- 清水義範/西原理恵子(絵)
- 講談社文庫
- 古本
軽い本を中心に読んでたら、重たげな本が怖くなってきた。手に取るのを躊躇しちゃう。この不穏な流れをどこで切るか。
んで。また軽い本。今回は理科じゃなく社会科だったので全く興味ねぇ。北海道産のコンブが富山と沖縄の郷土料理になってる理由以外は全て興味なっしんぐ。理科に比べると焦点が定まってなくて鋭さに欠けたのもツラかった。人間の活動で好きなのは戦争と事件と事故だけなので、暮らしだ歴史だと言われても楽しめるわけないよ。
「じゃまものは消してしまえ すみごこちのいい世界にしようじゃないか」と大山のぶ代も言っていた。みんな消えちゃえ。
- 清水義範/西原理恵子(絵)
- 講談社文庫
- 古本
大切に飼ってるタイワンキンギョが今年に入って元気なくて心配していたところに水槽から水漏れ。とりあえず料理用のボールに緊急避難。新しい水槽を買うか補修するか悩ましいがとにかく急がねば。
んで。今回は遺伝子とビッグバン。どちらの話題も前巻で取り上げてたけど、間違いがあったようで改めて勉強したみたい。熊さん八つぁん調の会話でビッグバンを語るとこが秀逸。壮大に小難しいネタにも関わらず楽しすぎてスラスラ読めてた。あまりにスラスラ進んだおかげで内容は理解してないような気がするけどへっちゃら。
前巻で全く面白くなかった西原漫画はリミッターが解除されたのか文章無視して異世界へ。ぶっちゃけ、邪魔。
- 清水義範/西原理恵子(絵)
- 講談社文庫
- 古本
終日布団から出ずに寝たり読んだり寝たり読んだりの退廃的週末ライフをエンジョイ。毎日こうならどんなに幸せか。
んで。昔、読んだことがあるような微妙な記憶。ほとんど憶えてないけど。科学については素人の著者だから普通の人がわからないことは書いてるほうもわかっていない。読者の代わりに勉強してくれるイメージだな。ネタは宇宙や脳についてで、けっこう鋭い。楽しく読めた。
しかし『おもしろくても理科』なんていったら、まるで理科が面白くないみたいじゃんか。理科はおもしろいぞ。
- 田口美貴夫
- 講談社+α文庫
- 古本
昨日は弟の家で去年のオーストラリア旅行のビデオを観たり。週末に慣れない外出などしたもんだから今日は終日ぐったり。布団からほとんど出なかったらますますダルくて超やってらんねぇ。
んで。興味もないのに民間機エッセイ。著者は問題を隠し通せていた頃のJALでジャンボ飛ばしてた人。わりと読みやすかったけど残念ながら民間機だった。せめて整備の話だったら。途中、航学で空自に入隊というエピソードが出てきて興味の糸口になるかと思いきや半年で辞めてた。全然興味湧かない。
読むなら素直に軍用機物にしとけということか。
- 佐々淳行
- 文春文庫
- 古本
残業自粛日だったので帰りにブコフで20冊ほど仕入れてきた。立ち読みもせず即購入の俺は上客だろうと思ったんだけど物色するのは105円棚ばっかりなので売上げにはさほど貢献していなかった。
んで。安田講堂物。勉強の成果が遺憾なく発揮され「代々木」「四トロ」という単語が出てきてもすぐに理解できた。すぐ忘れるが。基本的に警察側の動向についてのみで、誰某隊長率いる機動隊が出動したとか催涙弾が何発あったといったポリ内輪ネタが充実してた。相変わらず自慢たらたらだったけど、佐々のわりには鼻につかなかった。
機動隊の頑張りは認めるが、所詮丸腰だから戦闘シーンがグダグダ。自衛隊を出して学生全員サクッと射殺、みたいな展開のほうがよかったと思う。
- 深田正雄
- 光人社NF文庫
- 新本
せっかく38度超の熱が出たのに苦しかったのは週末だけで月曜日には平熱に戻ってた。悪夢だ。“プロのビジネスマン”とか言われても嬉しくねぇ! 俺はとにかく仕事を休みたいのだ。
んで。『軍艦メカ開発物語』の続編。前回の話題をふまえた上での細かい解説で大変よろしかった。アンテナ、舷外電路、探照灯など、兵器の範疇を越え気味なマニアックなネタのオンパレードで堪らん。感激したのはモーターの回転速度を制御するワードレオナード方式と、その電気をハイドロに代えたようなジャンニ・ギア(整動機)の項。どうやって油圧で回転運動を作り出すのか不思議に思っていたが、傾けた円板を滑らせるとは! ノーベル工作賞やる。※ジャンニ・ギアの一般名称は“斜板形アキシャルピストンモータ”かも?
