- 土井寛
- 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
- 手持ち
寒くなってきたぜー。この季節になると晩飯は毎日鍋にしとけば許されるから非常にラクチン。献立を考えなくていいって素晴らしい!
んで。海兵出の元空将補が世界の特殊部隊を紹介する話。大部分を占めるのは人質救出作戦で、イスラエル軍のエンテベ空港奇襲作戦、ドイツ軍のムッソリーニ救出作戦、米軍のソンタイ捕虜収容所奇襲作戦と、同じくマヤゲス号乗員救出の4件でほぼ終了。最終章で申し訳程度に英コマンドウ、米グリーンベレー、陸自レンジャーあたりの説明をして終わり。昔の本だからネタが古い。さらに解説が中途半端。
「世界の」とか言わないで特殊部隊一般の話にすればもっと読めたと思う。構成ミスって感じ。
- 徳田八郎衛
- 光人社NF文庫
- 手持ち
苦しい苦しい2ヶ月半の減酒に耐えて再検査を受けたところ……肝・臓・復・活! 全数値が完全に正常範囲に入った。よーし、飲むぞー!
んで。技術畑の元防大教授(1佐)が書いた第二次大戦における兵器技術の話。前半は日本軍の対戦車兵器と電波兵器、後半がドイツ空軍とソ連陸軍という構成。特にソ連の生産政策については全然知らなかったから面白かった。著者の専門が電子のようで電波の話題が濃いめだったのが印象的。電波以外の分野では事実誤認があったりして落差が大きいけど、けっこう勉強になったよ。
ただ、学生達の中に「(日本は)兵器の量のちがいで屈服したのであって、質は決して劣っていなかったと信じている者が少なくなかった」てのは信じられんなぁ。どんなF欄大だ。
- 大岡昇平
- 中公文庫
- 手持ち
駅に“さよなら3000系”の告知が。デビュー当時は沿線に住む小学生憧れの的だった3000系がもう用廃……そんなに昔のことじゃないのになぁ。あ、これで3ドア車なくなるじゃん。ホームドア設置が捗るな。
んで。レイテ島の戦いで俺が寝ちゃう話。ここまで苦しんだけど、下巻は今までで一番よかった。なにせ半分近くが読まなくていい索引だったからな。有名な作品だったから期待してたけど、結局、戦記物の評価ってのはいかに多くの資料を調べたかにかかってて文章力は一切不問なんだね。じゃなきゃこんなもんが有名になるわけねーよ。文章クソ下手だもん。
これさ、実際にレイテで戦った人達が「ああ、こんなことあったよなw」とか「コイツいたいたw」みたいに当時の思い出を楽しむための本なんじゃないか。それなら理解できる。
- 大岡昇平
- 中公文庫
- 手持ち
ほんの出来心で初めて応募した自衛隊音楽まつりのチケットがなぜか当選。でもよく考えたらその日は法事の予定が入ってたと判明して悩ましい。法事なんて行かなくても死んだ祖父さんは許してくれそうだが、どうか。
んで。レイテ島の戦いで俺が眠くなる話。相変わらず日付と時間と地名と部隊名の羅列以外の何ものでもなく、とにかく眠くなる。なにをしても潰走する日本軍は不甲斐ないが、そんなことより内容のつまらなさ+下手な文章のゴールデンコンビが俺を眠りに誘う。とにかく眠い。オルモックの戦い? 知らねーよ。今はとにかく眠らせろ。
入眠障害持ちの俺が数ページ読むごとにスコーンと眠りに落ちるという催眠術のごとき作品なので、不眠症の人には全力でお勧め。マジで。
- 大岡昇平
- 中公文庫
- 手持ち
待つこと1ヶ月、ようやくパンツから妻用ZenFone5が届いた。関税がなんちゃらってメールに書いてあったけど、結局なにも払わずに終わった。なんだよ無駄に不安を煽るなよ。でもラッキー。
んで。レイテ島の戦いに関する資料を執拗に追いかけた資料。とにかく日付と時間と地名と部隊名が連なっていて……数ページ読むごとに……なんだかとても……眠いんだ……パトラッシュ……ぐぅ。上巻はリモン峠の攻防戦が……真っ盛りなんだけど……なんだかとても……眠いんだ……パトラッシュ……ぐぅ。
