読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2003年11月22日 [書籍の類]

壬生義士伝 (下)

  • [著] 浅田次郎
  • [刊] 文春文庫
  • [入手経路] 借り物
  • 俺満足度:★★★★

下巻を一気に読み終わり。泣かせ所満載。

んで。貧乏足軽と上司の友情物語&息子たちの友情物語という単純な構図だった。でも新選組や奥羽越列藩同盟という、字面だけで悲壮感漂わした単語が飛び交うと日本人は泣いちゃうのだ。やるな浅田。

当然フィクションだけど、吉村貫一郎は実在したらしい。ただしほとんど記録は残ってなくて、国に残した妻子のために云々という人物像は子母澤寛が『新撰組物語』で創作したものとか……二次創作ッスか。