読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年10月10日 [書籍の類]
魚雷艇学生
- [著] 島尾敏雄
- [刊] 新潮文庫
- [入手経路] 借り物
- 俺満足度:★★☆☆☆
また太平洋戦争。大和に続いて水上特攻隊。
んで。予備士官の教育期間から始まり震洋訓練中の終戦で終わる。野間文芸賞、川端文学賞を取ってるということだけど、文章はそんなでもなかった。センテンスが極端に長かったり短かったりでリズムが悪い。話もラストが尻切れトンボ。あ、でも悲劇のヒーローを気取らない朴訥とした語り口はよかった。
著者のいた魚雷艇訓練所が長崎の川棚だったので驚いた。長崎には何年も住んでたが全く知らなかった。ネットで検索してみたら関連サイトがいくつかあった。やっぱりよく知られてないみたい。長崎時代に知ってれば行ったのになぁ。