2004年02月15日 の日記
■2004年02月15日 [書籍の類]
アメリカ彦蔵
- 吉村昭
- 新潮文庫
- 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆
母親がどっからか貰ってきた文庫。捨てるというので読んだ。
んで。読んダラ初登場の吉村昭。少年時分、海で遭難してアメリカ船に助けられ、向こうで教育受けたり働いたり大統領と会ったりした後、幕末の日本に帰国して通訳になった彦蔵のドラマチックな物語。彦蔵が出会ったアメリカ人がいい人ばかりで、別れの場面では思わず涙。あと40才の時18のお嫁さんもらってたので羨ましかった。ただ吉村昭だけに終始淡々としすぎな嫌いがあった。もうちょっと盛り上がってよさそうな話だったけどなぁ。
ちなみに彦蔵が実在の人物だということをあとがきで初めて知った。フィクションだと思って読んでたよ。