- 池波正太郎
- 新潮文庫
- 手持ち
池波処分シリーズ、ラスト2冊!
んで。引き続き昭和30年代の短編。タイトルの「武士」は“おとこ”と読ませたいらしい。この時代はどうも本当に真面目に書いてたようで、現代物に挑戦していたりする。ただしそれ以外は真田、堀部安兵衛、永倉新八といったお決まりネタだ。このへんはなんとかの一つ覚えに近いんだが、ラスト2冊だから怒りは湧かなかった。
池波の本を楽しむ最高の調味料は“もう読まなくていい”という解放感かも知れん。次はいよいよラスト。今まで読んだどの池波よりも楽しめると確信している。
- 筒井康隆
- 講談社+α文庫
- 古本
手持ちの筒井、ついにラスト!
んで。科学哲学、解剖学、動物行動学、数学、気象学などの専門家との対談集。中には「イカ学」なんていうのもあった。情報が古くなっちゃってる部分もあったけど、専門的になりすぎることなく上手いことまとまってて、それなりに読めた。
筒井の対談というと『トーク8』の壮絶なつまらなさが記憶にあるが、相手によってここまで違うのだな。
- 筒井康隆
- 河出文庫
- 古本
中公文庫を乗り越えた喜びを抑えきれず本日2冊目。
んで。つまらなさに定評のある筒井の書評なので覚悟を決めてたんだけど案外読めた。作品ごとにじっくり解説じゃなく、一言評のようにして次から次に。引用も効果的だった。筒井にはこういう形式の批評のほうが向いてるんじゃないか。
それにしても河出文庫、ページあたりの文字数が少ないなぁ。目に優しいからいいけど。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 古本
筒井の中公文庫、手持ちラスト。
んで。中公筒井得意の寄せ集めエッセイ集。普通のエッセイの他、書評と演劇関連が少々。書評は山下洋輔を絶賛しててウザいけど、筒井の批評にしてはマシな部類。つまんないことに変わりなかったが。結局、一番面白かったのは町田康による解説だったよ。
それにしても中公文庫はホントに疲れた。よくこんなにつまらないのばっかり集めたもんだ。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 古本
また筒井。また中公文庫。もうイヤだ。
んで。エッセイ集。普通のエッセイの他、書評と演劇について。かろうじて読めたのはエッセイ部分だけで、それ以外はかなり厳しかった。筒井の批評はつまらないと相場が決まってるので書評は当然つまらない。演劇の話はさらにつまらない。
タイトルは“三島由紀夫はダンヌンツィオに憧れていた”という考察から。ダンヌンツィオを知らんので意味がわからん。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 古本
中公文庫の筒井はツラい。本格的に飽きてきた。
んで。1冊丸ごとベティさんの研究。映画を1本ずつ取り上げて、観たことあるとかあらすじとか見所とか。でもそもそもベティさんなんかに興味がないのでつまらなかったとしか言えない。
これに限らず筒井の書くレビューは全然面白くないなぁ。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 古本
そろそろ筒井を読むのがストレスになってきた。
んで。『腹立半分日記』の続編っぽい日記。好き勝手に書いてて、たまに笑えた。他人からの手紙を公開してるとこは盛り上がる。
でも所詮は日記なので、つまらんエッセイを読まされるよりマシな程度。面白いわけではない。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 貰い物
ボチボチの読書ペースをキープ。今月中に手持ちの筒井を終わらせたい。
んで。ただの寄せ集めエッセイ集。他人の文庫に寄せた解説とか単発エッセイがとりとめもなく並んでて、肝心の逆襲部分は全体の1/5くらい。テーマがバラバラでつまんねぇ。
他に持って行きようのない原稿を目立つタイトルに抱き合わせたってとこかな。