2005年12月 の日記
■2005年12月31日 [年間成績]
2005年のまとめ

そんなこんなで雑誌に苦しめられながらの年越しだけどしょうがない。諦めて読んダラ日記の3年目を振り返ってみる。

・書籍:135冊
・雑誌:ぼちぼち
・漫画:多数

仕事が変わった影響で去年に比べて冊数が激減したけど収入は増えたからヨシとしておく。漫画関連は雑誌、コミックスとも変化ナシ。

2006年もダラリと読むよ。んではまた来年。

■2005年12月30日 [雑誌の類]
SECURITARIAN2006.1月号
SECURITARIAN (2006.1月号)
  • 防衛弘済会
  • 月刊誌
読んダラ通算22号目

目覚めたら誰もいなかった。いや俺はいるが、俺以外がいなくなってた。どうやら恒例の年越し留守番らしい。とりあえず飲もうと思う。

んで。毎月上旬の配達だった気がするが今回はえらく早く届いた。防衛弘済会も年末進行だったんだろか。特集は「10周年を迎えたゴラン高原」。まだやってたのか、という認識しかなかった。鉄砲も戦車も戦闘機も出てこないから興味ないよ。まぁなんだ。派遣隊員の皆さん健康に気をつけて頑張ってください。自衛隊マニアだから年間購読してるけど、あんまり面白くないんだよな。とにかくもっと航空自衛隊と兵器を増量してほしい。

それとでこくーる様の「まんがで読む」特集を熱烈キボン。

■2005年12月29日 [雑誌の類]
Jウイング2006.2月号
Jウイング (2006.2月号)
  • イカロス出版
  • 月刊誌
読んダラ通算13号目

年末年始8連休を満喫中。家から出ない。可能な限り立ち上がらない。とにかくゴロゴロ。こんな生活が永遠に続けばいいのに。

んで。特集「よくわかる!現代戦闘機のたたかい方」はレーダーとAAMがちょっとだけ。いつものことだが浅い。連載はいつも通り読めた。「日本の大戦機」が中島製陸軍戦闘機、「オールドジェット探偵団」がダッソーエタンダール。無印エタンダールってあったんだな。シュペルしか知らなかった。「未完の計画機」も安定したクオリティ。

さほど面白くなかった「マニアックに行こうよ!」が最終回で著者のコレクション自慢。F-84Fの機銃発射口に負けてられないので俺も自慢すゆー。我が秘蔵の逸品はマルヨンのバルカン砲マズルと15のブレーキディスク。デカくて重くて超邪魔だ。

■2005年12月27日 [書籍の類]
宇宙からの帰還
  • 立花隆
  • 中公文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

今年は大活躍したのでちょっと早いけど本日で仕事納め。半年くらい休むぞ、と思ったもの束の間、2月までの契約が決まってしまったので喜ぶべきか悲しむべきか。

んで。手持ちの未読本が底を突いたので家に転がってた宇宙物を拾ってきた。立花隆は胡散臭くて大嫌いだが、一度くらいは読んでやるかと。前半は宇宙飛行士キチガイ列伝。宇宙で神を感じてキリスト教の伝道師になったとか、気が狂って精神病院行きとか。後半は俗物伝だった。合間に出てくる宇宙船や地球外環境についての説明は参考になりそうな気がしたけど立花隆だから安易には信じない。

全部日本語で書いてあるんだけど、インタビュー部分では立花の異様に下手な英語が聞こえてきそうで不愉快だった。

■2005年12月23日 [書籍の類]
メディアの興亡 (下)
  • 杉山隆男
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

世の中が浮ついてると思ったら邪教の祭りが近いのか。ヒゲ生やしたデブのガイジンに家宅侵入されて喜ぶなんて変態の所業だ。敬虔な国家神道の徒である俺は静かに天長節を慶びつつ、連休中は外に出ないことを誓うのだ。どこ行っても混んでるし。

んで。第17回大宅賞作品の下巻は日経新聞のコンピュータ化を追うのかと思ったら実はそうではなく、毎日新聞がいかにダメかという話だった。それと、新聞作りコンピュータを開発したIBMが主役級の扱い。日本IBMから開発チームに参加した高妻SEがカコイイ。泣けた。たかがDTPやるのにシステム/360とかいうメインフレームを使う大袈裟さに感動の嵐。

ただ、せっかく終盤までいい流れで来てたのに締め方が安っぽくて若干興醒め。

■2005年12月21日 [書籍の類]
メディアの興亡 (上)
  • 杉山隆男
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

JavaScriptの仕事が終盤戦。今日中に終わらせるつもりだったところに突然別件のトラブル対応で全く進まず。リミットは明日の夕方なんだよなぁ。実証実験だから概念だけ報告して逃げるか。

