- 前間孝則
- 講談社+α文庫
- 手持ち
スマホを母艦にしてタブレットをテザれば便利じゃね? と思って試してみたら手持ちのメモパHD7がBluetoothテザに対応してないくさい。Wi-Fiテザなら繋がるけど、負けた気分……。
んで。引き続き戦艦大和が誕生する話。のはずだったんだけど、あっけないほどあっさり完成して拍子抜け。これは大和が誕生する話じゃなく、西島亮二の生産管理手法によっていかに造船が効率化されたかの話だ。さらに最後は作る船もなくなって飛行機の生産管理までやってたよ。大和どこ……。
これはこれで面白かったんだけど、タイトル詐欺なのは間違いない。
- 前間孝則
- 講談社+α文庫
- 手持ち
肝臓のために飲酒日を週1に制限して2週間は耐えた。でも今週は耐えられなくて2回飲んじまった。でもさ、よく考えたら週2くらいは大丈夫な気がするよねー。うん、大丈夫大丈夫。
んで。大和建造の船殻主任だった西島亮二海軍技術大佐を通して造船技術の変遷を追った話。上巻の舞台は平賀譲&藤本喜久雄あたりが革新的な設計を模索し、現場でも電気溶接などの新技術が投入され始めた時代。軍縮条約対応の無茶な設計が素敵すぎて堪らん。このままこの時代の話を続けてくれたほうが面白かったんじゃないか。
メインテーマの大和は上巻ラストでようやく建造開始。全ては下巻に持ち越しじゃい。
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
安物スマホには安物SIMがお似合いなのでWirelessGateヨドバシSMSなし480円を入れてみたらセルスタンバイ問題もなく普通に使えたので妻用もZenFone5でいいやと思ってパンツで注文したら……え、関税かかるの?
んで。方位盤射手が大活躍(?)する大和の下巻。捷一号作戦発動でレイテに向かってたら途中サマール沖で護衛空母と鉢合わせしたから、ここで初めての対艦射撃。方位盤射手の出番。当たらなかったけど。その後すぐ天一号作戦であっけなく坊ノ岬沖に沈没した。主砲の出番少ねぇ~。大和意味ねぇ~。
航空機相手の悲惨な戦闘だったんだけど、方位盤室が頑丈だったせいか最期まで悲壮感不足に悩まされた。もっと悲壮感をくれ!
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
俺もそろそろスマホデビューを飾りたいお年頃。いろいろ比較検討した結果、ASUSのZenFone5をポチリ。Atom搭載の3G版だけど、たぶん問題ないだろ。技適? なにそれ? おいしいの?
んで。方位盤射手の村田特務大尉を主人公にした大和の話。上巻は大和建造から捷一号作戦の直前まで。主砲発射の引き金の引き方に関する説明がイマイチ要領を得なかったけど、それ以外はストレスなく読めた。それにしても、せっかく射手が主人公なのに主砲の出番ないなー。盲腸炎で手術したり化膿したりと、射撃以外のエピソードばっかりだ。
レイテ沖でちょっと主砲を撃つから、本番は下巻だな。
- 神子清
- ハヤカワ文庫NF
- 手持ち
肝臓の数値の悪さにショックを受けて酒断ち6日目。ようやく離脱症状が落ち着いてきて酒以外のことを考えられるようになってきた。再び酒を飲むために今は耐える。
んで。盛り盛りノンフィクション下巻はレイテ脱出に成功後、セブ島北端ダンバンタヤンあたりを経由してからのネグロス島上陸の旅。そこで捕虜になって終了。最後までサクサクで面白く読めたよ。冒険小説として。
著者はサービス精神旺盛な人なんだろう。みんなを喜ばすためにどんどん話を盛っちゃうんだよね。そして自分で盛った話が本当だったかのように記憶が書き換わるんだ。ウチの祖父さんがそうだったからよくわかるよ。
