- 飯塚訓
- 講談社+α文庫
- 手持ち
ずっと様子を見ていたZenFone5のKitKatアップデートに踏み切った。トイカメラ並に酷いカメラ画質が改善するという噂があったけど、なにも変わらなかったよ……。
んで。123便が墜落して挫滅遺体がたくさんあった話。ずっと前に読んだ時はものすごく面白かったという記憶があるんだけど、どうも思い出補正だったみたいで、改めて読んでみたらそこまで大騒ぎするほどのことじゃなかった。人の記憶は当てにならん。面白いは面白いんだけど、どうにも話が散らかっててなぁ。下手にいろんなネタを詰め込まず、挫滅遺体の確認作業だけ追いかけたほうがよかったんじゃないかと思う。
ともあれ、俺に「挫滅遺体」という言葉を強烈に記憶させた功績は大きい。記憶に残る一冊。
- 富樫ヨーコ
- 講談社+α文庫
- 手持ち
昨日は衆院選の速報を見ながら飲んだ飲んだ飲み過ぎた。選挙なんて俺の人生に関係ないんだけど、なぜか大好きなんだよ。そしたら飲むしかないんだよ。俺の肝臓もそれでいいと言っている気がする。
んで。ヨシムラの下巻はレース三昧。モリワキがガードナーを発掘してきたかと思えばヨシムラはシュワンツを見つけてきて、一介のチューニング屋の域を超えててわけがわからん。ただ、波瀾万丈だった上巻よりは盛り上がりに欠けるかな。レースしかしてないし。途中、ドガッティとかいうメーカーが出てきたんだけど、ドカティとブガッティで混乱してないか。けっこうお粗末な富樫ヨーコ。
ともあれ、とにかく吉村秀雄はスゴかった。冗談じゃなくスゴかった。でも、とにかく顔が気に入らねぇ。スゴいことは認めつつも、ヨシムラ嫌いになった。顔で。
- 富樫ヨーコ
- 講談社+α文庫
- 手持ち
最新鋭救助艦のはずが実はマグロ漁船だったというニュースが半島のほうから。さすがお笑い韓国軍、なにがなんでも笑いを取りに来る姿勢にブレがない。自分が韓国人じゃなくて本当によかった。
んで。バイク乗りなら誰でも知ってるヨシムラの創業者・吉村秀雄の話。上巻は予科練時代から始まって1978年のデイトナ制覇まで。たかが町のチューン屋のくせにワークスよりも速いバイク作っちゃうんだから、もうスゴすぎて笑っちゃう。おまけにモリワキの森脇護も吉村の娘婿だった。そりゃAMA殿堂に入るのも納得ですわ。
でも、どうしても吉村秀雄の目つきが気にくわない。
- 矢島裕紀彦
- 小学館文庫
- 手持ち
ここんとこ近所のサイボクハムが営業してないな、と思ったら10月末に閉店してた……。ザリガニ釣りのたびに豚コマ100円買ってたのは小学生の時だったっけ。さらばサイボク、思い出は尽きないよ。……よく考えたら贅沢なザリだな。
んで。しばらく軍事系が続いて飽きたから方向転換、山田が投げる話。オリックスの投手コーチを辞めた後の山田へのインタビューなんだけど、アンダースローの話題は案外少なくて、ピッチング一般に言える配球とか心理とか、そういうのがメインだった。せっかく山田なんだからもっと下手投げならではのネタを引き出せよなぁ。出てくるのが懐かしい選手ばっかりなのはいい感じ。
今になって気がついたけど、山田の投球フォームは記憶ほど格好よくなかった。やっぱり牧田がナンバーワン。
- 杉山隆男
- 小学館101新書
- 古本
某大学の案件でYoutube動画のタイムラインに連動してコメントを投稿できるBBSっぽいのを作ってみた。YoutubeのAPIは面白げ。他にもいろいろ出来そうだよ。
んで。自衛隊の現場でいろんな問題が発生してて危ないと煽るだけの話。この人、ずいぶん長いこと自衛隊絡みの仕事してるのに未だ自衛隊を理解してないと言わざるを得ない薄っぺらい内容だった。25万人もいるんだ、中には多少問題がある人間だっているさ。こんなんで危ないとか言ってたらどんな組織も成り立たねーよ。
自衛隊がどんな問題を抱えていようと、いざという時は法律で明文化されてないのをいいことに臨機応変でなんとかしてくれるから。信じろ。
- 土井寛
- 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
- 手持ち
寒くなってきたぜー。この季節になると晩飯は毎日鍋にしとけば許されるから非常にラクチン。献立を考えなくていいって素晴らしい!
