読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年11月07日 [書籍の類]

七瀬ふたたび

  • [著] 筒井康隆
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 新本
  • 俺満足度:★★★★

再七瀬。

んで。前作では七瀬の他に超能力者は出てこなかったんだけど、今回は超能力者インフレ。もう1人の精神感応能力者の他に未来予知能力者、念動力者、透視能力者、果ては最終兵器の時間旅行者まで登場だ。この超能力者連中が1人を除き魅力的なキャラクター揃い。特に念動力のヘンリーがいい味。

少しずつ仲間が増えていく中、超能力者を消したがる謎の組織が登場して大変なことになった。この謎の組織との戦いはSF作家の本領発揮でかなり面白い。特に時間旅行能力が絡んだあたりはとにかくSF。話に動きがあるし味方だ敵だと人間関係が比較的ハッキリしてるから前作よりも好きだな。

そしてラストは一気に超能力者デフレ。