んで。第17回大宅賞作品の上巻。日経新聞が活版からコンピュータに移行する話。杉山隆男は『兵士に聞け』『兵士を見よ』での勉強不足な印象が残ってるから期待せずに読んだんだけど、これは普通に面白い。上巻は新聞界の基礎知識という感じ。先が気になる。

でもまぁ、どんなに日経新聞が頑張ろうと俺は絶対読まないけどね。だって日曜版に『あたしンち』が載ってないから。

■2005年12月17日 [書籍の類]
浅間山荘事件の真実
  • 久能靖
  • 河出文庫
  • 新本
俺満足度:★★★★

週末になると体調を崩す。本日も頭痛、肩痛、倦怠感、吐き気などにより活動不能。眼精疲労と寒さで首~肩の血行が悪くなってるのが原因か。本なんか読んでないで寝てろという話もある。

んで。あさま山荘物では以前佐々のヤツを読んだけど、比較にならないくらい面白かった。佐々が自慢のみの一人称とすればこの本は三人称。著者は事件を実況してた日テレのアナウンサー。文中で「久能」と書かれてる人が著者だったことに読み終わるまで気づかなかった俺。事件に到る過程からその後まで丁寧に描かれてるし、犯人と警察だけでなくマスコミなど周辺の動きにも触れてあって全体像がよくわかった。文章も上手い。

それにしてもイベント盛り沢山な時代だな。羨ましい。

■2005年12月15日 [書籍の類]
空白の五秒間 羽田沖日航機墜落事故
  • 三輪和雄
  • 新風社文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆

どこかに出掛けるわけでもなく誰かに会うわけでもなく、ただ漫然と時間だけが過ぎてゆく俺の年末。平和ってつまらん。

んで。気分を変えて墜ち物。これはあれだ「機長やめてください」ってヤツ。機長がスチュワーデスにセクハラして事故ったに違いないと期待してたのに全然違った。この人は論理の組み立てに問題があって、書いてる本人が勝手に納得して先に進んじゃう。機長の病気についてあれこれ書いてたわりに、心身症で休職していた人間が操縦桿を握っていた妥当性に関しては一切触れていないなど、根本的に論点がおかしい。

斉藤章二と思われる精神科医の名前が出てきたが、名前が「昭二」だったので誤植なんだかフィクションなんだか。グダグダな本だな。

■2005年12月13日 [書籍の類]
軍艦開発物語 造船官が語る秘められたプロセス (2)
  • 福田啓二 ほか
  • 光人社NF文庫
  • 新本
俺満足度:★★★★

作業を開始して10日以上が経ったのに終わる気配のないJavaScript。親フレームから子フレームにJSを書き出してそこから親フレームの変数を叩いて子フレームに……混乱。そろそろイチから作り直していいデスカ?

んで。前回の続編。今回は巡洋艦がメイン。限られた排水量で最大の攻撃力を狙った条約型巡洋艦が素敵だった。ある意味デカけりゃ強い戦艦よりもアツい。重巡の設計で、復元性を高めるならGMを大きく取りゃいいじゃんと思ったんだけど、どうも動揺周期が短いと射撃に影響するらしい。軽量かつ重武装で、凌波性や復元性を落とさずに動揺周期を抑えるとは、なんとも面白い。

あ、防空駆逐艦「秋月」も載ってた。とにかくもう長10サンチ高角砲(;´Д`)ハァハァ

■2005年12月11日 [書籍の類]
軍艦開発物語 造船官が語る秘められたプロセス
  • 福田烈 ほか
  • 光人社NF文庫
  • 新本
俺満足度:★★★★

大河ドラマの最終回で年末を感じる季節。『義経』は久々に大河らしいタイトルだったのにダメ原作+ダメ脚本+タッキーの素晴らしい演技力でお遊戯会レベル。来年こそ頼むよ。

んで。元技術将校の皆さまが書いた全8編を収録。それぞれテーマが明確で文章も上手い。軍艦開発、個艦優越というキーワードが機能してた。「大鳳」「武蔵」「大鯨」などの建造にまつわる興味深いエピソードが並ぶ中、出色だったのが元海軍技術中佐・堀元美による「日本駆逐艦建造史にみる成功と失敗」。限られたページ数で我が国の駆逐艦の変遷と特徴がわかりやすくまとめられていた。こんなに面白い話が38ページしかないのは勿体ない。もっと読みたかった。

希望の光が差してきた。この流れを切らないように続けて第2巻を読んでみる。

■2005年12月09日 [書籍の類]
日本の軍事テクノロジー 技術者たちの太平洋戦争
  • 碇義朗 ほか
  • 光人社NF文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆

