- 河合雅雄(編)
- 中公新書
- 借り物
遅くまで仕事するのに慣れてきた。8時間働いても平気だ。固定給もボーナスも退職金もない浮き草稼業、単価が高いうちに稼げるだけ稼いでおくさ。
んで。家に転がってた自然科学系の新書は兵庫県立 人と自然の博物館に所属してる研究者が持ち寄ったエッセイ集。虫と植物の話が多すぎてバランスが悪かったけど、魚とか石の話はそこそこ。32本も入ってたから、それぞれアッという間に読み終わり。ちょっと印象薄い。
とにかく博物館に来てねという本だったのかもなぁ。いや、違うかもなぁ。朧気だなぁ。
- 松岡圭祐
- 小学館文庫
- 古本
午後出社だけど「ほとんど準夜勤だね」と言われるほど働きまくり。この調子だと今月は6……おっと、どこに税務署の目が光ってるかわからないぜ。
んで。自衛隊ネタっぽかったので古本で買ってみたらスゴかった。文章は下手、考証は一切ナシ。心理学、コンピュータ、自衛隊に関する知識は中学生の知ったかレベル。羽田のターミナルレーダーが欺瞞されただけなのに、なぜか自衛隊が騙されて2等空尉で幹候生の主人公(♀)が入間配備の15に乗って要撃かけた。こんな妄想、よく他人に読ます気になるよ。知らないなら書かなきゃいいのに。
やっぱり一ツ橋グループの小説に手を出すのは間違いということか。
- 宮部みゆき
- 新潮文庫
- 借り物
せっかくの週末なのに法事で田舎に来てみたが、お盆に来たばっかりだし激務続きでお疲れなので本日は鳴子温泉郷でゆったり。風呂に入ってビールを飲んでまた風呂。やはりお湯は鳴子に限る。
んで。宮部の時代物。なぜか母親が持っていた。全体に若干短くまとめすぎ。細かいところまで読みたいと思えた話があった。それとオチのない意味不明な話があるかと思えば傑作もあって良悪の差が激しい。「敵持ち」「お墓の下まで」クラスの話だけで1冊作ったらとんでもない本になると思うのだが。
とりあえず宮部は現代ミステリーよりも時代物のほうが面白いな。
- 桐野夏生
- 講談社文庫
- 古本
もう疲れた。胃が痛い。仕事のせいだ。と書こうと思ったんだけど好き勝手やってるから仕事上のストレスなど全くないことに気がついた。世界は平和だ。
んで。今日も気楽に小説。桐野のメジャーデビュー作は持ち逃げされた金を追うオバチャンとヤクザの話。ほとんど期待してなかったのが功を奏して普通に読めた。
「サラダ菜の上にたっぷりのゆでエビとタルタルソースを載せたパン」が最大の見所。それ以外はあまり記憶にない。
- 宮部みゆき
- 新潮文庫
- 古本
帰宅が2400を過ぎたり過ぎなかったり。しばらくこんな状態が続きそうだが働けば働くほど収入が増えるシステムなので高モチベーションを維持。
んで。ブコフ105円棚で発見したので買ってみた。序盤の展開は意味不明。なのに目が離せなくて期待が膨らんだけど中盤で一気にスピード感喪失。なにこのタルい話。それでも最後の最後、主人公の甦った記憶がどんでん返しを呼ぶ! と予想したんだが特にどんでん返らず流れに身を任せたまま終了した。行き場を失った俺様の期待感。
『ロートレック荘』くらい驚かせてくれよ。
- 筒井康隆
- 文春文庫
- 古本
今日は友達の結婚式の2次会に出席してみた。自由を失った幸せそうな姿を見て、俺は独りで生きていこうと思った。
んで。久々に小説。新装版を注文した途端にブコフで発見。地方の小説同人誌を巡る悲喜こもごも。意味不明な文壇ネタが多かったけど、話が進むほど滅茶苦茶になっていく展開はそれなり。つまらなくはない。面白くもない。
この同人誌がBL小説だったらもっと笑えたと思う。

- 防衛弘済会
- 月刊誌
連休なので終日のんべんだらり。ウダウダして本読んでビール飲んで飯食って終了。なにもかも面倒。呼吸すらしたくない。世界なんて破滅しちゃえ。
んで。今回からバックナンバーじゃない『セキュリタリアン』。特集の「防衛白書2005」は興味なし。でも『まんがで読む!平成17年版 防衛白書』は作画がでこくーる様だから買うつもり。そのでこくーる様は巻末の「パセリちゃんツアー同行レポート」を書いていた。漫画じゃなかったので残念。
地味に楽しい「海の向こうの食卓」は豪州のオイスター。美味そう。来月ちょうどオーストラリア旅行だから忘れずに食ってくるよ。
- 永延幹男
- 集英社新書
- 借り物
相変わらず世界が平和なので飽きた。変化を求めてネットの大海原に漕ぎ出したけどすぐ飽きた。どこかに対岸の大火事はないものか。
んで。家に転がってた本。オキアミ資源の話だった。端的な書き方はわかりやすかったけど全体に踏み込み不足。ですます調もいただけない。基本的に面白くなかったけど、ちょっとだけ出てきた南極の魚には興味津々。コオリカマス、ウミタカスズキ、マジェランアイナメ。楽しそうな名前だなぁ。オキアミよりこういう魚の話を読みたかった。
「エクマン輸送」がわからなかったのでググったら「エクマン螺旋の流速を鉛直積分した正味の流量」と言われた。コリオリの関係者だった。忘れることにした。
- 安富和男
- 中公新書
- 借り物
世界が平和だ。平和すぎる。あまりに平和でつまらなくなってきた。東京で大地震とか大規模テロでも起こらないかな。そしたら仕事休めるのに。
んで。虫の本。この前と同じく家に転がってた中から適当に拾ってきたものなので期待せずに読んだら読めた。数ページごとの読み切り形式で読みやすかった。淡々とした文章だったけど眠くならなかった。虫の生態は妙にシステマチックで興味深い。このプログラム組んだヤツ出てこいって感じ。
でもリアルの虫はダメなのだ。
- ニュートンプレス
- 月刊誌
新しいコンタクトの調子がいいので気分がいい。さすが金曜日だ。
んで。特集「人体に隠された進化史」は、ちょうど進化論な頭になってたから通常より楽しめた。余った顎の骨が耳小骨に転用されたりして、進化って不思議。あとロガネリア(無顎類テロドゥス目)のイラストが素晴らしく愛らしかった。
竹内均は数年ぶりのミラクル。ハワード・フローリーというペニシリンの人について書いてた「人物科学史」が普通に読めた。でも早く打ち切ってほしい。









