- 柳田邦男
- 講談社文庫
- 古本
FF11復帰を機に新マシンを組んでみた。総額4万円の激安構成だけど、まぁ満足。ただしOSがXPになってしまった点を除いて。Win2000がいいんだけど、ドライバがない。悲しすぎる。
んで。手持ちの大宅賞シリーズが品切れになったので、ここからは技術物で攻めてみることにした。日本企業が頑張って逆転した話。まず上巻はNECのIC/LSI、マツダのサバンナRX-7、川崎製鉄の底吹き転炉、ビクターのVHSの4本。図が一切ないおかげでサバンナのワットリンクの構造とかサッパリだったけど、どの話も読みやすかった。
読みやすかったにも関わらず1週間以上かかったのは、たぶんFF11のせい。
- 野田正彰
- 文春文庫
- 古本
彼女(はーたん6才)と横浜開港祭に行ってきた。はーたんは俺の言うことを全然聞かないので可愛いなぁと思った。
んで。80年代の先駆的パソオタとかIT起業家を研究したつもりになってみた話。第18回大宅賞受賞作。もうね、捉え方が表面的すぎて読んでらんない。理解できないものを古臭い枠にはめて安心したかったのか知らんけど、わかってないのなら本なんか書かないでよ。こんなもんに大宅賞やらないでよ。
基本的にオールドタイプは使えない連中なんだが、中でもこの著者の世代は際立ってダメだから非常に困る。
- 早瀬圭一
- 新潮文庫
- 古本
FF11を再開して5日目、外人からLSに誘われた。っつーか、なんでこんなに外人ばっかりなんだ? それはそれで面白いからいいんだけどさ。
んで。板橋福祉事務所のケースワーカーと老人の話。第13回大宅賞受賞作。年寄りを老人ホームに入れてみたり、老人ホームで問題を起こした年寄りをどうにかしてみたり。読みやすい文章のおかげで興味もなにもないわりには読めたけど、印象に残ったのは登場キャラの平均年齢の高さくらい。
正直言って、年寄りなんて存在する価値ないと思うのだよ。お小遣いをくれるなら話は別だが。
- 近藤紘一
- 文春文庫
- 古本
迷った末に復帰してみた5年ぶりのヴァナ・ディール。拡張ナシの初代パッケージだけど、特に問題はないみたい。めくるめくソロ冒険の始まりだ。
んで。サイゴンから来た人のデビュー作。ベトナム戦争のトリを飾るサイゴン陥落を現地住民視点で見ちゃった話。ドンパチ不足なのが残念だったけど、それでもベトナム人の嫁と連れ子の話なんかよりは面白かった。大宅賞はこっちにあげるべきだったんじゃなかろうか。
そういや韓国人はベトナムでも嫌われ者だったらしい。世界中どこに行っても嫌われる韓国人。これは、もはや一種の才能だな。
- 近藤紘一
- 文春文庫
- 古本
唐突にFF11をやりたくなったのだ。5年前に遊んだ時は2ヶ月で飽きて止めちゃったけど、今なら楽しめそうな気がする。どうしよっかなぁ。
んで。サンケイ新聞のベトナム特派員が現地で調達して日本に持ち帰った嫁と娘の話。第10回大宅賞受賞作。出会いから始まって、日本での生活とか娘(嫁の連れ子)の子育てのこととかで文化の違いが云々と書いてるわけだが、単にのろけてるだけのような気もする。
そもそも相手がベトナム人じゃ全然興味湧かないの。
- 深田祐介
- 新潮文庫
- 古本
お仕事でWin2003をいじる機会があったので、メディアサーバを使って動画ストリーミング鯖を立ててみたら超簡単だった。けっこうやるじゃんMicrosoft。
んで。元日航広報部次長の70年代ヨーロッパ駐在エッセイ。第7回大宅賞受賞作。ロンドンやらパリを舞台に、東西の文化の違いから来る笑い話とかそいういうの。とんでもなく面白いってわけじゃないけど、軽妙洒脱な文章でけっこう楽しく読めた。バードウォッチングという趣味があると知って驚いてたりして、なんだか時代を感じるぜ。
あれだな。大宅賞狙うなら海外駐在エッセイがオヌヌメ。
- 木村治美
- 文春文庫
- 古本
いつも通り仕事して、いつも通り帰宅して、いつも通り晩酌して、いつも通り寝る。そういう日々。喜びもなければ殺意もない。感動不足が深刻化。
んで。ロンドンで暮らしてみた駐在家族のエッセイ。第8回大宅賞受賞作。買い物のこととか住宅事情とか子供の学校の話とか。俺はロンドンなんて行ったことないが、さすがコモンウェルスだけあってオーストラリアと似てる部分が多かった。おかげですごく共感できたよ。インパクトには欠けたけど面白かった。っつーか8ヶ月しか住んでなかったのに細かいとこまでよく見てるな、この人。
それにしても大宅賞ってこういう海外生活密着型エッセイ大好きだな。
- 家田荘子
- 文春文庫
- 古本
ゴールデンウィーク後、初の週末。このままずっと休んじゃいたい気分だよなぁ。仕事したくないよなぁ。来月は休むとしよう。
んで。アメリカでエイズ患者支援のボランティアをやったら情が移ったのでエイズ患者への差別をなくそう、とかいう話。第22回大宅賞受賞作。文章は読みやすかったけど、別に面白くもなんとも。明確に理解できたのは、エイズが治療法のない高致死率の伝染病だということくらいか。
“君子危うきに近寄らず”という言葉がある。つまり「私を抱いてそしてキスして」と言われても絶対やだ。
- 吉田司
- 文春文庫
- 古本
いつの間にか完成していた那須の別荘を見てきた。安普請なのは隠せないが、縁側とか土間が古民家風でよさげな雰囲気。問題は公共の交通機関で辿り着けないことだな。ダメじゃん。
んで。支援者もどきが書いた胎児性水俣病患者たちの生の声みたいなもの。第19回大宅賞受賞作。確かに赤裸々ではあったけど、文章は下手だし内容はまとまりに欠けるしで、読んでいて不快。これ本当にプロの物書きか? 材料をそのまま並べるんじゃなく、もう少し調理してから本にしてくれ。
これが大宅賞受賞作だとはとても信じられない。“著者がその場にいた”ことを重視しがちな大宅賞だけど、それでもこれはないわ。
- NHK「東海村臨界事故」取材班
- 新潮文庫
- 古本
ついさっき前の本を読み終わったのに、なんかもう次のを読み終わっちゃった。このまま勢いに乗りたい。
んで。東海村の核燃料加工施設で、横着したら臨界しちゃって大変だった人の治療の話。病院に担ぎ込まれた直後は、けっこう普通に治っちゃうかも? という感じだったんだけど、3週間が経過したあたりからスゴい勢いでダメになってた。細胞が再生しなくてズンドコ悪化よ。『朽ちていった命』というのは言い得て妙。これは読み始めたら止まらない。
まぁなんだ。人類の科学力が「被曝? バファリン飲んどけ」くらいに発展しますように。