書籍の類 読むの飽きてきた
■2009年01月09日 [書籍の類]
写真集連合艦隊
  • 掘元美/阿部安雄/戸高一成(編)
  • 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

豪州仲間のYが特に理由もなくニューヨークから一時帰国してきたので唐突に飲むことに。逆玉の輿は優雅でいいねぇ。

んで。去年から引き続き海軍物。写真集と銘打ってあるのに実は写真は全体の1/3ほど。では残りはなんなのかというと、堀元美が若い頃、艦から嫁に出した手紙および思い出エッセイが少々と、120ページ以上にわたる帝国海軍の艦艇一覧だよ。読んでらんないよ。無駄にページ数が多くて内容薄いんだよ。

これって元はムックかなんかなのだろうか。こういうのを文庫化するのやめて。

■2008年12月24日 [書籍の類]
軍艦物語 思い出の艦影を尋ねて
  • 石渡幸二
  • 中公文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★

メリークリスマス。超どうでもいい。

んで。世艦の人がいろんなところに寄稿したエッセイ的なものを集めた短編集。第二次大戦中の戦艦の話題が多かったけど、軍艦の歴史とか日露戦争時の連合艦隊の話なんかもあって最後まで飽きずに楽しめた。このところ国語力のない人が書いた本が続いてたから、文章がちゃんとしてるのも嬉しかったよ。

軍艦物の作家では、間違いなくこの人が図抜けてる。さすが世艦の創刊者だぜ。

■2008年12月22日 [書籍の類]
空母瑞鶴の生涯
  • 豊田穣
  • 集英社文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

冬休みに入って早くも1週間が過ぎようとしているよ。あと10日もすれば年が明けちゃうよ。怖い。時の流れが怖い。

んで。帝国海軍機動部隊が誇った大型空母・瑞鶴の話。だと思うよね普通は。でも実際には瑞鶴の飛行隊が主役で、それに次ぐのが翔鶴飛行隊だった。瑞鶴なんて端役も端役、超おざなりな扱い。これのどこが『瑞鶴の生涯』なんだろう。豊田穣はいつもこうだな。文章も上手くないし全然ダメ。

ま、集英社の本だからしょうがないんだけどさ。だって集英社だからね。

■2008年12月11日 [書籍の類]
幻の航空母艦 主力母艦の陰に隠れた異色の艦艇
  • 大内建二
  • 光人社NF文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

本日のお仕事は久しぶりのCGIだった。自分ではこれが本職だと思ってるんだけど、仕事でやる機会が少なくてちょっと寂しい。

んで。第二次世界大戦あたりのマイナー空母の話。未完成に終わった空母の話と思いきや、普通に完成して普通に活躍した艦が普通に出てきたのでタイトルに偽りあり。だったんだけど、そんなもん著者の凶悪なまでに下手な文章の前ではほんの些細な問題に過ぎなかった。これはひどい。

この人は空母のことより先に国語を初歩から勉強するべきだと思う。

■2008年12月08日 [書籍の類]
戦う民間船 知られざる勇気と忍耐の記録
  • 大内建二
  • 光人社NF文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

油断してたら師走になってた。もう年間100冊なんて無理じゃね? 年内にあと16冊も読めるわけがない。諦めた。

んで。第二次世界大戦で徴用された漁船とか貨物船が活躍したりしなかったりした話。日本の船だけじゃなく、クイーン・エリザベス号とかリバティ船なんかも出てきたりして興味深いテーマではあったんだけど、内容云々の前に文章がアレすぎて読めたもんじゃなかった。

文章力の平均値が異常に低い戦史物の中でも、この人の文章は群を抜いて下手だ。木俣滋郎の次くらいに下手。

■2008年11月28日 [書籍の類]
太平洋の女王 浅間丸
  • 内藤初穂
  • 中公文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

お仕事でFeliCaを使ってなんかするアプリの受け入れ試験を受け持つことになった。ふむ、FeliCaってなんだ?

んで。その昔、日本郵船の太平洋航路で活躍した豪華客船が座礁したり徴用されたり沈められたりして大変だった話。時代描写にページを割きすぎてて肝心の浅間丸に関しての記述はすごく浅かった気がするけど、まぁ許してやるよ。徴用船萌えだから。

そういや浅間丸が運んだ南方慰問団の中に「森光子」の名前があった。いつから稼働してるんだよ、あのサイボーグ。

■2008年11月22日 [書籍の類]
八甲田山から還ってきた男 雪中行軍隊長・福島大尉の生涯
  • 高木勉
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

祖父の葬式をサボったら、現地入りしてる親から顔くらい出しなさいと言われてしまったので渋々やって来ました杜の都仙台。おおおお。なんか寒い。とても寒い。早速帰りたい。

んで。小説『八甲田山死の彷徨』の徳島大尉のモデルになった福島大尉の話。著者は福島隊長の甥らしく、身内ならではの豊富な一次資料で福島大尉の人となりはよくわかった。でも、そんなに面白いもんじゃなかったんだな。だって福島大尉の部隊は普通に行軍して普通に帰ってきただけだし。

死の彷徨の主役は青森五連隊だよね。どう考えても。

■2008年11月19日 [書籍の類]
飛行機王・中島知久平
  • 豊田穣
  • 講談社文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

祖父さんが大往生。いい人じゃなかったけど、とにかく面白い人だったな。シベリア抑留時代のターニャの話とか、一体どこまで本当だったんだか。

んで。中島飛行機創業者の伝記。ほぼ二次創作。無駄に多い引用。引用以外は文章崩壊。なにより終わってるのは、とかく知久平マンセーすぎる点だ。知久平のやったことは全て正しいというのが大前提になってて、まるで教祖様。着手時期さえ早ければ「富嶽」はあり得たとか、もうどこまでドリーマーかと。

中島知久平がスゴい人だったということに異論はないが、この本はダメすぎる。どこに出しても恥ずかしい駄作。

■2008年11月13日 [書籍の類]
ドイツ軍の兵器比較研究 陸海空ウェポンの功罪
  • 三野正洋
  • 光人社NF文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

今日は会社の人が出張で孤独な作業だった。サボろうと思えばサボれるのに、なぜかまじめに仕事しちゃう自分が悔しいんだぜ。

んで。二次大戦におけるドイツ軍の主要兵器を米英(と、たまに日伊ソあたり)のものと比べてみた話。比較のしかたはかなり乱暴だったけど、いろんな兵器が出てきて楽しかった。ジェット機は実用化したくせに重爆作れない、車両は高性能だけど凝りすぎてて数が揃わない、などなどドイツの歪な科学力を堪能できた。

俺はあんまり好きじゃないけど、ドイツ軍マニアの気持ちが少しだけわかったような気がする。

■2008年11月11日 [書籍の類]
ドイツ夜間防空戦 夜戦エースの回想
  • W・ヨーネン/渡辺洋二(訳)
  • 光人社NF文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

今のところ元気に通勤中。仕事はどうでもいいとして、とにかく少しでも読書ペースを上げなきゃだわ。このままでは負けてしまう。なにと勝負してるんだか知らんけど。

んで。ドイツ空軍の双発複座夜戦・メッサーBf110で34機墜とした人の回想録。ちょっと格好よすぎるというか、話が出来すぎてる嫌いはあったけど、話半分だとしてもけっこう楽しめた。ドイツの科学力はスゴいなぁ。だって機上電探が映るんだぜ。機上電話が通じるんだぜ。

それとあれだ。夜間撃墜44機のラインホルト・クナッケ中尉がよゐこ有野に似てたのが印象的だった(話と関係ない)。