- 立花隆
- 講談社文庫
- 新本
昨日は豪州仲間のYと鯨料理を食い、今日は大学同期の結婚パーティー。俺らしくないアクティブな週末だ。家から出るなんてほとんど奇跡。
んで。立花隆なので不安を抱きつつ読んでみたら、とりあえず上巻は面白かった。“かくまる”が「革命的マルクス主義」の略だったと初めて知った。ずっと凸凹の類の角丸とか□○だと思ってた。忘れないうちに展開をメモ。中核派は機動隊と戦いたがり、革マル派は他のサヨクと戦いたがる。どっちも革命を目指してるけど戦略的視野なさすぎで、自ら内ゲバで戦力減らしてる。サヨクの考えることはよくわからん。が、下巻が楽しみな展開ではある。
ところで革命ってなにかね。あれか。3が一番強くなる?
- イカロス出版
- 月刊誌
サイト移転と同時に雑誌カテゴリを「読んダラ雑誌」に名称変更した。中身は同じ。
んなわけで特集「ザ・出撃」は自衛隊の警戒待機と海上警備行動の話。本当の出撃である防衛出動にはノータッチ。いつも通り浅い。もう1つの特集「世界のベストセラー機&激レア機」は機種別生産数と現存数のリスト。岡部いさくによるマイナー機紹介のためにあったような感じ。これなら激レア機のみのほうが面白い記事になった気がする。カタログ記事嫌い。
連載は「日本の大戦機」が川崎航空機、「未完の計画機」がXA2Dスカイシャーク、「オールドジェット」がF-8クルーセイダー。この3連載だけは安心して読める。
- 深田正雄
- 光人社NF文庫
- 新本
もういい。仕事なんてどうでもいい。人生なんてくだらねぇぇぇ!
んで。メカ分不足を補うためにメカメカしい兵器物。電気が専門の元海軍技術中佐が書いただけあって細かい解説が素晴らしかった。系路上に人間が介在する中~大口径砲の射撃データ伝達、針の接点が発砲回路の一部となってる角度メーター、機銃射撃装置の振動接点、角度式通信器としてたびたび登場するセルシンモーター(=セルフ・シンクロナス?)などなど、とにかく機械式。40km以上飛ばす大和型の主砲ですら人力経由だもん。誤差は気合と根性で克服だ。
ジャイロスタビにも驚いた。ジャイロで船体の揺れを軽減させるなんて、鳳翔と龍驤スゲェぜ!
- 辺見じゅん
- ハルキ文庫
- 借り物
肥大化したJavascriptを全面的に書き換えて劇的に軽くしたのに、それでも端末のパワー不足でブラウザ落ちまくり。フレッツフォンは負荷耐性なさすぎで泣けてくる。
んで。沖縄水上特攻出撃、いよいよ最後の激戦を迎える! と勇んで読み始めたら100ページも進まないうちに轟沈した。戦闘シーンは断片が並んでるだけで盛り上がらん。そこから沈没時の状況になって、最後は生還した乗組員達のその後。この終章は酒飲みながら読んでたらけっこう泣けた。それなりにまとまってた感じ。
大和に関する貴重な証言を集めたことは評価できる。これで文章力があれば感動的だったろうになぁ。なんとも惜しい作品だ。
- 辺見じゅん
- ハルキ文庫
- 借り物
ライブドアが大変だ。東証も大変だ。個人投資家の人たちも大変だ。でも俺には無関係なのでつまらない。東京で大地震とかテロ発生みたいなアツいニュース希望。
んで。イモ役者揃いの映画に興味はないが、原作は読みたかったので弟から借りた。上巻は内地~レイテ沖海戦~水上特攻出撃。乗組員の人間ドラマはまあまあ。しかしメカ分不足は深刻。下手だと聞いていた文章は、予想したほどひどくなかった。確かに文脈というものを知らないみたいだけど、光人社NF文庫に比べれば。
大和のスケールの大きさを描き切れてなかったり、説明下手なのに図表を使わないからわけわかんなかったりしつつも、それなりに小ぢんまりとまとまってる。全ては下巻次第。
- 田辺聖子
- 新潮文庫
- 借り物
久しぶりに酒を飲まなかったのが悪かったのか、それとも早寝したのがいけなかったのか。とにかく腰が痛い。普段やり慣れてないことをすると具合悪くなるから要注意だ。
んで。もしかしたら腰痛の最大の原因かも知れない古典を読み終えた。印象に残った点。名前が上とか院とか宮ばっかりでフォーサイス作品ばりに誰が誰やらわからなかった。祈祷すると生き霊が調伏されて病気が治ったりした。オニャノコがたくさん出てくるのに全く萌えがなかった。これは間違いなく時間の無駄だ。
田辺聖子の責任が大きいのかもしれないが、とにかくもう古典はイヤだ。紫式部怖い。
