読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2008年11月19日 [書籍の類]

飛行機王・中島知久平

  • [著] 豊田穣
  • [刊] 講談社文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:☆☆☆☆

祖父さんが大往生。いい人じゃなかったけど、とにかく面白い人だったな。シベリア抑留時代のターニャの話とか、一体どこまで本当だったんだか。

んで。中島飛行機創業者の伝記。ほぼ二次創作。無駄に多い引用。引用以外は文章崩壊。なにより終わってるのは、とかく知久平マンセーすぎる点だ。知久平のやったことは全て正しいというのが大前提になってて、まるで教祖様。着手時期さえ早ければ「富嶽」はあり得たとか、もうどこまでドリーマーかと。

中島知久平がスゴい人だったということに異論はないが、この本はダメすぎる。どこに出しても恥ずかしい駄作。