- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
結婚のきっかけになったフィリピンでの商売が3年がかりで少し前進。現地の日本人経営の会社と手を組み、俺は日本でお客さんを集めることに。まずはWebサイト作るよー。
んで。引き続き山本周五郎、今回は有名作品。経師屋で住み込み職人してるイケメンで腕っこきの栄二が、無実の罪で寄場送りになったりしながらも愚鈍な修行仲間さぶと支え合って成長する話。友情、恋、バトル、災害救助、ビジネスなどなど要素てんこ盛りな内容で、先の展開が気になってしょうがなかったよ。これは名作。
「さぶ」だけどメインがさぶじゃないってのは『赤ひげ』と同じパターンだな。タイトルになってるヤツはサブ。さぶだけに。がはは。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
晩酌の酒量がちょっと気になるお年頃。毎晩、焼酎3合弱。ほぼ休肝日ナシだから年に1石は飲んでる計算だ。単位が石って……頑張れ俺の肝臓。
んで。引き続き山本周五郎、今回のも時代モノ短編集。明るい話やら悲しい話やら種類いろいろ取り揃えで満足じゃ。短い話が多いもんで頼むからもう少し先まで読ませてくれ! と叫びたくなることもたびたびだったけど、そう叫びたくなるほど面白いんだよなぁ。個人的には「末っ子」と「若き日の摂津守」がお気に入り。読んでて気分がよろしい。
しかし周五郎すげぇな。文章は暗いけどすげぇよ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
今年のフィリピン里帰りはGW明けに決定! チケット仮予約完了! 20泊21日! そうか、3週間も行くのか。長ぇ……金ぇ……。
んで。引き続き山本周五郎、今回は時代モノ短編集。古い版の文庫なもんで字が小さくて大変だったけど、中身はこれがまぁ珠玉の名作揃いと言ってよろしい高レベル。ほぼ全て面白かったんだけど、中でも「おたふく」はよかった。シンプルなプロットだけど上手い。こういう読後感のいい話は大好き。もっとよかったのは「山椿」。これ傑作。ラストで従妹と結ばれるところなんか最高。
俺も結婚するなら従妹としたい。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
テレマーク姿勢とか飛型点ってなによ? とにかく遠くまで飛んだヤツが一番に決まってるだろが。恣意的な評価基準のある競技なんてこの世に要らん。
んで。引き続き山本周五郎、今回のは学生時代に読んで面白かった印象がある赤ひげに20年の時を経て再挑戦。赤ひげ先生が主人公だと思ってたんだけど違ったわ。えーとね、若きエリート医師の保本登クンが、わけわかんないまま小石川療養所に飛ばされて「赤髭」こと新出先生の下で成長する話。もうね、さすが代表作。すんごく面白い。もっと読んでいたかった。
ちなみに赤ひげ先生は古谷一行で脳内再生されるよ。異論は認める。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
しばらくフィリピンへの電話にTalktipidを使ってたんだが、まともに繋がらない。チャージした料金が期限切れで消える人糞っぷりに俺の寿命がストレスでマッハ。もう二度と使わねぇ。
んで。引き続き山本周五郎、今回は大好きなパパを苦しめた怨みを晴らしたいファザコン娘が主人公。パパほったらかしで男遊びしてた母親と相手の男どもに制裁を→でも御定法じゃ裁けない→全員私刑。そうして一人ずつ殺しちゃ犯行現場に椿の花びらを残していったわけ。ミステリー仕立てで面白かったんだけど、最後の最後で罪の意識に苛まれて自殺しちゃうのがいただけない。そんなんじゃ立派なアサシンにはなれません。
こういう悲しいオチは困るんだよ。スッキリ気持ちよく読み終わりたいんだよ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
乾燥スパゲッティってさ、茹でると重量が2.4~2.5倍になるらしい。俺の場合、1回に乾燥状態で350~400g茹でるから、つまりペロッと1kg近く食ってるのか。怖。
んで。引き続き山本周五郎、今回は江戸下町モノの中編2本。「柳橋~」は人生の局面でことごとく間違った選択をして不幸街道一直線の女が主人公。気付いた時には遅かったけど自己暗示で幸せになった気がした話。終始モニャモニャした感じでスッキリせず。一方の「むかしも~」は偶直だけの男が愚直を貫き通してようやく遅い幸せを掴んだ話。こっちはキレはないけど後味はよかった。
でも俺が周五郎に求めてるのはこういうのじゃない。もっと爆発力のある傑作を希望する!
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
西友の豪州米に挑戦中。吉林米よりはマシだけど、やっぱり古米風味。オーストラリア時代に現地で食ってた豪州米は美味かったのになぁ。輸送と通関に時間かけすぎか?
んで。ここからは出土品の山本周五郎。根戸川下流にある浦粕というクソ田舎の漁師町が気に入ったので住んでみた。という私小説風ファンタジー。騙されて買ったべか舟(小さいボート)を青く塗ったのがタイトルの由来。登場人物がことごとく個性的というかキチガイ揃いで、なんとも奇妙な世界だった。浦粕すげーな。読んでて気持ちよくはないんだけど、変な面白さはある。
釣ってきた鮒を煮て食うシーンがちょこちょこ出てきたのが印象的。美味いのか? 泥臭くない?
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 手持ち
不調が続く通販は、ついに月間の儲けが妻のパート収入を下回るに至った。これはだめかもわからんね。生活に困ってるわけじゃないが、そろそろ新たなお仕事を考えにゃ。
んで。世の悪評を浴びつつも、ついに酒井老中による伊達藩取り潰し計画の証拠を掴んだ原田甲斐。なにがなんでも藩を守るため、あえて逆臣の汚名を負ったまま散華した。おかげで原田家の男子は全員死罪。家名も断絶。家族大迷惑。でもどうにか藩と樅ノ木は残りましたとさ。めでたしめでたし。
原田甲斐の最期が格好よかったよ。でもこんな人が自分の家族にいたら困るなんてもんじゃない。親のとばっちりで死罪とか勘弁なんだぜ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 手持ち
大学同期と飲んできた。存分に酔っ払った結果、電車とかどうでもよくなって友達んとこ泊めてもらった。もしかして結婚後初の外泊記念日だったかも。
んで。大量に出土した山本周五郎を攻める前に手持ちのを終わらせる。まずはご存じ伊達騒動で樅ノ木が残る話。酒井老中と伊達兵部が伊達藩を潰して山分けしようとしてることに気がついた原田甲斐は韜晦するばかりで阻止する気があるんだかないんだか。国老になったけど政治なんかより山で動物ぶっ殺して生肉食いてぇ、と心ここに在らずな毎日を過ごしているところで上巻終了。
学生時代に読んだはずなんだけど、さっぱり覚えてなくて得した気分。続きが気になるぜ。
- 平岩弓枝
- 講談社文庫
- 貰い物
うーむ。通販の利益がジリジリと減少傾向。売上げは変わってないから純粋に利益が薄くなってるってことだ。困ったから飲む。
んで。日光例幣使の道中、人数が減ったり増えたり謎の死人が出たりしたから新八にオファーが来たの巻。結局、素行の悪い例幣使のお供への敵討ちと幕府に反感を持つ公卿が例幣使を邪魔する計画が別々に同時進行していたのが原因だったんだけど、全て終わった後に「実は……」の解決パターンだったので興醒め。途中、新八たちが山奥に置き去りにされた理由もよくわかんないし。御用旅シリーズは駄作。
本棚を確認したところ、これで手持ちの平岩弓枝は終わりっぽい。御用帳で締めてれば美しかったなぁ。