でも後半は海軍工廠や艦政本部といった組織の話だったので超興味ねぇ。
- 高沢皓司
- 新潮文庫
- 新本
生まれて初めてメイド喫茶に逝った。メイドも所詮は生き物だったので興味なし。しょうがないからビール飲んで帰ってきたら熱が出た。なぜ週末に限って体調を崩すか。
んで。スゲェ面白かった。よど号ハイジャック後、その気もないのに北鮮に亡命した赤軍派が「領導芸術」で簡単に洗脳されて対日工作員にジョブチェンジ。偉大な指導者様のために働いた。驚いたのは北鮮の洗脳手法が意外に洗練されてたこと、活動が西側諜報機関に案外バレてたこと、そしてなにより赤軍の日本人妻による色仕掛けの拉致工作。色仕掛けをするには奇跡が必要な顔だった。でも騙されたヤツがいたので世界は広い。とにかく主体思想は不思議が一杯だ。
とにかくガンガレ将軍様。日本周辺の脅威増大→自衛隊増強→(゚Д゚)ウマー
- 立花隆
- 講談社文庫
- 新本
先月から『よみがえる空』とゆーアニメを観てる。小松救難の新人ヘリパイが悩む話。日曜2530っていう放映時間に厳しさを感じるが、頑張って観たい。忘れなければ。ちなみに第1話は観るの忘れた。
んで。アカにもいろいろあったので勉強になった。ちょっとだけ立花隆を見直した。主役は中核と革マルだったけど、革マルがいろんなセクトに喧嘩を売ったので新サヨクの全体像がある程度見えた。代々木とかブントとか聞いてももう迷わない。つまり、こいつら全員アカだ。みんな公安警察の掌の上という感じだったので、これじゃ革命なんて夢のまた夢。
ググってみたら中核も革マルもまだやってた。進歩がないなぁ。
- 立花隆
- 講談社文庫
- 新本
昨日は豪州仲間のYと鯨料理を食い、今日は大学同期の結婚パーティー。俺らしくないアクティブな週末だ。家から出るなんてほとんど奇跡。
んで。立花隆なので不安を抱きつつ読んでみたら、とりあえず上巻は面白かった。“かくまる”が「革命的マルクス主義」の略だったと初めて知った。ずっと凸凹の類の角丸とか□○だと思ってた。忘れないうちに展開をメモ。中核派は機動隊と戦いたがり、革マル派は他のサヨクと戦いたがる。どっちも革命を目指してるけど戦略的視野なさすぎで、自ら内ゲバで戦力減らしてる。サヨクの考えることはよくわからん。が、下巻が楽しみな展開ではある。
ところで革命ってなにかね。あれか。3が一番強くなる?
- 深田正雄
- 光人社NF文庫
- 新本
もういい。仕事なんてどうでもいい。人生なんてくだらねぇぇぇ!
んで。メカ分不足を補うためにメカメカしい兵器物。電気が専門の元海軍技術中佐が書いただけあって細かい解説が素晴らしかった。系路上に人間が介在する中~大口径砲の射撃データ伝達、針の接点が発砲回路の一部となってる角度メーター、機銃射撃装置の振動接点、角度式通信器としてたびたび登場するセルシンモーター(=セルフ・シンクロナス?)などなど、とにかく機械式。40km以上飛ばす大和型の主砲ですら人力経由だもん。誤差は気合と根性で克服だ。
ジャイロスタビにも驚いた。ジャイロで船体の揺れを軽減させるなんて、鳳翔と龍驤スゲェぜ!