読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2006年10月17日 [書籍の類]
翼に日の丸 (下) 閃風篇
  • 川又千秋
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

祝 『結界師』アニメ放映開始。昨日の夕刊に豪快な広告が載っててちょっと感動した。観る気はないけどガンガレ時音さま。

んで。中断から9年、遂に『ラバ空』完結! 不安を抱き続けた進行ペースは下巻に入って一気に加速、なんとか終戦を迎えた。でもぶっちゃけ不満だらけ。だって中断後の展開は、ほぼ外伝を繋げただけなんだもん。閃風は「〈吉野〉激濤譜」だし、呂式震電は「成層圏の撃墜王」の人名置換だし、おまけに置換忘れで小林中尉が「我、里見一番」なんて言ってるし。これで完結だなんて、ラバ空を汚された気分。

翼に日の丸 外伝 極光篇』というのも出てるけど、これはもうラバ空外伝そのままな予感がするぜ。

■2006年10月12日 [書籍の類]
翼に日の丸 (中) 烈風篇
  • 川又千秋
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

予定よりも仕事時間の消化が早いので、このままだと来月上旬には時間がなくなる。そうすると冬休みは2ヶ月だな。夢が膨らむ。

んで。『ラバ空』リターンズ中巻。風間は順調に撃墜数を稼ぎ、ミロクの中尉はそれ以上に墜としまくっているから安心しろ。この巻の見所はなんつっても双戦の勇姿に尽きる。アリューシャンを攻めた後ラバウルに展開してスタンレー越えて……あら、双戦壊れたな。ラバ空≒双戦というイメージだったけど、双戦って案外短かったのね。そしてその後の雷電が案外長かった。そういうわけで主戦は双戦と雷電。烈風は巻末間近でようやく登場。このシリーズはサブタイがズレてる。

気になる進行はやっとラバ空8巻。残り1冊で終戦まで辿り着くのか不安が募る。

■2006年10月09日 [書籍の類]
翼に日の丸 (上) 双戦篇
  • 川又千秋
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

金魚の水槽に小さい植木鉢を沈めた。最初は警戒していたけど、さっき見たらしっかり隠れ家にしていた。気に入ってくれたようだ。

んで。『ラバウル烈風空戦録』の完結編というか焼き直しというか、とにかくラバ空が知らないうちに文庫になって帰ってきてた事実を古本屋で知った。どうもラバ空は著者が執筆途中で死んだことになったらしい。で、残された資料を元にまとめ直したのが本作という設定。蛇足が削られたり主人公が三人称になったりの小変更はあるけど、ほぼラバ空そのまま。上巻はラバ空1~3巻相当。双戦編というよりも零戦編だ。

このペースで終戦まで辿り着くのか不安になってきた。

■2006年10月07日 [書籍の類]
戦車映画
  • 吉田戦車
  • 小学館
  • 新本
俺満足度:★★☆☆☆

カオスな未読棚を整頓した。面白そうな本から何故買ったのか不明なものまで100冊近い未読本がズラリ。さぁ読むぞ。

んで。流れのまま戦車物(吉田)。映画の感想エッセイ。B級以下の邦画に偏ってて、俺が観たことのある映画は1つも出てこなかった。ポリアンナばりの良かった探しを見せる吉田戦車の姿はそれなりに読めたけど、『吉田○車』シリーズのレベルにはほど遠い。

どの映画もつまんなそうだった中、強いて挙げるとすればゴジラの『東京SOS』と『FINAL WARS』が気になったかも。つまらなそうなことに変わりはないが。

■2006年10月06日 [書籍の類]
戦後日本の戦車開発史 特車から90式戦車へ
  • 林磐男
  • 光人社NF文庫
  • 新本
俺満足度:★★★☆☆

DNSラウンドロビンで遊んでたら本日の仕事終了。この3連休はカオスじみてきた本棚を整理して読書モチベーションを高めよう。

んで。読む前にブコフで発見するとショック死するので新本優先。元三菱重工の装甲車両設計担当が書いた戦車、というか戦闘車両の話。出てきたのは61式、74式、60式APC、73式APC、60式自走無反動砲、60式自走迫、75式自走榴あたり。90式と89式FVにも軽く触れてたけど基本は第2世代まで。昔の話ばかりだったけど国産兵器開発は面白い。話題が動力系と足回り限定だったのが残念だ。

たまにデジャブっぽいと思ったら『PANZER』連載だった。納得。

■2006年10月04日 [書籍の類]
日本の公安警察
  • 青木理
  • 講談社現代新書
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

