- 林望
- 文春文庫
- 借り物
リンボウのエッセイに初挑戦。母親から借りた。
んで。寝る前に少しずつ読み進めてたんだけど、正直あまり面白くなかった。一つ一つのセンテンスは上手いと思ったけど、なんだかクドい。そしてネタ選びもイマイチ。胃にもたれる感じ。
リンボウの英国エッセイは面白いという話を聞くけど、本当なのかなぁ。次に期待してみる。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 借り物
サクサク進む『御宿かわせみ』。これなら通勤も仕事も怖くない。
んで。第2巻を読み終わり。ここ数年、時代物なんて読んでなかったから面白くて面白くて。今回の火曜時代劇『剣客商売』の三冬さんが寺島しのぶだと知ってガックリ来てたところだったので面白い時代小説は助かる。
それにしても『剣客商売』はどうなってるんだろ。今シリーズは大治郎と三冬の結婚があるはずなのに、寺島しのぶじゃ厳しいデス。お相手の山口馬木也という人も聞いたことないし。観る気なくしたなぁ。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 借り物
一週間ぶりに文庫を読んだ。店の棚から抜いてきたヤツ。
んで。平岩弓枝に初挑戦。む、女流っぽい。色恋沙汰が多くてなかなか面白い。続き読みたい。『かわせみ』は20巻以上出てるみたいだから、しばらくは読む本を探さなくてもよさそうな感じ。店の棚から持ってくればいいので書籍代も圧縮できて一石三鳥くらい。
ところで「御宿」って“おんじゅく”かと思ってたら“おんやど”だった。千葉の御宿とは関係ないのだね。
- 藤田紘一郎
- 講談社文庫
- 新本
また買っちゃった。そう、寄生虫。先日、本屋に行ったら文庫棚で平積みになってて思わず所望。
んで。基本的にこれだけ冊数が出てると半分くらいは以前のネタとかぶってる。ああ、かぶってる。だから残りの半分に期待して読んでるようなもんなのね。でも悔しいことに面白いんだ。くそぅ。
副題の「グルメブームの落とし穴」からわかるように今回は食べ物を介して感染する寄生虫がメイン。それも現代日本で感染する可能性の高いヤツら。とりあえず変なもんを躍り食いするのはやめとこうと思った。
- 大泉実成
- 新潮OH!文庫
- 貰い物
ずいぶん前に仕事関係でもらった本。さして面白そうにも思えなかったので放置してた。でも読む本に飢えてきたのでしょうがなく読んでみたら面白かった。
んで。なんとゆーか、漫画家って狂うものなのかな。消え方に自殺が多い。こういう裏側を知っちゃうと非常に気分が重くなるのでさすがダウナー系。さらに書き方がこれまたダウナー系。読んでる人間の意識をイヤなほうへと誘う。
暗い気持ちになりたければこれを読むといい。
- 豊田穣
- 集英社文庫
- 借り物
今日はなぜか早起きしてしまったので二度寝すべく本を読んでみたら眠れなくてずっと読み続けちゃって疲れた。
んで。布団の中で読み終わったのは借り物の『信濃の生涯』。これは有名さに恥じない面白さ。このところハズレ本ばかりだったのでなおさらよかった。どのへんが面白かったかはよく把握出来てないんだけど、なんかよかった。さすが豊田穣だ。初めて読んだけど。
それにしても帝国海軍にはヤキモキしっぱなしだ。「信濃」だけでなく他の大型艦も空母に改造しろっつーの。伊勢&日向、扶桑&山城あたりが全通甲板の空母になってれば萌えたのに。
- コリン・コバヤシ
- 岩波新書
- 借り物
買ったことはあるけど読んだことはなかった岩波新書を生まれて初めて完読。職場の岩波棚を整理してたら、なぜか読んでみる気になったんだな。
んで。フランスはブルターニュ地方の伝統的な製塩の町ゲランドにおける過去と現在の悲喜こもごも。彼の国にも伝統的な職人がいるのに少々驚いた。跡継ぎ問題とか環境問題があったりなんかして、何処も似たようなものだなぁと。しかし期待したほど大したことは書いてなかったよ。生態系、ほぼ無関係だし。
著者がサヨってるのもダメ。こういう人の言葉は、たとえ事実であっても信じない。
- 山際淳司
- 角川文庫
- 借り物
壮絶にお金がないので借り物ブーム。職場の本棚を漁る日々。そこで見つけたこれを読んでみた。
んで。つまらなかったわけじゃないけど面白かったと言えばウソになる。ドラマチックに書こうとしてるからなのか知らないが、時系列が飛びまくっててついていけない。興味深い話題もあるにはあったけど面白くはない。そもそも時代が古すぎる。リアルタイムで知らない人間には厳しんじゃないか、これ。どれも俺の知ったこっちゃねぇし。
表題作は第8回日本ノンフィクション賞というのを受賞してる“名作”という話だったが、その片鱗すら感じられなかった。
- 木俣滋郎
- 公人社NF文庫
- 借り物
例によって職場で見つけた本。それを職場で読んでみた。
んで。帝国海軍の潜水艦の話。覚悟はしていたけど、木俣滋郎は今回も日本語が不自由で大変だった。なんでもかんでも「しかし」で接続するから文脈が滅茶苦茶。構成も下手だから展開が唐突すぎて全然ついて行けない。おまけに数字にも弱い。400KWは180KWの1.4倍じゃないし。そんで肝心の潜水艦については情報量が少ないんだから酷いもんだ。
もう読むだけでストレスが溜まる摩訶不思議ワールドへようこそって感じ。これでプロだなんて信じられん。
- 共同通信社社会部
- 講談社+α文庫
- 借り物
興味深げなタイトルの本を見つけたので、ちょっと職場から拝借してきた。
んで。特捜部の活躍を期待してたら、あっさりウソだった。贈収賄絡みの話で、主要登場人物はゼネコンの人と政治家。特捜部は「しかし立件は見送らざるを得なかった」とかで、ほとんど出てこない。裏表紙の内容紹介には「逃げる政・官・業、追う検察-スゴイやつらの熱い戦い!」ってあったんだけど、どのへんが?
単行本の時は『談合の病理』というタイトルだったみたい。それなら納得できるよ。タイトル変えたヤツはバカか?