- 大竹文雄(編)
- ちくま新書
- 貰い物
唐突に妻がバイトすることになった。野菜をカットする工場らしい。時給900円は思ったよりも高い。俺は仕事を辞めてヒモになろうかな。
んで。肥満やら出世やら教育問題といった事象を経済学で考えると、人はインセンティブで動いてることがわかる、という話。身近なネタが多くて読みやすかったけど、どれも結果を説明できるっていうだけなんだよなぁ。未来に関しては人心という不確定要素がある限り机上の空論に過ぎないし、どこが「使える」のかは全くわからない。
不況の日本経済を好転させることができてない経済学だからね。実際に使えてないじゃん、と。
- 小島寛之
- ちくま新書
- 貰い物
西友の中国吉林米に手を出してみた。見た目は普通だが、食べてみると……自衛隊の飯を彷彿とさせる古古米の味! なんで金出して古臭い米を食わねばならんのだ。もう買わない。
んで。確率とか統計の話。といっても数学のお勉強じゃなく、確率を通して世間を眺めるとどう見えるかってことがわかりやすく説明してあって面白かった。特に円周率の話で目から鱗。中学生時代にこういう話を聞けていたら数学を好きになっていたかもしれない。15%くらいの確率で。
ただ、ベイズ推定を利用した迷惑メールフィルタの話題で「スパンメール」と連呼していたのがどうにも気になってなぁ。スパ「ム」メールと書いてくれなきゃ恥ずかしいじゃないか。
- 三田誠広
- 新潮新書
- 貰い物
神保町のネパール料理屋「ヒマラヤ」が閉店してた。安くて美味かったから一時常連だったけど、結婚してから一度も行ってなかった。すまぬ……妻がカレー嫌いなんだ。
んで。算数で子供との絆を深めようという本。小学生でも解けるはずなんだけどけっこう難しい例題がたくさん出てきて頭の体操になった。ただ、俺の経験では父親から算数なんて教わりたくねぇよ鬱陶しい。絆が深まるどころか父親嫌いが加速するの確実だぜ。
自分が親になったら、子供に算数なんて教えない。算数に限らずなにも教えない。手前の甲斐性で学べやガキが。
- 日垣隆
- 新潮新書
- 貰い物
Sleipnirがあまりに重くて耐えられなくなったので試しにFirefox使ってみたら激軽だったので即座に完全移行を決意。さよならIEコンポーネント。
んで。マスコミや国の言うことを素直に信じたらバカを見るよという本。論理的にかなり無茶なこととか当たり前のことを書いてたりもするんだけど、嫌味と皮肉を効かせた書き方は個人的にけっこう好き。もっとも世間はウソばっかりだからこの本に書いてあることも信じない。全部ウソに決まってる。
人生、信じられるのは自分自身のみだ! あ、あとネットも信じる。
- 篠田達明
- 新潮新書
- 貰い物
リニューアルする「さくらのVPS」について詳細を読んでみた。既存プランのままでもメモリは512MB→1GBになるけどディスク容量は20GBで据え置き、だそうだ。プラン変更するかどうか悩ましい。
んで。歴史上の人物の肖像画から患っていた病気を診断してみた本。西洋の写実的な絵はまだいいとして、さすがに戦国武将の肖像画を視診するのは無理がある。意味はない。診断結果が正しかったとしても確かめることはできないし。
この本の実際の目的はいろんな病気を紹介することで、肖像画はただの手段って感じ。
- 鈴木隆
- 集英社新書
- 貰い物
構築から4ヶ月しか経ってないのに「さくらのVPS」がリニューアルを発表。新プランは同じ値段でメモリ、ディスク容量とも大増量ですよ。既存プランの契約もメモリは増強されるみたいだけど……なんだよもう。
んで。匂いとエロスについて生物学やら文学やらを持ち出して妄想した本。基本的に思い込みと勝手な仮説の積み重ねだから説得力皆無で、匂いとエロスの関係を一般化することは到底できてない。匂いフェチじゃない普通の人は、無臭でも興奮するけど臭いと萎えるよ。
知ったかぶりが多いのも香ばしい。脳の短期記憶を例えて「ROMのメモリー」とかね。頭痛が痛いかよ。ROMは不揮発性の長期記憶だよ。知らないなら書くなよ。
- 杉山尚子
- 集英社新書
- 貰い物
自宅サーバを停止して約3ヶ月が経過。部屋が静かで快適だ。電気使用量も減ってるみたい。もしかして電気代の差額でVPS代が出ちゃうんじゃないか。もはや自宅サーバを運用する理由が見つからない。
んで。心理学者が考えたヒトの行動の理由。行動による状態の変化からその行動を起こす理由を説明してるんだけど、どれも当たり前な話すぎて困った。ま、フロイトとかユングみたいな精神分析(こじつけ&ファンタジー)よりはまともだと思うけど、あんまり面白い研究分野じゃなさそう。
それとね。内容以前に製本が左開きで読みにくい。出版社どこだ! と思ったら集英社だった……もうお前ら本作るのやめちまえ。
- 由富章子
- 生活人新書
- 貰い物
フィリピン旅行から帰って以来、通販の売れ行きが落ちてる気がする。旅行以前と比べて売り上げ、利益とも減少傾向。やっぱり同業者が増えてる影響だろうなぁ。先は暗いぜ。
んで。眼科の先生が書いた医者エッセイ。本業だけに目の話題が多い。あとは耳と鼻と口が少しずつ。特に面白いネタがあったわけじゃないけど、なんとなく楽しめた。軽くて読みやすい文章は好評価。貰い物でこれだけ苦労なく読めれば御の字だ。
目で思い出した。そろそろ緑内障予備軍にとっての恒例行事、視野検査に行く時期だ。目が見えなくなるのは死ぬより怖いからな。
- 守山実花
- 光文社新書
- 貰い物
震災から1年経っちゃったよ。その震災での出動が評価されたのか、内閣府の世論調査で自衛隊の印象について「良い」と答えた人が9割超らしい。もはや自衛隊は日陰の存在ではなくなった! この流れで目指せ日本軍創設!
んで。バレエ鑑賞初心者に向けて、楽しみ方を熱っぽく書いてた。でもごめん。俺の場合は好き嫌いの問題じゃなくそもそも興味がないので超どうでもいい。この本を読む前と後でバレエに対する印象が少しでも変わったかといえば、これっぽっちも変わってない。面白そうとも思えず、もちろん見てみたいという気分にもならず。心からどうでもいい。
相変わらず“芸術”の存在意義がわからない。なくても困らんよなぁ。
- 五十嵐敬喜、小川明雄
- 岩波新書
- 貰い物
重い腰を上げてCRTの処分方法を調べたところ、PCデポが引き取ってくれるというので持ち込んだ。無料どころか逆に100円くれた。神対応に感動した。
んで。小泉政権の都市再生本部の規制緩和でどこでも超高層ビルを建てられるようになると景観ガー住民ガーっていう本。でも都市部だったら高層にして土地を有効に使ったほうがいいじゃん。日本の大都市のごちゃごちゃ感は逆にクールだし、むしろ無計画超高層化に大賛成。どんどんおやりなさい。住民? 嫌なら住むな。
そういや、これで読んダラ書籍通算1,000冊に到達。けっこう読んでたことに驚いた。でも、俺たちの読書はまだ始まったばかりだ!