ようやく筋肉痛が治ったので仕事できるようになってきた。午後から出社してPostgreSQLやJavaScriptで遊んでると終わる。超楽しい。こんな日がずっと続けばいいのに。

んで。流れのまま警察物。公安警察の成り立ちや活動内容を解説してあって面白かった。公安調査庁に触れていたのもよい。共同通信の記者だけに反公安、反体制な立場の人だったけど、興味深いネタが多かったから許せる。「泥棒を捕まえなくても国は滅びないが、左翼をのさばらせれば国が滅ぶ」という格言があるらしい。納得できる。刑事警察は嫌いだが公安は頼もしい。

サヨクを潰してくれるなら世の中が多少息苦しくなっても我慢する。監視社会ドンと来い。もう公安、公調、情本内調など全部統合しちゃおう。甦れ特高、むしろ特高を超えていけ!

■2006年10月02日 [雑誌の類]
日経サイエンス (2006.11月号)
  • 日経サイエンス
  • 月刊誌
読んダラ通算6号目

読書の途中だけど雑誌。

んなわけでトップ記事は朝永振一郎生誕100年記念の「くりこみ」。場の量子論に則って電子の自己相互作用を計算したら無限大になって困ったのでくりこんだらしい。全く意味不明だったが、男前な顔で「くりこみ」とか言ってノーベル賞ゲトした朝永博士はスゴかったのだろう。俺が興味を持てたのは「マッハ15を目指すスクラムジェット」。知らないうちにずいぶん開発が進んだな。禁煙がイヤで海外に行けない俺としては早いとこ旅客機に積んでくれると嬉しい。オーストラリアまで2時間以内で行ってくれ。

遺伝子の記事を読んでて思った。コード増設しすぎ。俺が神様だったらイチから書き直したい。Perlで。

■2006年09月28日 [書籍の類]
警察が狙撃された日 国松長官狙撃事件の闇
  • 谷川葉
  • 講談社+α文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

通勤再開。1040起床はなんとかなった。仕事内容もなんとかなった。でもツラい。家~駅の徒歩が。いきなり激しい筋肉痛に襲われて日を追うごとに悪化。家を出るのが超怖い。超痛い。

んで。流れのままオウム、というより警察内のゴタゴタの話。自称狙撃犯の小杉が警察官だったもんだから偉い人が保身に走ったり政争の具にしてたら全てうやむやになった、ということらしい。あとは刑事警察と公安警察の仲が悪くてうやむやになったとか、警察庁と警視庁の仲が悪くてうやむやになったとか。情報ソースが全部匿名だから一橋文哉と似たようなもんだ。

最終章は抽象表現が弾けてた。「うち震えながら律動を起こす各エレメントが、自然発火した熱力学に従って反発と結合と衝突をくりかえす」って、どこがオウムの説明なの? 文字数稼ぎ?

■2006年09月24日 [書籍の類]
オウム帝国の正体
  • 一橋文哉
  • 新潮文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

明日から通勤再開で鬱。気晴らしにFoxFMを聴いてみた。ああ、オージー英語はいいなぁ。半分も理解できてないけどさ。

んで。グル死刑確定記念に読んでみた。一橋文哉だからオウムの真犯人が出てくることを期待してたんだけどダメだった。マフィア、暴力団、政治家を絡めるあたりは一橋らしかったけど、ウソとわかるウソが多すぎて興醒め。国松長官狙撃に使用された弾を「殺傷力の高いホロー・ポイント弾、通称357マグナム弾」とか。マグナムと弾頭形状は関係ないよね。

一橋の書くことなんて最初から全部ウソだとわかってるけど、それでももう少しそれっぽく書いてくれなきゃ困る。

■2006年09月16日 [書籍の類]
破滅 梅川昭美の三十年
  • 毎日新聞社会部(編)
  • 幻冬舎アウトロー文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

いきなり落ちた金魚を埋葬した。ゴメン金魚。生き残った3匹は新居で落ち着かないご様子。暑いのか? と思って転がってたACアダプタとケースファンで水槽をクールダウン。楽しいな。

んで。流れのまま事件物。猟銃持ったキチガイが銀行に籠もって大変だった話。犯人の梅川くん、人質の耳を削ぎ落とさせたり女子行員を裸にして並べたりして遊んでたらSATの拳銃で射殺された。事件自体は面白かったんだけど、写真も図もないから状況が見えん。あと事件発生まで引っ張りすぎ。母親が42才の時の子だったり15才で強盗殺人だったりと笑い所は多かったけど、とかく冗漫。

素材を活かし切れてないあたりが毎日新聞か。