読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2007年01月07日 [書籍の類]
アーロン収容所
- [著] 会田雄次
- [刊] 中公文庫
- [入手経路] 古本
- 俺満足度:★★★☆☆
今年も7日間が経過したけどなにもしてない。外気に触れてない。太陽を見てない。素晴らしき哉ニート&ヒキコモリ人生。
んで。収容所物。ダモイ、ダモイと思い込んで読み始めたら全然違ってビルマが舞台だった。ノーダモイ。ゴーホーム。同じく東南アジア収容所物だった大岡昇平の『俘虜記』に比べて、こちらのほうが具体例が多い、観察眼が冷静、自分だけの世界に逃げない、泥棒の手口のような笑いがあってダレない、そしてなにより文章が読みやすい。以上の点から会田雄次の圧勝。大岡は殻に閉じこもって堂々巡りしてただけだからな。
イギリス兵、インド兵などがいた中で、目立って程度が悪かったのは豪州兵だったそうな。わからなくはないが、困ったねぇ。