読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2008年02月20日 [書籍の類]

特攻基地 知覧

  • [著] 高木俊朗
  • [刊] 角川文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★★☆☆

新イージス艦が体当たりで漁船を撃沈。自国の船を沈めてどうするよ……。「しらね」の火災といい、ここんとこ弛みまくってるな海自さん。

んで。知覧基地から出撃していった陸軍の特攻隊員をめぐる悲喜こもごも。無能な上層部に死を命ぜられ、悩みながら死んでいった若者たちの悲壮感はけっこう感動的だった。中には未練たらたら実家近くに飛来、村人2名を巻き添えに墜落死というショッキングなほど使えないヤツもいたが。川崎渉少尉だっけか。無関係な民間人を殺しちゃダメだよ。

惜しむらくは人間ドラマばっかりだったこと。特攻機、特に爆装した戦闘機のハードウェア面の話も読みたかった。むしろそっちを本題にしてほしかった。