読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2015年08月24日 [書籍の類]
剣客商売 (10) 春の嵐
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

軽自動車検査協会と警察署を回ってミラちゃんの名義変更&保管場所届出手続き完了。これでミラちゃんは名実ともに俺の車になったよ! ちなみにどっちもバイクで行った。

んで。引き続き時代物ラノベ第10巻はシリーズ初の長編。せっかくの長編だし、きっとオールキャストの豪華な話なんだろうなぁ、と思ったら甘かった。大治郎は自主謹慎、三冬さんは妊娠中で動けない、という意味のわからない池波の自主的縛りプレイのおかげで肩透かしを食らった上に、ストーリーそのものも間延びしててイマイチというね。

そういや“特別長編”は池波がネタ切れの時によく使う手だったわ。「剣客商売」も「鬼平」も、シリーズ後半は長編だらけだったような?

■2015年08月19日 [書籍の類]
剣客商売 (9) 待ち伏せ
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

人生初マイカー(ミラちゃん)の保険はアクサにしてみた。本人限定、車両保険など要らん、といろいろ切ったら27,000円になった。もっと安いとこあるのかなぁ。こんなもんかなぁ。

んで。引き続き時代物ラノベ第9巻。シリーズ初期の新鮮な面白さには比べるべくもないけど、そこそこ読める話がいくつかあったのは前の巻で時間を稼げた結果だと思う。ただ、この巻でも三冬さんが全く動いてないので、やっぱり結婚させたのは間違いだったと思うなぁ。ずっと微妙な関係のまま引っ張って自由に活躍させたほうが面白かったに違いない。

一番の問題は三冬さんを超える魅力的なキャラが出てこないことなんだけどさ。

■2015年08月18日 [書籍の類]
剣客商売 (8) 狂乱
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

人生初のマイカーをゲト! 母親が車を買い換えて余った13年落ち12万キロのミラを無料でもらってきた。車よりバイク派だからそんなに乗らないだろうけど、大人の階段を上った気分!

んで。引き続き時代物ラノベ第8巻。標題作は久々に出色の出来。ただしそれ以外はいよいよ正攻法のネタが尽きてきたようで、若干オカルト入った「狐雨」、オチまで書かない「仁三郎の顔」など剣客っぽくない実験的とも言える話がちらほら。それはそれでつまらないってほどではないんだけど、かといって決して成功してるとも言えない微妙なレベル。打率は低め。

目先を変えたネタで多少の時間は稼げただろうし、次の巻には少しだけ期待してみる。

■2015年08月12日 [書籍の類]
剣客商売 (7) 隠れ簑
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:☆☆☆☆

小さい頃、勉強がイヤで学校サボって山で遊んでたという妻。学校の先生には山で採ってきたグアバをあげたら問題なかったよー、って笑いながら語る妻に勝てる気がしない。っつか、先生ェ……。

んで。引き続き時代物ラノベ第7巻。三冬さんが結婚しちゃって出番が激減した影響でストーリーがまったく締まらない状態。大治郎は木訥一本槍というキャラ付けのおかげでとても話を引っ張れないし、小兵衛は超人すぎて出てきた瞬間なんでも簡単に解決しちゃうからどうしようもない。三冬さんの存在が支えていたバランスが、ここで一気に崩れたなぁ。

相変わらず文章力はこれでもかという低さだし、ここからは苦行のつもりで読み進める覚悟を決めたほうがよさげ。

■2015年08月10日 [書籍の類]
剣客商売 (6) 新妻
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

小さい頃、木の上から水牛の背中に飛び乗って遊んでいたという妻。失敗すると水牛に踏まれて死ぬこともあるんだよー、って笑いながら語る妻に勝てる気がしない。なにこの野生児……。

んで。引き続き時代物ラノベ第6巻。シリーズ屈指の人気キャラ・三冬さんがついに結婚しちゃったよ。これってシリーズで最大級のイベントのはずなんだけど、色恋の書き方をよくわからない池波は驚くほどヌルッとした進行にしちゃって全然盛り上がらなかったの。男装の令嬢のラストステージだったのに全然活かし切れてなくてモヤモヤする。これが平岩弓枝だったらと思うと……もったいねぇ。

男装の三冬さんがいなくなったこの巻をもってシリーズ第1部完と言って差し支えなし。ぶっちゃけ残りの10冊は後日談的蛇足に過ぎない。

■2015年08月06日 [書籍の類]
剣客商売 (5) 白い鬼
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★☆☆☆

