読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2005年12月11日 [書籍の類]

軍艦開発物語 造船官が語る秘められたプロセス

  • [著] 福田烈 ほか
  • [刊] 光人社NF文庫
  • [入手経路] 新本
  • 俺満足度:★★★★

大河ドラマの最終回で年末を感じる季節。『義経』は久々に大河らしいタイトルだったのにダメ原作+ダメ脚本+タッキーの素晴らしい演技力でお遊戯会レベル。来年こそ頼むよ。

んで。元技術将校の皆さまが書いた全8編を収録。それぞれテーマが明確で文章も上手い。軍艦開発、個艦優越というキーワードが機能してた。「大鳳」「武蔵」「大鯨」などの建造にまつわる興味深いエピソードが並ぶ中、出色だったのが元海軍技術中佐・堀元美による「日本駆逐艦建造史にみる成功と失敗」。限られたページ数で我が国の駆逐艦の変遷と特徴がわかりやすくまとめられていた。こんなに面白い話が38ページしかないのは勿体ない。もっと読みたかった。

希望の光が差してきた。この流れを切らないように続けて第2巻を読んでみる。