なんだか分厚い文庫本。筒井の長編にはあまり良い印象を持ってないのだが果たして。
んで。贈答、接待、盗聴、横領、麻薬、放火、ゲロ等々、アングラな専門家ばかりが集まった「梁山泊プロダクション」が世間の良識を自称するヒマなおばちゃんと大激闘を繰り広げるドタバタ喜劇。盛り沢山で面白かった。
ところで「俗物」ってなんだ? と思って辞書を引いたら「世間的な名誉や利益ばかりを追う人。俗人。」と載っていた。なるほど、俺は俗物だ。