小さい頃、家の裏手からパチパチいう音がして漏電かと思ったら軍とテロリストが銃撃戦やってたよー、と笑いながら語る妻に勝てる気がしない。テロリストを匿ったこともあるとかもう……。

んで。引き続き時代物ラノベ第5巻。ラノベらしい軽さでスラスラと進んでしまい、わずか1日で読み終わり。それも移動の電車内でしか読んでないから実質2~3時間くらい。なんというコスパの悪さよ。中身に関してはイマイチ巻。三冬さんの縁談に多少の進展があったくらいで、他はまぁこれということもなく軽~く流したまま終了。この手応えのなさはなんだろう。

句点と改行がほぼセット、かつ短い会話の応酬が多いからページ下半分が際立つ白さ。読者側のコスパと反比例して池波側の効率はかなり高そうだ。

■2015年08月05日 [書籍の類]
剣客商売 (4) 天魔
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★★

東京ドーム巨人戦のエキサイトシートのペアチケットをもらった。転売も考えたけど、テレビに映ってバレるとマズいから妻と行ってきた。迫力ありすぎて怖かった。酔っ払ってると危ねぇな、あそこ。

んで。引き続き時代物ラノベ第4巻。キャラや物語の方向性が定まって一気に筆が乗ってきたのがわかる。池波もたまにはやるじゃん。凡打製造機とは思えないハイアベレージで、もしかしたら打撃に開眼したのかも、と期待させるに十分な一冊だった。俺の記憶では「天魔」「約束金二十両」あたりはシリーズ通しても上位に入る面白さだった気がする。それってつまり、ここから先は面白い話がさほど多くないってことに繋がるんだけど。

記憶が間違っていることに期待したい。

■2015年07月31日 [書籍の類]
剣客商売 (3) 陽炎の男
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

某クイズ番組の後始末でストレス溜まりまくり。そりゃ一義的には俺の失敗なんだけど「なにがあっても任せろ」って大口叩いてた上の奴が全責任を被せようとしてきてイライラ。10年以上やってきた仕事だけど、もう断る。

んで。引き続き時代物ラノベ第3巻。このあたりで今後のシリーズを支える主要登場人物のキャラ付けが定まってきた。中でも際立つのはやっぱり三冬さんだよね。男装、令嬢(田沼意次の娘)、剣の腕も立つ(井関道場の四天王)という、まさにラノベでしかお目にかかれない安易なチート設定だけど、ここまで恥ずかしげもなく真正面から出されちゃうと好きにならざるをえない。

なお、文章力は相変わらず低め。それはもう、恐ろしく低め。

■2015年07月29日 [書籍の類]
剣客商売 (2) 辻斬り
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

某クイズ番組スマホ大会の準備期間に空自コスプレ大会が重なり、昼間走って夜はシステム構築という修羅場の末、本番で鯖落としてもた。てへっ。ま、最後まで仕様変えまくりのぶっつけ本番じゃこうなるわ。俺さんざん警告したよ?

んで。引き続き時代物ラノベ第2巻。さすがに代表作だけあってそれなりに面白いんだけど、この時点で早くも池波節が炸裂しつつあり、ページ下半分の余白が増えてきた。まぁ、後年の作に比べたら真面目に話を考えようとしてる姿勢は見えるし、ちゃんと書こうとしてるのがわかるから悪くは言いたくないけど、今になって読み返すと、この時点で既に終わりの始まりだったのがわかる。

やっぱ問題は文章力、というか、もっと以前の国語力のなさだなぁ。文筆家としては拙すぎる。

■2015年07月15日 [書籍の類]
剣客商売
  • 池波正太郎
  • 新潮文庫
  • 手持ち
俺満足度:★★★☆☆

妻が3年ぶりに髪を切った。腰まであったのをばっさりショートカットに。切り終わった帰り際、美容師さんが俺に一言。「お嬢ちゃん何年生?」 ……にじゅうろくさいです……。

んで。満を持して、というか、いよいよ未読棚から片付けたくなった手持ちの時代物ラノベ。20年ぶりくらいに読んだけど、記憶に違わず頭使わない話の連続で疲れなくていいねぇ。なにせずっと小兵衛のターンだし、ピンチとかないし。序盤ってことでさすがの池波も真面目に書いてる時期だから悪くない。そういえば、三冬さんって初回から登場してたのね。

こっから全16巻+番外編があるから、しばらくは次になに読むか悩まなくて済むのは助かる。楽しめるかどうかは別にして。