- 神子清
- ハヤカワ文庫NF
- 手持ち
血液検査の結果発表~ぅ! ALT=74、γ-GTP=230、中性脂肪=590、尿酸=8.2の4項目に異常アリ。原因は飲み過ぎ以外のなにものでもないって言われた。酒を飲むためだけに生きてるのに……ひどいや姉さん。
んで。レイテで壊滅した部隊の生き残りを率いて戦場を離脱する冒険小説。文章が上手くてストーリーも面白いからサクサク読めるのはいいんだけど、どっからどう読んでもフィクション。もちろんベースは実体験なんだろうけど、自分を格好よく書くため盛りに盛ったねぇ。逆に恥ずかしくないか、これ。
現実はこんなになんでもかんでも都合よくいくわけないんだよなぁ。
- 高木俊朗
- 文春文庫
- 手持ち
久しぶりに「めぞん一刻」を読んでいる。若い頃はこずえちゃん一択だと思ってたんだけど、不惑を迎えて八神の若さも捨てがたく思えてきた。今の俺が選ぶなら……郁子ちゃんだな。
んで。引き続きベンゲット道を死守すべく悪戦苦闘する落合工兵中隊を軸に、無茶な用兵で兵隊さんがバタバタ死んでいく話。民間人のエピソードもちょこちょこ出てきて面白かったので、こっちももう少し掘り下げてほしかった。
それにしても日本軍高級指揮官参謀連中の無能無策はなんなんだ。自分は前線に出ないからって適当すぎるだろ。自衛隊の高級幹部はまともであってくれよ。
- 高木俊朗
- 文春文庫
- 手持ち
気がつけば惑わない年齢になっていたらしく、市から特定健康診断の受診票をもらってしまったので行ってきた。血液検査なんて17年ぶりだからドキドキしながら来週の結果発表を待つ。
んで。ルソン島の戦いのうち、バギオに至るベンゲット道路で戦った部隊の話。慰霊巡拝の旅でルソンを訪ねた人たちのエピソードから始まり、後半はがっつり落合工兵中隊の悪戦苦闘。日本人移民の汗と命で開通したベンゲット道で、日本人が戦い死んでいく無情がいい感じ。高木俊朗らしくしっかり調べてて好感が持てるんだけど、たまに文章構成に難ありなのが残念。
だんだんフィリピンの地理地名がわかるようになってきてる自分にちょっと驚く。
- 高木俊朗
- 文春文庫
- 手持ち
偽装結婚で捕まったお友達が武蔵野署に勾留されてることがわかったので面会に行ってきた。公認通訳が同席しないと日本語以外NGと言われ、ほぼ話が出来なかったよ。担当弁護士さんと連絡を取れたのが収穫か。
んで。インパール作戦で弓師団の後退援護のためニントウコンで捨て石にされた井瀬支隊がほぼ全滅した話。貴重な戦車部隊だった井瀬支隊を戦車戦に全く向いてない沼沢地に投入するという素人以下の用兵に加えて、こっちはチハたん、相手はM4。どう考えても最初から無理ゲー。どこにも救いがなく、ただただ悲惨だった。
とにかく牟田口を筆頭に軍&師団司令部が使えなすぎる。そりゃみんな死ぬよ。
- 児島襄
- 文春文庫
- 手持ち
朝日新聞が慰安婦報道を取り消しだって? おいおい、朝鮮日報 日本支部らしくないじゃないか。ねつ造売国新聞社としての誇りを持って、どこまでも反日を貫いてみせろよ。
んで。指揮官の話。下巻は外人編で各国の代表選手13人。マッカーサーやらハルゼーみたいに大東亜戦争に登場したキャラなら多少は聞いたことあったけど、それ以外となるともうわからん。ウィンゲートとかジューコフなんて名前すら聞いたことなかったし、インド代表のチャンドラ・ボースに至っては軍人ですらなくて新鮮だった。
今まであんまり興味なかったけど、外人の話も面白いじゃん。たまにはいいね。