読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2004年01月10日 [書籍の類]

虚航船団

  • [著] 筒井康隆
  • [刊] 新潮文庫
  • [入手経路] 新本
  • 俺満足度:☆☆☆☆

ビックリするほど時間かかった。

んで。最初の舞台は宇宙船。乗組員は心を病んだ文房具。擬人化されたキチガイ文房具なんて初めて読んだ。各キャラの狂い方が凝ってて面白かった。次にどこかの星の鼬の歴史。世界史のパロディになってるっぽいんだけど全然面白くない。ここで1週間かかった。つまらなすぎて夢に出た。最後は文房具vsイタチの戦争。100人vs15億人とかそんな感じ。文房具のオーバーテクノロジーで殺戮の嵐。双方共に死、死、また死。時系列ゴチャゴチャ、視点不定、スピード感のある場面転換に引き込まれた。ただクライマックスを迎えたまさにその時、全然関係ない記述が出まくるようになって全て台無し。

余計なことして大失敗した感じ。もったいない。