- 筒井康隆
- 角川文庫
- 古本
今年のGWは人並みにお休みをいただいたので自堕落に過ごし中。
んで。古い短編集。今回も全体になんだか冗漫でキレがない。オチの一言を書きたかっただけという感じがなきにしもあらず。特別面白い話はなかった。
でも最近の筒井に比べれば勢いとパワーを感じた。普通には読めた。
- 筒井康隆
- 角川文庫
- 古本
月末になってやっと読書ペースが上がってきたので帳尻合わせ。
んで。けっこう古い短編集。全体に冗漫でキレ不足。オチがボンヤリした作品が続いた。唯一読めたのは最後に載ってた表題作。雰囲気のあるもの悲しい話で、キャラクターも世界観もほとんどわからないままなのに情景が浮かぶ。これは傑作だ。
最後の最後で、それまでの沈滞感が一気に吹き飛んだよ。
- 筒井康隆
- 文春文庫
- 新本
新しめの筒井。
んで。ある地方都市の文化人を恐怖させた連続殺人事件の話。伏線だったら面白いと思えたネタが伏線でもなんでもなかったのでガッカリ。ミステリーと銘打ってあったが、なんということのないドタバタ小説だった。ありきたりだ。
もう『ロートレック荘』レベルの作品は出ないのかなぁ。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 新本
筒井再開。
んで。なんということのない普通のエッセイ集。この本ならではという特徴は見当たらなかったから特に書くことない。筒井はエッセイが多すぎるなぁ。たまに鋭いことが書いてあったりもするんだけど、似たようなのばっかりで正直飽きた。ネタかぶりすぎだ。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 古本
このところ忙しくて思うように読書できてなかったので、今日はどうにか時間を作った。
んで。いろんな雑誌に書いたものをまとめたエッセイ集。自分の見た夢を分析してみたり、新しい小説の試みとして虚構性の追求を語ってみたり。その中で『虚人たち』につながるアイデアが出てきて、ようやく意図していたところを理解した。
まぁ狙いがわかったところで面白くないことに変わりはないけど。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 新本
えらく時間かかった。『青色申告デビューガイド』より前に読み始めたのに。
んで。泉鏡花賞作品。虚構のための虚構というか、とにかくメタメタした話だった。小難しいばっかりで全然引き込まれない。こういうのは好きになれない。
中公文庫の筒井はメタな実験作ばっかりだな。
- はにわきみこ
- 情報センター出版局
- 新本
完全フリーランスになってしまった。給与所得がなくなったので、ちょっと青色申告でもやってみるかとこんな本を読んでみた。
んで。複式帳簿とか勘定科目とかの意味がわかってなくても出来そうな気がしてきた。要するに会計ソフトさえあれば理解してなくてもいいんだ。試しに某ソフトの体験版を使ってみたら確かにイケそうな感じ。わからない時はこの本をチラ見すると解決した気になれたりする。なんとなく自信がついたので会計ソフトを購入してみた。これは消耗品、と。
なんか帳簿つけ超楽しい。
- 上野正彦
- 角川文庫
- 古本
普段あまり行かないほうのブックオフの105円棚で発見したので読んでみた。
んで。死因が薬物系限定だったので焦点がハッキリしてたのは評価できる。しかしコピペに近い監察医制度の説明が毎回のように出てくるのは明らかに手抜きだ。角川文庫からの通算5冊目になるんだけど、いつも変わり映えしないなぁ。
文章が下手なのも問題だけど、これはかろうじて許容範囲内としておく。ギリギリ105円の元は取れたかな。
- 筒井康隆
- 集英社文庫
- 古本
集英社文庫はたいがいハズレだからイヤだ。
んで。新日本探偵社という小さな興信所の調査報告書という体裁。ストーリー抜きでいきなり報告書を読ませられても困る。それも漢字とカタカナのみだから想像を絶する読みにくさ。あまりにつまらないから、著者がホントに筒井なのか何度も確認しちゃったよ。正直言って今まで読んだあらゆる本の中で一番つまらなかった。
たぶん実験作だと思うんだけど、何を実験したかったのかすら不明だ。