んで。海兵出の元空将補が世界の特殊部隊を紹介する話。大部分を占めるのは人質救出作戦で、イスラエル軍のエンテベ空港奇襲作戦、ドイツ軍のムッソリーニ救出作戦、米軍のソンタイ捕虜収容所奇襲作戦と、同じくマヤゲス号乗員救出の4件でほぼ終了。最終章で申し訳程度に英コマンドウ、米グリーンベレー、陸自レンジャーあたりの説明をして終わり。昔の本だからネタが古い。さらに解説が中途半端。
「世界の」とか言わないで特殊部隊一般の話にすればもっと読めたと思う。構成ミスって感じ。
- 徳田八郎衛
- 光人社NF文庫
- 手持ち
苦しい苦しい2ヶ月半の減酒に耐えて再検査を受けたところ……肝・臓・復・活! 全数値が完全に正常範囲に入った。よーし、飲むぞー!
んで。技術畑の元防大教授(1佐)が書いた第二次大戦における兵器技術の話。前半は日本軍の対戦車兵器と電波兵器、後半がドイツ空軍とソ連陸軍という構成。特にソ連の生産政策については全然知らなかったから面白かった。著者の専門が電子のようで電波の話題が濃いめだったのが印象的。電波以外の分野では事実誤認があったりして落差が大きいけど、けっこう勉強になったよ。
ただ、学生達の中に「(日本は)兵器の量のちがいで屈服したのであって、質は決して劣っていなかったと信じている者が少なくなかった」てのは信じられんなぁ。どんなF欄大だ。
- 大岡昇平
- 中公文庫
- 手持ち
駅に“さよなら3000系”の告知が。デビュー当時は沿線に住む小学生憧れの的だった3000系がもう用廃……そんなに昔のことじゃないのになぁ。あ、これで3ドア車なくなるじゃん。ホームドア設置が捗るな。
んで。レイテ島の戦いで俺が寝ちゃう話。ここまで苦しんだけど、下巻は今までで一番よかった。なにせ半分近くが読まなくていい索引だったからな。有名な作品だったから期待してたけど、結局、戦記物の評価ってのはいかに多くの資料を調べたかにかかってて文章力は一切不問なんだね。じゃなきゃこんなもんが有名になるわけねーよ。文章クソ下手だもん。
これさ、実際にレイテで戦った人達が「ああ、こんなことあったよなw」とか「コイツいたいたw」みたいに当時の思い出を楽しむための本なんじゃないか。それなら理解できる。
- 大岡昇平
- 中公文庫
- 手持ち
ほんの出来心で初めて応募した自衛隊音楽まつりのチケットがなぜか当選。でもよく考えたらその日は法事の予定が入ってたと判明して悩ましい。法事なんて行かなくても死んだ祖父さんは許してくれそうだが、どうか。
んで。レイテ島の戦いで俺が眠くなる話。相変わらず日付と時間と地名と部隊名の羅列以外の何ものでもなく、とにかく眠くなる。なにをしても潰走する日本軍は不甲斐ないが、そんなことより内容のつまらなさ+下手な文章のゴールデンコンビが俺を眠りに誘う。とにかく眠い。オルモックの戦い? 知らねーよ。今はとにかく眠らせろ。
入眠障害持ちの俺が数ページ読むごとにスコーンと眠りに落ちるという催眠術のごとき作品なので、不眠症の人には全力でお勧め。マジで。
- 大岡昇平
- 中公文庫
- 手持ち
待つこと1ヶ月、ようやくパンツから妻用ZenFone5が届いた。関税がなんちゃらってメールに書いてあったけど、結局なにも払わずに終わった。なんだよ無駄に不安を煽るなよ。でもラッキー。
んで。レイテ島の戦いに関する資料を執拗に追いかけた資料。とにかく日付と時間と地名と部隊名が連なっていて……数ページ読むごとに……なんだかとても……眠いんだ……パトラッシュ……ぐぅ。上巻はリモン峠の攻防戦が……真っ盛りなんだけど……なんだかとても……眠いんだ……パトラッシュ……ぐぅ。
内容のつまらなさは言わずもがな、文章も大して上手くないから……眠いです……サンタマリア……ぐぅ。