読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2004年07月06日 [書籍の類]
鉄道員 ぽっぽや
  • 浅田次郎
  • 集英社文庫
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

夏バテ全開。こういう時はコッテリした食事と読書しかない。

んで。浅田の直木賞受賞作。“ぽっぽや”と読むらしい。浅田の短編集にしては粒揃いで、驚くほど読めた。特に「角筈にて」なんかは雰囲気のあるいい話だった気がする。でも基本的にラストは不思議オチ。どんなにいい話でも最後がこれじゃ三文小説の域を出ない。

毎度のことだけど、浅田の手抜きオチには気分を害される。

■2004年07月04日 [書籍の類]
御宿かわせみ (13) 鬼の面
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★★

仙台から戻ってきた。お見舞いに行ったはずなんだけど、あんまり意味なかった。行かなきゃよかった。

んで。この巻も激しく面白かった。7巻で逃げた悪者がホントに帰ってきた「忠三郎転生」とか。それをきっかけに麻生七重と天野宗太郎の間にフラグが立ったりとか。ここにきて急にキャラ関係に動きが出てきたのでいい感じだ。楽しくなってきた。

それにしても『かわせみ』は巻を重ねるごとに主要登場人物が増えていくなぁ。楽しいんだけど覚えるの面倒。

■2004年07月03日 [書籍の類]
勇気凛凛ルリの色 満天の星
  • 浅田次郎
  • 講談社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

親類のお見舞いのため一路仙台へ。新幹線の車中は、それはもうヒマだったので集中して読み終わり。

んで。やっぱり同じようなことしか書いてなかった。最後まで大袈裟一辺倒で知性は感じられず。浅田のワンパターンはエッセイに限った話じゃないけど、それにしてもシリーズ化する必要はなかったんじゃないかなぁ。1冊で十分。

そういえば新幹線の座席にあった『トランベール』かなんかに浅田のエッセイを発見したのでチラリ眺めたところ、案の定つまらない話だったので見なかったことにして静かに元へ戻しておいた。合掌。

■2004年06月29日 [書籍の類]
勇気凛凛ルリの色 福音について
  • 浅田次郎
  • 講談社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

そろそろ本当に勘弁してほしい。

んで。浅田エッセイは第3巻に入ってもワンパターン。よくまぁこれだけ同じようなネタを同じような言葉で書き続けられるもんだ。なんでもかんでも大げさに表現しようと一生懸命で、なんかちょっと切なくなってきちゃったよ。可哀想に。

これは明らかに終わりどころを逸してる。ワンパターンすぎてウザいもん。

■2004年06月26日 [書籍の類]
勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛
  • 浅田次郎
  • 講談社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

なんか時間かかった。早く終わらせたいんだけど面白くないから読む気になれない。

んで。エッセイ第2弾はワンパターンの一言。身の回りのことを書いてもワンパターン。社会に物申してみてもワンパターン。書き方も極端一辺倒でメリハリ皆無。眠くなる。

ま、あとがきで「エッセイとは概してつまらんものである」なんて書いてる人間だから、面白いエッセイを書けるわけもないんだけどね。

■2004年06月23日 [書籍の類]
勇気凛凛ルリの色
  • 浅田次郎
  • 講談社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

終わらない浅田。早く違う人の本を読みたいと思い続ける試練の日々。

んで。これはエッセイ。浅田得意の陳腐な短編小説よりは読めたけど、全体に極端な表現ばっかりで知性が感じられない。ぶっちゃけ頭悪そう。それをネタと割り切って読めれば半分くらいは楽しめるかも。俺には無理だったけど。

浅田のどこが気に食わないと言えば“俺は変わった人生を歩んできたんだぜ”と自慢をしながらも妙に卑屈なところ。男なら自慢するのか卑屈になるのかハッキリしろ。

■2004年06月21日 [書籍の類]
月のしずく
  • 浅田次郎
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

また浅田。池波と同じくらいつまらない。

んで。短編集。例によってありがちなストーリーで、さらにどの話もオチがないので全然盛り上がらない。訴えかけてくるものがない。癒されることもない。読んだ後に何も残らない。ただ活字が並んでるだけという感じなので正直どうでもいい。この読み応えのなさは尋常じゃない。

浅田の短編はこんなのばっかり。

■2004年06月20日 [書籍の類]
天国までの百マイル
  • 浅田次郎
  • 朝日文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

浅田が続く。ぶっちゃけ全然面白くない。

んで。誰の助けも借りずに心臓病の母親を若干離れた病院に運ぶ話。結局ゴッドハンドの心臓医に手術してもらって終わり。ありがちなストーリーだったけど浅田のわりには普通に読めた。決して面白くはなかったけど。

この程度の中身なら短編で十分という気もする。

■2004年06月19日 [書籍の類]
プリズンホテル (4)
  • 浅田次郎
  • 集英社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

やっとシリーズ最終巻を読み終わり。さすが浅田、パッとしない。

んで。1巻ほどではないがバカな雰囲気が戻ってきてそこそこ読めた。でもラストは例によって浅田らしい手抜き加減。描かれているのは途中から存在価値を失ってた主人公のみで、ストーリーを実質的に支えてた他のキャラは無視。4冊も続いたシリーズの終わり方にしてはかなり弱い。

なんとも安っぽさが目立ったシリーズだった。正直、時間を無駄にした。

■2004年06月18日 [書籍の類]
プリズンホテル (3)
  • 浅田次郎
  • 集英社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

サクッと第3巻撃墜。話が進むにつれてどんどんつまらなくなっていく。

んで。「血まみれのマリア」登場ということで期待の持てる滑り出しだったんだけど、とても残念な結果に終わった。ちょっといい話を狙いすぎて、せっかくのおバカな設定が全く活きてない。強引に感動させようとしたって陳腐なだけ。つまらん。

所詮は量産作家だな。