読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年11月25日 [書籍の類]
12人の浮かれる男 筒井康隆劇場
- [著] 筒井康隆
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
筒井康隆劇場シリーズは戯曲集。既に絶版なんだけど状態の良い古本を発見。
んで。表題作は『12人の怒れる男』のパロディ。怒れるほうでは陪審員が有罪から無罪に転じていったけど、浮かれるほうは逆に無罪を無理矢理有罪にしていく話。ブラックでよかった。「スタア」は筒井初の戯曲だとか。大勢によるドタバタはまさに筒井という感じだった。
「情報」「改札口」「将軍が目醒めた時」の3編は小説を戯曲化したものか。小説とは雰囲気が違ってそれなりに面白かった。戯曲なんて面白くないと思ってたけど、面白い戯曲は面白いのかも。