読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2006年09月03日 [書籍の類]

深海の使者

  • [著] 吉村昭
  • [刊] 文春文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★☆☆

総火演に行ったり御巣鷹の尾根に行ったりと珍しくアクティブライフ。生活のリズムが日替わりだから体内時計ボロボロ。

んで。日独間を行き来した潜水艦の話。距離を考えないで同盟組んじゃった大日本帝国。飛行機は無理だから潜水艦ってことでインド洋横断→喜望峰大回り→大西洋北上→至ドイツ航路。片道2ヶ月。そういう日独往復便を企図すること5回、うち沈没したもの出発時1、ドイツ直前1、日本直前で2。つまり成功は1便のみ。ドイツ遙かなり。吉村昭らしく暗い狭い怖いと3拍子揃ってた。鹿児島弁による日独間電話連絡や消えた長距離連絡機A-26の話がなければもっと息苦しかったろな。

そういえば先日、吉村昭が死んだって。最近の人だったのね。