読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年10月09日 [書籍の類]

戦艦大和

  • [著] 吉田満
  • [刊] 角川文庫
  • [入手経路] 借り物
  • 俺満足度:★★☆☆☆

趣味のサイト作りに没頭してたら読書進まず。本を読まないとストレス溜まる。

んで。本日は太平洋戦争物。前半は「戦艦大和の最期」という淡々としつつも叙情的でポエチックな文学作品。なんと文語体。慣れてないから意味わからん。「せざるべからず」は否定の否定だから、えーと、しなきゃダメってことか、とか。「言わん方なくうまし」は、えーと、言いようもなく(゚Д゚)ウマーか、とか。いちいち翻訳が必要で疲れたよ。文語に面白いリズムがあることは否定しないけど、もう読みたくない。あと著者の自問自答がちょっと邪魔。

後半はエッセイ。上の作品を発表したら戦争賛美だって叩かれたらしく、まぁ俺には賛美しているようには思えなかったけど、その批判に対する答えと著者自身の戦争責任に関する自己分析。えらく理屈っぽいと思ったら東大法学部で学徒出陣した人だった。納得。