勤務時間のギャップが激しい。今日は18時過ぎに追い出された。午後から勤務なので5時間しか働いてないぞ。翌日が休みの金曜日こそ遅くまで働きたい気分なのにな。

んで。大東亜戦争兵器物。最初に載ってた碇義朗の「『震電』開発物語」が普通に面白かっただけで、そこからは光人社NF文庫の真骨頂。収録されてる8編は『丸』別冊からの寄せ集め。技術的な話もあれば思い出話もありで、呆れちゃうほど統一感がない。自称ノンフィクションライターの中川靖造を筆頭に、みんな文章力がない。結局、読めたのは碇義朗だけだった。ひどい打率。

手元に似たようなのがもう2冊あるが、いきなりこれじゃ先行き不安だ。光人社に期待するほうが間違っているのか。

■2005年12月08日 [雑誌の類]
SECURITARIAN2005.12月号
SECURITARIAN (2005.12月号)
  • 防衛弘済会
  • 月刊誌
読んダラ通算21号目

過激に忙しく素敵に大活躍。もうすぐ年末年始休暇だからモチベーション上がってきた。今月は勤務日が少ないから、今のうちに稼働時間を積んでおかないとな。

んで。特集「備える自衛隊」は災害派遣と国際援助ばっかり。最近どうも勘違いされ気味だけど、自衛隊の主たる任務はあくまで我が国の防衛だ。戦争してナンボ。広報誌がそれを理解してないのは問題だな。高野裕美子のタルい連載小説「ブルー・ファンタジア」は、どこがブルーでなにがファンタジアなのか不明のまま3話で終わった。面白くないので次は別の人希望。

でこくーる様による『まんがで読む!平成17年度版 防衛白書』の広告が出てた。忙しくてスッカリ忘れてたので慌てて注文したよ。

■2005年12月06日 [書籍の類]
不肖・宮嶋 ちょっと戦争ボケ (下) 1996~1999
  • 宮嶋茂樹
  • 新潮文庫
  • 新本
俺満足度:★★★☆☆

週末、従妹(萌えないほう)の結婚式に逝ってきた。もちろん和服で。ご祝儀&小遣いで7万ほど飛んでいったが従妹のミーコが超萌えだったのでヨシ。もしミーコが結婚なんてことになったら俺が相手を殺してしまうのでミーコは結婚しないので安心できた。

んで。下巻はゴラン高原PKO後編、F-15体験搭乗、遠航艦隊の釜山訪問、ハワイ&ウラジオ海自合同演習、コソボときてトルコへの仮設住宅海上輸送で〆。コソボ以外は全て自衛隊。上巻と違って自衛官との接点が多かったのでこれぞ不肖。自衛隊ネタ以外(゚⊿゚)イラネ

不肖は相変わらず文章が下手なので勝谷誠彦カムバック希望。

■2005年12月03日 [書籍の類]
不肖・宮嶋 ちょっと戦争ボケ (上) 1989~1996
  • 宮嶋茂樹
  • 新潮文庫
  • 新本
俺満足度:★★☆☆☆

広島で南米のキチガイジンが捕まったと思ったら今度は栃木だ。殺伐とした現代日本に激しく憤り。これ以上、童女を減らすなよぅ!

んで。不肖の集大成的な文庫が出てたので読んだ。上巻はルーマニア政変下のブカレスト、湾岸の夜明け作戦、ボスニア紛争、ルワンダPKO、ゴラン高原PKOの5本。焼き直しだったけど初公開エピソードも多かったのでそれなりに。PKO従軍記では自衛官との絡みが少なくて残念だった。不肖お得意のウソかホントかわからない無茶なやり取りを期待してたのに。下巻には期待していいのかなぁ。ちょっと不安。

ああ、そういや明日は従妹(萌えないほう)の結婚式じゃないか。俺様の貴重な休日が。

■2005年12月03日 [雑誌の類]
Newton (2006.1月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算38号目

帰国してからおかしいくらいに仕事が忙しい。昨日は11時間労働の末、0145帰宅。遊ぶ時間も酒飲む時間も大幅削減、代わりにストレス備蓄量が急増中。

んで。昔から“地震 雷 戦争 童女”と言えば俺の好きなものの代表なので楽しみにしてる第2次関東大震災なんだけど、特集「首都大地震」によると周期200~400年らしいので当分は期待薄。ちぇ。そんな傷心の俺を癒してくれたのが「深海の怪物ダイオウイカ」。そういや生きたダイオウイカの撮影に成功というニュースがあったな。不明な点だらけで水産マニアの興味をそそりまくり。ダイオウイカの虚ろな目にゾッコンLOVEだ。魚介類には人の心を和ませるなにかがある。

着任早々パリに引っ越した水谷編集長の連載「パリ通信」が面白くない。竹内均とともに打ち切り希望ランキング不動のツートップ。早くどうにかして。