボウは英国エッセイのみという結論だなぁ。

■2003年04月08日 [書籍の類]
Twelve Y.O.
  • 福井晴敏
  • 講談社文庫
  • 新本
俺満足度:★★★★

雑誌から解放されてようやく文庫。

んで。これは『亡国のイージス』の前に出た作品になるのか。ちょっと順番狂った。物語のキーになってる化学兵器や自衛隊の特殊部隊が『亡国のイージス』と同じだったりしたので、こっちを先に読んだほうがよかったかも。福井の小説はミリタリーマニア的にツッコミ所が満載なんだけど……でも面白いんだな。あり得ない設定のキャラに感情移入しちゃったり、萌えたり、萌えたり、さらに萌えたりしちゃって悔しいけどとにかく面白い。漫画みたい。

デビュー作『川の深さは』も早く文庫化してほしいよ。

■2003年03月31日 [書籍の類]
マークスの山 (下)
  • 高村薫
  • 講談社文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆

どうにか読み終わった。正直かなり厳しい。

んで。問題はなにかと言うと、事件のスケールが小さい、文章が読みにくい、キャラが立ってない、とにかく盛り上がらない。上巻のヒキで期待させられた分、さらに落胆が大きかった。もう高村薫の小説を読むことはないと思う。

読み終わってから知ったんだけど、合田刑事っていう特徴のないキャラ、シリーズ化されてるのですか。うーむ、にわかには信じ難い。

■2003年03月25日 [書籍の類]
マークスの山 (上)
  • 高村薫
  • 講談社文庫
  • 新本
俺満足度:★★★☆☆

久々に自分の金で買った文庫は未体験ゾーンの高村薫。直木賞受賞作だそうだ。

んで。なんか個人的に直木賞って信頼できないというか、大して面白くない気がしていたんだけど。直木賞作家サスペンスが面白かったこと皆無だったもんで。でもなかなかどうして、けっこう読ませてくれた。文字びっちり改行少な目なんで読みにくいったらありゃしない&時間かかってしょうがないんだけど、ストーリーに入り込んじゃえばそれほど気にならない感じ。

一体どんな事件なんだろう。下巻が気になる。

■2003年03月18日 [書籍の類]
御宿かわせみ (5) 幽霊殺し
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

今日も今日とて仕事中に読書な日だった。いや、風邪のせいで体調不良だし口内炎が完治しないので仕事にならなかったの。眠いし、もう読書するしか。もしくは居眠り。

んで。『御宿かわせみ』はいつもの通り。超面白いってわけではないけれど、思わず読んじゃう。でも他に読みたい本が出てきたのでちょっと休憩。続けすぎると飽きちゃうし。

そういうわけで次は全然違うジャンルの小説を読んでみる予定。

■2003年03月13日 [書籍の類]
御宿かわせみ (4) 山茶花は見た
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

朝からノドが痛い。風邪がぶり返した。死ぬ。もう死ぬ。微熱のせいで仕事にならない。でも本は読んだ。

んで。また『御宿かわせみ』なんだけど、いつも通りなので特に書くことありません。相変わらず事件が発生しまくり解決しまくってた。強いて挙げれば、前巻の頃よりも時間の流れが遅くなったようなのが気になる。

ところで裏表紙の紹介文にある「この第四作で、いよいよ佳境に」はどうなんだろ。まだ序盤の序盤じゃないのかなぁ。

■2003年03月09日 [書籍の類]
御宿かわせみ (3) 水郷から来た女
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

読み切りの短編だからとても通勤向き。片道1話なペース。もちろん仕事中も読んでるのでザクザク進む。

んで。平岩弓枝の文章は柔らかくていい。嫌味がない。そして文法がちゃんとしてる。事件が起きてかわせみが巻き込まれて解決、というパターンの繰り返しなんだけど、でもなんでだか先を読みたくなる。悔しいけど面白い。これが王道というものなのか。

名前の出てきたキャラが確実に事件に絡む、逆に言うと事件に関係のない名前が出てこないのもポイント高い。無駄な名前を憶えなくていいんだもん。

■2003年03月07日 [書籍の類]
イギリスはおいしい
  • 林望
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

とりあえず熱は下がったのでフラフラと仕事に行った。でも本調子にはほど遠かったので朦朧と本を読んでた。

んで。今回のリンボウは十八番と言われてる英国エッセイ。タイトル通り食べ物に関する話題がメイン。我が心の故郷オーストラリアに近いものがあって面白かった。中でも外せないのがFish&Chips。オーストラリアでもポピュラーなファストフードだったけど、どうもイギリス本土は魚の種類が違うようで、俺の一番好きなFlakeが出てこなかった。大西洋じゃ獲れないのかな。

ああ、こんなの読んだらメルボルンに行きたくなってきた。食べまくりたいなぁ。