内容のつまらなさは言わずもがな、文章も大して上手くないから……眠いです……サンタマリア……ぐぅ。
- 前間孝則
- 講談社+α文庫
- 手持ち
スマホを母艦にしてタブレットをテザれば便利じゃね? と思って試してみたら手持ちのメモパHD7がBluetoothテザに対応してないくさい。Wi-Fiテザなら繋がるけど、負けた気分……。
んで。引き続き戦艦大和が誕生する話。のはずだったんだけど、あっけないほどあっさり完成して拍子抜け。これは大和が誕生する話じゃなく、西島亮二の生産管理手法によっていかに造船が効率化されたかの話だ。さらに最後は作る船もなくなって飛行機の生産管理までやってたよ。大和どこ……。
これはこれで面白かったんだけど、タイトル詐欺なのは間違いない。
- 前間孝則
- 講談社+α文庫
- 手持ち
肝臓のために飲酒日を週1に制限して2週間は耐えた。でも今週は耐えられなくて2回飲んじまった。でもさ、よく考えたら週2くらいは大丈夫な気がするよねー。うん、大丈夫大丈夫。
んで。大和建造の船殻主任だった西島亮二海軍技術大佐を通して造船技術の変遷を追った話。上巻の舞台は平賀譲&藤本喜久雄あたりが革新的な設計を模索し、現場でも電気溶接などの新技術が投入され始めた時代。軍縮条約対応の無茶な設計が素敵すぎて堪らん。このままこの時代の話を続けてくれたほうが面白かったんじゃないか。
メインテーマの大和は上巻ラストでようやく建造開始。全ては下巻に持ち越しじゃい。
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
安物スマホには安物SIMがお似合いなのでWirelessGateヨドバシSMSなし480円を入れてみたらセルスタンバイ問題もなく普通に使えたので妻用もZenFone5でいいやと思ってパンツで注文したら……え、関税かかるの?
んで。方位盤射手が大活躍(?)する大和の下巻。捷一号作戦発動でレイテに向かってたら途中サマール沖で護衛空母と鉢合わせしたから、ここで初めての対艦射撃。方位盤射手の出番。当たらなかったけど。その後すぐ天一号作戦であっけなく坊ノ岬沖に沈没した。主砲の出番少ねぇ~。大和意味ねぇ~。
航空機相手の悲惨な戦闘だったんだけど、方位盤室が頑丈だったせいか最期まで悲壮感不足に悩まされた。もっと悲壮感をくれ!
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
俺もそろそろスマホデビューを飾りたいお年頃。いろいろ比較検討した結果、ASUSのZenFone5をポチリ。Atom搭載の3G版だけど、たぶん問題ないだろ。技適? なにそれ? おいしいの?
んで。方位盤射手の村田特務大尉を主人公にした大和の話。上巻は大和建造から捷一号作戦の直前まで。主砲発射の引き金の引き方に関する説明がイマイチ要領を得なかったけど、それ以外はストレスなく読めた。それにしても、せっかく射手が主人公なのに主砲の出番ないなー。盲腸炎で手術したり化膿したりと、射撃以外のエピソードばっかりだ。
レイテ沖でちょっと主砲を撃つから、本番は下巻だな。
- 神子清
- ハヤカワ文庫NF
- 手持ち
肝臓の数値の悪さにショックを受けて酒断ち6日目。ようやく離脱症状が落ち着いてきて酒以外のことを考えられるようになってきた。再び酒を飲むために今は耐える。
んで。盛り盛りノンフィクション下巻はレイテ脱出に成功後、セブ島北端ダンバンタヤンあたりを経由してからのネグロス島上陸の旅。そこで捕虜になって終了。最後までサクサクで面白く読めたよ。冒険小説として。
著者はサービス精神旺盛な人なんだろう。みんなを喜ばすためにどんどん話を盛っちゃうんだよね。そして自分で盛った話が本当だったかのように記憶が書き換わるんだ。ウチの祖父さんがそうだったからよくわかるよ。