- 田辺聖子
- 新潮文庫
- 借り物
唐突に商品のデモ用システムを準備することに。Javascript部分の動きを華麗に演出する管理ツールを作ったりLinuxいじったり。楽しいしラクだ。
んで。仕事よりストレスを感じる古典の中巻。相変わらず内容はなかったけど、年齢のせいか種馬源氏の勃ちが悪くなり登場回数が激減したので上巻よりは幾分マシか。源氏Jrといとこの雲井雁タソの淡い恋があったけど2人の年齢が明らかじゃないので困る。従妹(;´Д`)ハァハァ 従姉(゚⊿゚)イラネ ということを知れ。
6ページしか登場しなかったが、肥後の大夫の監という九州男児がベストキャラ筆頭。これが主人公なら名作間違いなしだったのに。
- 田辺聖子
- 新潮文庫
- 借り物
年が明けても8時間労働がデフォ。やれば出来るものだと驚いてるH18年型俺。働くことに慣れてきてる自分が怖ぇ。
んで。漱石のせいで有名な古典作品には理由があると勘違いした若かりし日、家に転がってたこれを拾ってきたのは結果として若気の至り以外のなにものでもなかった。上巻のあらすじ。光源氏が人妻とヤッて未亡人とヤッて父親の愛人とヤッて不細工とヤッて老人とヤッて幼女を拉致って結局ヤッたのだが幼女育成の美味しい時期がすっ飛ばされてて全然コネ━━━━('A`)━━━━ !!!!!
紫式部が悪いのか田辺聖子の責任なのか。とにかく壮絶にくだらんつまらん。
- 高橋富雄
- NHKブックス
- 借り物
サイト移転。御茶メールOn-Lineがいつの間にやら読んダラ日記になっていたので再独立した次第。また単独で頑張るよ。
んで。弟所有の平泉物第2弾は前回にも増して厳しかった。序盤は平泉を政治や宗教の面から考察してて、ただの東北好きに過ぎない俺にとってはまるで暗号。どこまでが事実でどこからが著者の考えなのかすらわからん。後半は安部氏、藤原氏と源氏の関係についてだったので興味は湧いたけど面白くないことに変わりなかった。
記録とも創作ともわからない古文書から状況証拠の切れ端を集めて論じるのが歴史学なのか? もっと科学的に立証してほしいよ。
- 黒沼芳朗/村井康典
- 岩手日報社
- 借り物
毎度のことだけど通勤再開と同時に読書ペースが上がった。電車では読書しかすることないからなぁ。本に集中してないと喧嘩を売ったり買われたりして怖いし。
んで。数年前、平泉史跡巡礼の折りに毛越寺か中尊寺の売店で所望した本。弟が持ってた。北上川に堤防を作ろうとしたら遺跡が出土、それが清衡&基衡の居館と伝わる柳之御所のような気配なのでいろいろ考えてみた、という岩手日報連載記事。奥州藤原氏の文化や宗教観について勉強になった。勉強以外の何物でもなかった。
その後の経過を調べてみたら堤防のルート変更に落ち着いたようだ。史跡公園にする計画らしいので完成したら行ってみたい。
- 大泉康雄
- 祥伝社文庫
- 新本
今日から仕事。8日間もヒキコモってたから出社拒否しそうになった。でもしょうがないので今年もボチボチ稼がせていただく。
んで。本年1発目の文庫は連合赤軍物。著者は吉野雅邦の幼馴染みで学生時代に逮捕歴のあるアカ。アカがアカい友達のことを書いてるから馴れ合いじみてた。「総括」で殺された連中への同情論が出てきたりしてヲイヲイって感じ。テロリストに同情するなよ。殺したほうである吉野については、裁判所がしなくていい情状を酌量して無期懲役で終わってた。死刑でいいのに。
それにしても連合赤軍がなにをしたかったのかが全くわからん。革命ってなに?
- ニュートンプレス
- 月刊誌
あけよろ。アニマックスの『めぐりあい宇宙』でミネバ様がソロモンを脱出したあたりで新年を迎えた。素敵な年になりそうな予感。
んで。新年早々また雑誌。かつて『ニュートン』を未読のまま10冊溜めて以来、雑誌回避不許可なのだ。特集「X・Y染色体」は女のほうが感染症に強い理由や“Y染色体のほうが軽い=♂精子のほうが速い”から男が多く生まれるという仮説など、いろいろ面白かった。結論としてY染色体(゚⊿゚)イラネ って思ったら1000万年後にはホントに消滅しちゃうらしい。ふーむ、パラダイスの香り。その他「はやぶさは小惑星に舞い降りた」「道路はなぜ渋滞するのか?」がそこそこ。
竹内均は既に死んでるにも関わらず2006年も絶好調。イヤすぎる。