書籍の類 読むの飽きてきた
■2006年01月20日 [書籍の類]
決定版 男たちの大和 (下)
  • 辺見じゅん
  • ハルキ文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

肥大化したJavascriptを全面的に書き換えて劇的に軽くしたのに、それでも端末のパワー不足でブラウザ落ちまくり。フレッツフォンは負荷耐性なさすぎで泣けてくる。

んで。沖縄水上特攻出撃、いよいよ最後の激戦を迎える! と勇んで読み始めたら100ページも進まないうちに轟沈した。戦闘シーンは断片が並んでるだけで盛り上がらん。そこから沈没時の状況になって、最後は生還した乗組員達のその後。この終章は酒飲みながら読んでたらけっこう泣けた。それなりにまとまってた感じ。

大和に関する貴重な証言を集めたことは評価できる。これで文章力があれば感動的だったろうになぁ。なんとも惜しい作品だ。

■2006年01月18日 [書籍の類]
決定版 男たちの大和 (上)
  • 辺見じゅん
  • ハルキ文庫
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

ライブドアが大変だ。東証も大変だ。個人投資家の人たちも大変だ。でも俺には無関係なのでつまらない。東京で大地震とかテロ発生みたいなアツいニュース希望。

んで。イモ役者揃いの映画に興味はないが、原作は読みたかったので弟から借りた。上巻は内地~レイテ沖海戦~水上特攻出撃。乗組員の人間ドラマはまあまあ。しかしメカ分不足は深刻。下手だと聞いていた文章は、予想したほどひどくなかった。確かに文脈というものを知らないみたいだけど、光人社NF文庫に比べれば。

大和のスケールの大きさを描き切れてなかったり、説明下手なのに図表を使わないからわけわかんなかったりしつつも、それなりに小ぢんまりとまとまってる。全ては下巻次第。

■2006年01月15日 [書籍の類]
新源氏物語 (下)
  • 田辺聖子
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

久しぶりに酒を飲まなかったのが悪かったのか、それとも早寝したのがいけなかったのか。とにかく腰が痛い。普段やり慣れてないことをすると具合悪くなるから要注意だ。

んで。もしかしたら腰痛の最大の原因かも知れない古典を読み終えた。印象に残った点。名前が上とか院とか宮ばっかりでフォーサイス作品ばりに誰が誰やらわからなかった。祈祷すると生き霊が調伏されて病気が治ったりした。オニャノコがたくさん出てくるのに全く萌えがなかった。これは間違いなく時間の無駄だ。

田辺聖子の責任が大きいのかもしれないが、とにかくもう古典はイヤだ。紫式部怖い。

■2006年01月13日 [書籍の類]
新源氏物語 (中)
  • 田辺聖子
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

唐突に商品のデモ用システムを準備することに。Javascript部分の動きを華麗に演出する管理ツールを作ったりLinuxいじったり。楽しいしラクだ。

んで。仕事よりストレスを感じる古典の中巻。相変わらず内容はなかったけど、年齢のせいか種馬源氏の勃ちが悪くなり登場回数が激減したので上巻よりは幾分マシか。源氏Jrといとこの雲井雁タソの淡い恋があったけど2人の年齢が明らかじゃないので困る。従妹(;´Д`)ハァハァ 従姉(゚⊿゚)イラネ ということを知れ。

6ページしか登場しなかったが、肥後の大夫の監という九州男児がベストキャラ筆頭。これが主人公なら名作間違いなしだったのに。

■2006年01月12日 [書籍の類]
新源氏物語 (上)
  • 田辺聖子
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆☆

年が明けても8時間労働がデフォ。やれば出来るものだと驚いてるH18年型俺。働くことに慣れてきてる自分が怖ぇ。

んで。漱石のせいで有名な古典作品には理由があると勘違いした若かりし日、家に転がってたこれを拾ってきたのは結果として若気の至り以外のなにものでもなかった。上巻のあらすじ。光源氏が人妻とヤッて未亡人とヤッて父親の愛人とヤッて不細工とヤッて老人とヤッて幼女を拉致って結局ヤッたのだが幼女育成の美味しい時期がすっ飛ばされてて全然コネ━━━━('A`)━━━━ !!!!!

