- 島田裕巳
- 新潮新書
- 貰い物
弁当とか送り迎えが大変だ、という話を母親にこぼしたら「子供を持つというのは大変なことなのよ」と言われた。母よ、あれは子供じゃなく妻だ。
んで。人の相性を決めるのは兄弟の中での生まれた順番だったという本。第一子、真ん中っ子、末っ子、一人っ子の4種類に分けて相性の良し悪しを説明してるんだけど、まぁ無茶だ。それぞれ元になってるのは典型的なイメージでしかないから例外が大量だろ。むしろ例外のほうが多い。そうなると既に例外じゃない。俺も当てはまってない。
思いつきからの進展がなくて、どうとでもとれる書き方なのがどうにもくだらない。馬鹿話としてなら読めるかな。
- 池内紀
- 中公新書
- 貰い物
うだうだしてたら「さくらのVPS」新プラン優遇乗り換えの申し込み期間が終わってた。ま、メモリは増やしてくれるって話だしディスク容量は20GBで余りまくってるし、もういいや。新プランなんて忘れよう。
んで。年寄りの旅エッセイ。一人旅を楽しむ指南書みたいなアオリがついてたけど、全然そんなことないただの旅エッセイ。特に変わった体験をするでもなく、ひたすらだらだら。そしてなにかあるとすぐに詩を引用したがる。むしろ詩を引用するためにエッセイ書いてる感じ。そういうの要らない。
これ読んで「ひとり旅楽しそう」と思うヤツがいるとは思えん。なにこれ意味がわからん。
- 青木保
- 岩波新書
- 貰い物
早朝シフトの工場勤務で頑張る妻。俺はといえば、お弁当を用意して、朝5時にバイクで送ってあげている。ちっと過保護かのー。
んで。どうすりゃ地球が平和になるのかを文化人類学者が考えてみた本。結局、異なる文化を認め合ってお互いの文化の力を高めることで仲良くなれるらしい。なにこの空虚で無意味な理想論。あのね、その程度のことは言われるまでもなくみんなわかってるの。問題は、どうやったらそれが実現できるかだろ。
ぼくのかんがえたへいわなせかい。ぶんかをみとめあったらいいとおもいます。頭の中お花畑か。
- 大竹文雄(編)
- ちくま新書
- 貰い物
唐突に妻がバイトすることになった。野菜をカットする工場らしい。時給900円は思ったよりも高い。俺は仕事を辞めてヒモになろうかな。
んで。肥満やら出世やら教育問題といった事象を経済学で考えると、人はインセンティブで動いてることがわかる、という話。身近なネタが多くて読みやすかったけど、どれも結果を説明できるっていうだけなんだよなぁ。未来に関しては人心という不確定要素がある限り机上の空論に過ぎないし、どこが「使える」のかは全くわからない。
不況の日本経済を好転させることができてない経済学だからね。実際に使えてないじゃん、と。
- 小島寛之
- ちくま新書
- 貰い物
西友の中国吉林米に手を出してみた。見た目は普通だが、食べてみると……自衛隊の飯を彷彿とさせる古古米の味! なんで金出して古臭い米を食わねばならんのだ。もう買わない。
んで。確率とか統計の話。といっても数学のお勉強じゃなく、確率を通して世間を眺めるとどう見えるかってことがわかりやすく説明してあって面白かった。特に円周率の話で目から鱗。中学生時代にこういう話を聞けていたら数学を好きになっていたかもしれない。15%くらいの確率で。
ただ、ベイズ推定を利用した迷惑メールフィルタの話題で「スパンメール」と連呼していたのがどうにも気になってなぁ。スパ「ム」メールと書いてくれなきゃ恥ずかしいじゃないか。
- 三田誠広
- 新潮新書
- 貰い物
神保町のネパール料理屋「ヒマラヤ」が閉店してた。安くて美味かったから一時常連だったけど、結婚してから一度も行ってなかった。すまぬ……妻がカレー嫌いなんだ。
んで。算数で子供との絆を深めようという本。小学生でも解けるはずなんだけどけっこう難しい例題がたくさん出てきて頭の体操になった。ただ、俺の経験では父親から算数なんて教わりたくねぇよ鬱陶しい。絆が深まるどころか父親嫌いが加速するの確実だぜ。
自分が親になったら、子供に算数なんて教えない。算数に限らずなにも教えない。手前の甲斐性で学べやガキが。
- 日垣隆
- 新潮新書
- 貰い物
Sleipnirがあまりに重くて耐えられなくなったので試しにFirefox使ってみたら激軽だったので即座に完全移行を決意。さよならIEコンポーネント。
んで。マスコミや国の言うことを素直に信じたらバカを見るよという本。論理的にかなり無茶なこととか当たり前のことを書いてたりもするんだけど、嫌味と皮肉を効かせた書き方は個人的にけっこう好き。もっとも世間はウソばっかりだからこの本に書いてあることも信じない。全部ウソに決まってる。
人生、信じられるのは自分自身のみだ! あ、あとネットも信じる。
- 篠田達明
- 新潮新書
- 貰い物
リニューアルする「さくらのVPS」について詳細を読んでみた。既存プランのままでもメモリは512MB→1GBになるけどディスク容量は20GBで据え置き、だそうだ。プラン変更するかどうか悩ましい。
んで。歴史上の人物の肖像画から患っていた病気を診断してみた本。西洋の写実的な絵はまだいいとして、さすがに戦国武将の肖像画を視診するのは無理がある。意味はない。診断結果が正しかったとしても確かめることはできないし。
この本の実際の目的はいろんな病気を紹介することで、肖像画はただの手段って感じ。
- 鈴木隆
- 集英社新書
- 貰い物
構築から4ヶ月しか経ってないのに「さくらのVPS」がリニューアルを発表。新プランは同じ値段でメモリ、ディスク容量とも大増量ですよ。既存プランの契約もメモリは増強されるみたいだけど……なんだよもう。
んで。匂いとエロスについて生物学やら文学やらを持ち出して妄想した本。基本的に思い込みと勝手な仮説の積み重ねだから説得力皆無で、匂いとエロスの関係を一般化することは到底できてない。匂いフェチじゃない普通の人は、無臭でも興奮するけど臭いと萎えるよ。
知ったかぶりが多いのも香ばしい。脳の短期記憶を例えて「ROMのメモリー」とかね。頭痛が痛いかよ。ROMは不揮発性の長期記憶だよ。知らないなら書くなよ。
- 杉山尚子
- 集英社新書
- 貰い物
自宅サーバを停止して約3ヶ月が経過。部屋が静かで快適だ。電気使用量も減ってるみたい。もしかして電気代の差額でVPS代が出ちゃうんじゃないか。もはや自宅サーバを運用する理由が見つからない。
んで。心理学者が考えたヒトの行動の理由。行動による状態の変化からその行動を起こす理由を説明してるんだけど、どれも当たり前な話すぎて困った。ま、フロイトとかユングみたいな精神分析(こじつけ&ファンタジー)よりはまともだと思うけど、あんまり面白い研究分野じゃなさそう。
それとね。内容以前に製本が左開きで読みにくい。出版社どこだ! と思ったら集英社だった……もうお前ら本作るのやめちまえ。