- R.P.ファインマン/大貫昌子(訳)
- 岩波現代文庫
- 新本
生きる気力がなくなってきた。激しくつまらない仕事+花粉症のコンボ。くしゃみするたびにエナジーが抜けていく。
んで。ちょっと知的にノーベル物理学賞を取った学者のエッセイ。アメリカあたりじゃ有名な本らしい。分厚い紙のせいで見た目ほどにはページ数の多くない岩波文庫など、新書に比べりゃ恐るるに足らん。でも小難しそうとか思いながら読み始めてみたら、ファインマン先生が他人をアグレッシブにからかい続ける話だった。物理関係ねぇー。微分とか積分とか級数とかいう単語が視界をよぎった気がするけど意味不明だから全て気のせいということにした。
この人が取っちゃうノーベル物理学賞、なんかチョロそう。

姫姉さまが死んじゃった
- 藤木俊
- 小学館
このままじゃ姉キが…!! 姉キが死んじまう…!!
(番司が姉さまをゴンガンしながら。)
かなえ姉さまが壊れちゃうぅぅぅぅ。それも実の弟の手で。こんな素敵なシチュエーションに萌えないヤツなどいない! この場面だけ電車の中でコッソリ3回読み返しちゃった。
だって実の姉が…姉で……ゴンガンって……死んじまう! ああぁ、かなえ姉さま…かなえ姉さま……巫女コスプレうっ(;´Д`)ハァハァ
- 渡辺洋二
- 文春文庫
- 新本
杉の花粉が大変だ。クスリ飲んだら効かないくせに眠くなるので仕事できねぇ。普段からしてないのは内緒だ。
んで。渡辺洋二って証言ベースの人間中心が多いから実はかなり苦手なんだけど、今回は機体寄りの話があってそこそこ。零観の戦いを描いた「過負荷空域に苦闘す」と、震電の開発物語は大好きな機体だけに面白かった。「最高速レシプロ機 研三」は軍用機じゃないから興味ないんだけど『衝撃降下90度』的世界でちょっとだけアツかった。
資料的で盛り上がりに欠けるけど、貴重な時代の記録だろうから末永く書き続けてもらいたい。人間じゃなく機械の話を。
- 佐藤和正
- 光人社NF文庫
- 新本
週末。そろそろ失踪しようとしていたちょうどその時たまたま週末が来たことに感謝するがいい>愚民ども。
んで。光人社NF文庫は作家に文才がなかったり日本語が不自由だったりすることが多いんだけど、今回のは当たりだ。11コの島の玉砕っぷりを描いた短編集。各島とも証言者が1人ずつなので細かい部分の信憑性は疑問だけど、それはそれとして面白かった。中でもバンザイ突撃をしなかったペリリューと硫黄島が堪らん。死んだ方がラクと思える状況で地下壕に籠もっての徹底抗戦。くぅ。この悲惨さと悲壮感がニッポン男児の魂を揺さぶる。
やはり大東亜戦争の素晴らしさは特攻と玉砕に尽きる。俺は生まれる時代を間違えた。
- 豊田穣
- 光人社NF文庫
- 新本
今週も仕事が面白くねぇ。面白い仕事なんてないんだけどバグ探しは特に眠い。これ以上続くなら後のことを考えずに逃げようと思う。
んで。沈まない駆逐艦が大変だった話。豊田穣は『空母信濃の生涯』が面白かったから期待したんだけど、これダメ。雪風関係なさすぎ。雪風以外の艦のエピソードのほうが多い。“近くに雪風がいた”という話だ。
もしかして雪風って生き残ったという以外注目すべきエピソードのない艦だったんじゃ? という疑問が湧いてきた。
- ホビージャパンMOOK
- ムック
所用をでっち上げて3連休をゲトした今週末はいつもよりストレス低め。明日までに税務署に提出する書類を揃えなきゃいけないんだが、きっとなんとかなるさ。
んで。今年初めて行ったTSUTAYAでいつの間にか手に取っていたくだらないムック。2/3はアームズマガジンで連載されてたらしい上田信というヤツの下手な漫画。射撃場でのお作法でも描いてあれば少しは読めたんだろうけど全然だったので役に立たねぇ。描いてあっても役に立たないけど。面白かったのは「じえいたん」の自衛隊用語集くらい。『自衛隊遊モア辞典』的なありがちな内容だったけど笑った。続編希望。
CARROTの89Rを買ってしまおうかと思ってみたものの完成品15万。たかがエアガンにその金額は……でも本物は撃てそうにないし……悩み中。
- ニュートンプレス
- 月刊誌
やっと週末。またノドが痛いのはストレスのせいに違いない。助けてー、パーやーん。
んで。平日はなかなか読めない雑誌を片付けた。特集「重力と万有引力の世界」。重力も引力も突き詰めるとアインシュタイン先生が登場だ。『ニュートン』読んでるとこの世の全ては相対性理論で説明がつきそうな気になってくる。特集以外では最新のDNA鑑定方法がちょっとスゴいことになってて少し驚いた。他はサッパリ。
竹内均は今月も「人物科学史」で大活躍。これがなければこの雑誌の面白さは5割増しになるのだが。
- 牛島秀彦
- 河出文庫
- 新本
仕事で動画をエンコード。待ち時間ばかりで悪くないんだが、だんだん自分が何屋さんだかわかんなくなってきた。
んで。キャッチボールしながら特攻して大変だった人の話。統一感に欠ける記述が多く、なにより肝心の石丸進一が妄想の産物だから説得力皆無でとても期待外れだった。なんか火葬戦記の安っぽい匂いがするよ。俺はノンフィクションの石丸進一を読みたかったんだがなぁ。今の日本に徴兵制復活が見え隠れしているという解説の高山図南雄も痛かった。頭大丈夫か?
これじゃ石丸進一も浮かばれないね。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 古本
もういくつ寝ると4月。来月が楽しみで楽しみで仕事が手につかない。いつものことだが。
んで。下巻に入っても忙しい主人公。娘を拐かされたり幼なじみが死んだりしたけど意にも介さず義弟と結ばれる日を待ち続けると誓ったそばから居候の医者とケコーンして強引にハッピーエンド。脇役たちは望まない結婚をさせられたり事故で死んだり心中したりと大変な目にあっていたけど、それはそれとしてハッピーエンド。
娘の千とせタソの出番が少なくてハァハァできなかったのが心残り。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 古本
3月突入。今月さえ乗り切れば天国が待っているので今日もストレスを溜めながらダラリと生きる。
んで。東海道の新居宿の本陣の総領の娘の色恋の沙汰が大変な話。昔NHK金曜時代劇で前半を見逃したのでリベンジしようとブコフで発掘したのが去年だったのでつまり半年放置してた。読み始めたらサクサク進む。主人公の美也は息子を生んだり旦那が死んだり義弟とデキたり娘を生んだり幼なじみから求婚されたりと大忙し。でもお美也さんはバカなので物事深く考えないので複雑な人間関係を感じさせない。
ひたすら惚れたり腫れたりだからどうでもいいっちゃどうでもいいが。









