- 藤田紘一郎
- 小学館文庫
- 古本
RPMを自作したくなったのでSPECファイルのお勉強。うむ、面白い。面白くてアッという間に時間が過ぎる。
んで。カイチュウ博士改めウンコ愛好者の清潔否定本。言ってることは『パラサイトの教え』と同じで、要するに“昔は汚かったから良かった、今は清潔だからダメ”という感情論。過度の清潔が生み出した病気にアレルギー疾患の他、なぜかエイズが挙げられてた。清潔にしてるとエイズになるという話は初耳だ。行き過ぎた清潔に警鐘を鳴らしたい気持ちはわかるが、だからといって無茶やウソを書いていいとは思わない。科学者としての見識を疑う。
寄生虫の本は面白いけど、こういうのを読んじゃうとちょっとね。
- 青木邦弘
- 光人社NF文庫
- 新本
2年ぶりで入間航空祭を見物。電車より原チャのほうが早いとわかったが、もう行く機会はなさそうだ。T-4飽きた。
んで。新本で中島飛行機物。キ115(剣)の主任設計者が書いた本だというから読んだのに、翼面荷重による日独英の戦闘機比較という既に語り尽くされた話ばかりで中島の技術者ならではの話はほとんどなかった。期待した剣についての記述は巻末のオマケ程度。意味のない本を読んでしまった。
おまけにググってたらClassical Airplane Museumというサイトに剣の話が全文掲載されてるのを見つけちゃった。金返せ!
- 日経サイエンス
- 月刊誌
読書の途中だけど雑誌。
んなわけで「エネルギーの未来」特集が80ページくらい続いた。地球温暖化絡みのエネルギー消費量やCO2排出量の動向がメインで、技術的な話が少なかったからツラかった。バイオマス燃料は面白そうだけど、食べ物を潰してまで燃料にするのはどうかな。そんなことするくらいなら原子力のほうがいいと思う。原子力発電は電気の質がいいから電気釜で炊いたお米がふっくら仕上がるし。ウソだけど。
塩谷喜雄は建前で書いてるだけなのか本物のお花畑なのかわからんが、きれい事すぎて話にならん。
- 唐沢俊一
- ハヤカワ文庫
- 古本
金曜日なので隣のチームの人と飲んできた。居酒屋だけのつもりが、酔った勢いでキャバクラはしご。贅沢しすぎた。
んで。雑学の人のデビュー作らしい。唐沢家は薬局だったらしく、それなりに詳細な薬局の姿がそれなりの説得力で語られていてそれなりに楽しめた。でももっとディープな話を期待していたので、なんか裏切られた気分がなきにしもあらず。期待しすぎなのかなぁ。
これならなをさんの勝ちだな。
- 丸谷馨/夏目房之介(絵)
- 朝日文庫
- 古本
今日の晩飯。サンマの刺身、塩鮭、炒り豆腐。ビールと発泡酒350mlずつ、麦焼酎お湯割り1杯。締めは自然薯のとろろ飯。ちょっと野菜不足。
んで。タウンページに載ってるマイナーな職業をレポートしたコラム。建物を移動させる「曳家」、木工職人「指物師」あたりは普通に興味深かった。「鑿井」を“さくせん”と読むことなど普通に勉強になった。後半はネタ切れっぽかったけど普通に読めた。
とにかく普通だった。物凄く普通。あまりに普通すぎて普通に驚いた。それくらい普通。
- 山本正之
- ソニー・マガジンズ文庫
- 古本
今日の晩飯。クレソンとチーズのサラダ。ビールと発泡酒を350mlずつ。あとカレーライス。カレーは大変危険な食物だ。必ず食い過ぎる。
んで。タイムボカンの歌の人が自身のファンクラブ会報に連載してた小説(なのか?)をたまたまブコフで発見したので読んでみた。面白いのは歌だけの山本正之だからそれなりに覚悟はしてたんだけど、俺の予想の遥か上をいく凶悪さだった。これは信者じゃなきゃ無理。
山本正之の歌は好きなんだよ。オンセンガーの主題歌もソラで歌えるくらい好きなんだよ。でもゴメン。これマジで受けつけない。つまらなすぎて吐き気がする。
- 堀井憲一郎
- 講談社文庫
- 古本
書くことないから晩飯の献立でも。大根葉とお揚げのおひたし、伊達揚げ、しめ鯖、ブリ大根。ビールと発泡酒を350mlずつ。タマネギの味噌汁。松屋の牛めし(冷凍)。けっこう食ってるな。
んで。『巨人の星』の不可解な点をつっついた本。それなりに笑える場面はあったけど、正直ウザい。話を脱線させて自分でボケて自分でツッコむ、というのを延々と繰り返してて痛々しかった。それでも元気だけは失わないからますますウザい。
このタイトルが全てを表していると言える。ウザいよ。
- 西村繁男
- 幻冬舎文庫
- 古本
今週末は田舎で法事なので1人留守番。ここぞとばかりに大好物のスパゲティを420g茹でてみた。マ・マーのミートソースの缶詰で食った。ペロッと入った。なんつーか、胃袋スゲェ。
んで。元ジャンプ編集長の思い出。独自のシステムを確立したら売れたとかいう話。編集者上がりの人間が書きそうな文章だった。ノンフィクションということになってるけど、やたらドラマチックな展開が多かったので作り話だろ。これが実話だったら感動的だけど、集英社だから信じられない。
著者を含めて、出てくる連中がみんな人間的魅力に乏しかった。集英社だから信じられる。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 古本
弟が中古のノートPCを買いたいと言うので秋葉原で合流。それなりの品をゲトした後、万世でステーキ食おうという話になったんだが1階の立ち飲みに吸い寄せられた。バイトのお姉ちゃんが面白かった。また逝こう。
んで。筒井のエッセイ+漫画集。74年に書かれた未来予測エッセイ「二○○一年暗黒世界のオデッセイ」は見事なまでにハズレ。ブラックなだけが取り柄か。「筒井康隆全漫画」は絵も技法も見るに耐えない。素人が漫画なんて描くなよ。残りのエッセイも全部つまらなかった。
行き場のなかった余り物を集めたという感じだな。