紫式部が悪いのか田辺聖子の責任なのか。とにかく壮絶にくだらんつまらん。

■2006年01月09日 [書籍の類]
平泉の世紀 古代と中世の間
  • 高橋富雄
  • NHKブックス
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

サイト移転。御茶メールOn-Lineがいつの間にやら読んダラ日記になっていたので再独立した次第。また単独で頑張るよ。

んで。弟所有の平泉物第2弾は前回にも増して厳しかった。序盤は平泉を政治や宗教の面から考察してて、ただの東北好きに過ぎない俺にとってはまるで暗号。どこまでが事実でどこからが著者の考えなのかすらわからん。後半は安部氏、藤原氏と源氏の関係についてだったので興味は湧いたけど面白くないことに変わりなかった。

記録とも創作ともわからない古文書から状況証拠の切れ端を集めて論じるのが歴史学なのか? もっと科学的に立証してほしいよ。

■2006年01月05日 [書籍の類]
平泉 夢の跡再生
  • 黒沼芳朗/村井康典
  • 岩手日報社
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

毎度のことだけど通勤再開と同時に読書ペースが上がった。電車では読書しかすることないからなぁ。本に集中してないと喧嘩を売ったり買われたりして怖いし。

んで。数年前、平泉史跡巡礼の折りに毛越寺か中尊寺の売店で所望した本。弟が持ってた。北上川に堤防を作ろうとしたら遺跡が出土、それが清衡&基衡の居館と伝わる柳之御所のような気配なのでいろいろ考えてみた、という岩手日報連載記事。奥州藤原氏の文化や宗教観について勉強になった。勉強以外の何物でもなかった。

その後の経過を調べてみたら堤防のルート変更に落ち着いたようだ。史跡公園にする計画らしいので完成したら行ってみたい。

■2006年01月05日 [書籍の類]
「あさま山荘」籠城 -無期懲役囚・吉野雅邦ノート
  • 大泉康雄
  • 祥伝社文庫
  • 新本
俺満足度:★★☆☆☆

今日から仕事。8日間もヒキコモってたから出社拒否しそうになった。でもしょうがないので今年もボチボチ稼がせていただく。

んで。本年1発目の文庫は連合赤軍物。著者は吉野雅邦の幼馴染みで学生時代に逮捕歴のあるアカ。アカがアカい友達のことを書いてるから馴れ合いじみてた。「総括」で殺された連中への同情論が出てきたりしてヲイヲイって感じ。テロリストに同情するなよ。殺したほうである吉野については、裁判所がしなくていい情状を酌量して無期懲役で終わってた。死刑でいいのに。

それにしても連合赤軍がなにをしたかったのかが全くわからん。革命ってなに?

■2005年12月27日 [書籍の類]
宇宙からの帰還
  • 立花隆
  • 中公文庫
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

今年は大活躍したのでちょっと早いけど本日で仕事納め。半年くらい休むぞ、と思ったもの束の間、2月までの契約が決まってしまったので喜ぶべきか悲しむべきか。

んで。手持ちの未読本が底を突いたので家に転がってた宇宙物を拾ってきた。立花隆は胡散臭くて大嫌いだが、一度くらいは読んでやるかと。前半は宇宙飛行士キチガイ列伝。宇宙で神を感じてキリスト教の伝道師になったとか、気が狂って精神病院行きとか。後半は俗物伝だった。合間に出てくる宇宙船や地球外環境についての説明は参考になりそうな気がしたけど立花隆だから安易には信じない。

全部日本語で書いてあるんだけど、インタビュー部分では立花の異様に下手な英語が聞こえてきそうで不愉快だった。

■2005年12月23日 [書籍の類]
メディアの興亡 (下)
  • 杉山隆男
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

世の中が浮ついてると思ったら邪教の祭りが近いのか。ヒゲ生やしたデブのガイジンに家宅侵入されて喜ぶなんて変態の所業だ。敬虔な国家神道の徒である俺は静かに天長節を慶びつつ、連休中は外に出ないことを誓うのだ。どこ行っても混んでるし。

んで。第17回大宅賞作品の下巻は日経新聞のコンピュータ化を追うのかと思ったら実はそうではなく、毎日新聞がいかにダメかという話だった。それと、新聞作りコンピュータを開発したIBMが主役級の扱い。日本IBMから開発チームに参加した高妻SEがカコイイ。泣けた。たかがDTPやるのにシステム/360とかいうメインフレームを使う大袈裟さに感動の嵐。

ただ、せっかく終盤までいい流れで来てたのに締め方が安っぽくて若干興醒め。