読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年08月14日 [雑誌の類]
ハッカージャパン2003.9月号
ハッカージャパン (2003.9月号)
  • 白夜書房
  • 隔月誌
読んダラ通算5号目

隔月誌なのがありがたい『HJ』。季刊だったらもっと嬉しい。

んで。楽しく読めたページは半分ってとこだったからほぼいつも通り。今回は全体的にクロスサイトスクリプティング関連の記事が多かった。意味はよくわかってないんだけどCGIをいじる時に気をつけたほうがいいみたい。

毎号必見の「プロジェクト×(バッテン)」のネタはニコラ・テスラ。名前くらいしか知らなかったというかテスラだかステラだかわかんなくなる程度の認知度だったんだけど、かなり天才かつマッドで面白かった。メジャーになれない理由もわかった。

表紙で大きく扱われてた「Galileoをハックする」はページ数が少なく内容もほとんどなくて愕然とした。なんだこれ。

■2003年08月13日 [雑誌の類]
わしズム (Vol.7)
  • 幻冬舎
  • ムック
読んダラ通算4号目

3ヶ月ぶりに出た『わしズム』を読み終わり。

んで。特集は日本の核武装について。本当に低コストなのかは怪しいけど、研究くらいはしたほうがいいと思う。無意味に横文字を多用した安っぽくてわかりにくい文章を書くから大嫌いな西部邁は核武装賛成派らしい。だったら俺は核武装に反対しようかな。

独立総研というとこの青山繁晴が「対地攻撃能力をすべて外しているF15戦闘機を本来の姿に」などと書いてた。対地攻撃能力と空中給油能力を外されたF-4EJの話は有名だが、15は初耳だ。元々15に対地攻撃能力はないと思うがなぁ。こういう人が国防を語っても説得力ない気がする。

■2003年08月11日 [書籍の類]
本所深川ふしぎ草紙
  • 宮部みゆき
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★★

たまたま家で時代物を発見した宮部みゆきに初挑戦。

んで。上手いという噂は聞いていたけど信じてなかった。どうせ読みやすいだけのジュブナイルなんだろうと。そしたらホントに上手かった。引き込まれて止まらなかった。周平と並べても遜色ないかも。ゴメン、ちょっと褒めすぎた。

宮部の現代物はもっと面白いとか。それなら読んでみたいなぁ。

■2003年08月10日 [書籍の類]
楽譜の余白にちょっと
  • 大町陽一郎
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

雑誌に続けてエッセイ1冊撃墜。

んで。著者は指揮者の人。たぶんもう死んでる。指揮だけに限らず音楽に関わるいろんな話題がタップリで、さらに文章も意外に上手かったので楽しく読めた。この人はカール・ベームの弟子らしい。あとカラヤンは派手に振る印象が強いね。軽く知ったかぶってみた。

惜しむらくは俺が音楽になんの興味もないってことかな。出てくる音楽家は有名どころばかりらしいけど、ほぼ知らん。そんなんでよく読む気になったな。でも音楽を知らなくても楽しく読めたよ。知ってればもっと楽しかったと思うけど。

■2003年08月10日 [雑誌の類]
SECURITARIAN2003.8月号
SECURITARIAN (2003.8月号)
  • 防衛弘済会
  • 月刊誌
読んダラ通算9号目

いろいろ読んでる。頑張ってる。早く今月の雑誌ノルマを達成して小説を読みたい。

んで。まずは『セキュリタリアン』を軽くクリア。そこそこ読める小冊子なのでそこそこ楽しい。あくまでそこそこというのがポイントだ。今月号は愛読中の連載「SUPERミーハーOL日記」が載ってなくて寂しかった。

■2003年08月08日 [書籍の類]
若き獅子
  • 池波正太郎
  • 講談社文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

終わりの見えない池波処分シリーズ遥かなる旅。

んで。また初期短編集。小説だかエッセイだか判然としない池波得意の“こうなった、そしてそうなった”という流れだけを書き連ねた本だった。題材は葛飾北斎がちょっと珍しかったくらいで他はいつも通りの忠臣蔵と幕末シリーズ。

説明文と主観的な感想だけで構成されてて会話のシーンがほとんどないから普段よりは文字数多めだった。句点のあとは必ず改行が入るのはデフォルトだけど。読むのはラクだったが、なんにせよ面白いものではない。

■2003年08月03日 [書籍の類]
剣法一羽流
  • 池波正太郎
  • 講談社文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

司馬遼をやっつけたので久しぶりに池波文庫の処分を再開。

んで。初期傑作短編集。池波にしては珍しいことに全7本のうち3本が現代物だった。これがけっこういい出来で他の時代物の短編より読めたので驚いた。面白いというほどではなかったけど。

そういえば「闇討ち十五郎」という短編は、そっくりな話を別のところで読んだ気がする。池波得意の焼き直しネタかなぁ。

■2003年07月31日 [雑誌の類]
Newton2003.9月号
Newton (2003.9月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算10号目

ローマ時代に興味ある? 俺は全然ない。

んで。特集は「ローマ完成への道」。全く興味ないので非常に困った。読んでみたら面白かったということもなく、ただひたすらつまらなかった。途中、何度も寝た。

つまらないと言えば編集長の竹内均による連載「GEOGRAPHIC」。これが毎号死ぬほどつまらない。『ニュートン』で唯一読まない、というか読めないページ。5行も読むと眠くなるんだもん。どうにかしてほしい。

■2003年07月29日 [雑誌の類]
PANZER2003.8月号
PANZER (2003.8月号)
  • アルゴノート社
  • 月刊誌
読んダラ通算8号目

ちょっと時間が余ったので3ヶ月ぶりに『PANZER』を買ってみた。

んで。心惹かれた特集は「AFV比較論 ブラッドレイ&ウォリアー」。AFVはアツいぜ。強そうだけど弱そうな微妙なバランスがとても好き。MBTより好きかも。人運ぶか戦うかどっちかにしなさい。

この手の雑誌はもっと特集ページを増やしてほしいといつも思う。特に『PANZER』の場合、特集以外のページは読めたものじゃないので特集オンリーでいい。

■2003年07月29日 [書籍の類]
坂の上の雲 (8)
  • 司馬遼太郎
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

やっと終わった全8巻。長く苦しい戦いだった。

んで。日露戦争終結。最終的にバルチック艦隊に余裕で勝って終了したんだけど、ぶっちゃけ日露戦争の勝ち負けなんて今の俺にはどうでもいい。司馬遼から解放された嬉しさに勝るものはない。ひらがなだらけの文章、貧困な語彙、ちょっとしたことでも史上唯一になっちゃう大ウソだらけの誇大妄想、そして頻出する無意味な繰り返し……とても読むに耐えない。

司馬遼のどこが人気なのか俺には全くわからないよ。もう読みたくない。