- 山岡荘八
- 山岡荘八歴史文庫(講談社)
- 貰い物
ついに早起き最終日! 0625起床に3ヶ月も耐えた自分を褒めてあげたい。でも契約延長で明日からも仕事だ。休みたかったからちょっと悲しい。午後出勤+時間単価UPはちょっと嬉しい。悲喜こもごも。
んで。逃げまくってた貰い物シリーズに再突入で、まずは名作の噂を耳にする荘八の『坂本龍馬』に挑戦。いきなりスゲェぜ。この龍馬、物事をほとんど考えない。剣の腕はあるようだけど、ほぼ白痴だ。なにも行動しないから進展がない。他人事ながら将来が心配になってきた。
この調子が最後まで続けば龍馬小説の最高傑作になること間違いナシ。さすが荘八、よくわかってるなぁ。
- イカロス出版
- 月刊誌
仕事してるふりをしながらセンバツを観る日々。どうにも上手投げの投手が多くて不本意だ。もっと高校生らしく横とか下から投げてほしい。などと呟きながら貰い物シリーズ再突入を引き延ばす。
んで。特集の「なるほど!世界の戦闘機最新事情2005」を晩酌の肴に読んでみたところ『JWings』の世界には10ヵ国しかないらしく、しかもホンジュラスが入ってたりして狭いことこの上なし。当然だが全然面白くない。まぁこの雑誌、中身のある特集は年に1回くらいだからしょうがないけど。
でも読める連載がある分、まだマシかも。これが『航空ファン』だと特集ハズレ=読めるページなしってことになるしなぁ。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 借り物
今度こそ貰い物シリーズに再突入せねばと思ってはいるんだけど今日まで逃げていいことになった。俺の人生、逃げの一手。
んで。堅い本の後はこれに決まってる。大好評(俺に)の『かわせみ』第21巻は江戸の町で暴れる謎の巨大犬型張子を阻止すべく立ち上がった宿屋のアツい戦い。ちょっとウソついた。本当は泊まり客が怪しかったので東吾が解決した。今回も花世タソが不在がちで萌え成分不足。ハァハァ度低めの残念な結果に終わった。平岩先生が俺になにを望んでいるのか全く見えないよ!
萌えのない『かわせみ』なんて、ただ面白いだけの時代物でしかない。ふむ、面白いならいいじゃん。
- 童門冬二
- 学陽書房人物文庫
- 貰い物
眠いね。毎日しっかり7時間睡眠なのに眠いね。春だしね。だから仕事中ボーっとテレビで甲子園を観て過ごした。とても有意義な一日だった。
んで。恐怖の貰い物シリーズで童門に挑戦中。下巻に入ったからといって何が変わるわけでもなく、相変わらずこれぽっちも面白くないどうでもいい話が続いてた。これといったエピソードがあるわけでもなし、キャラに魅力があるわけでもなし、見所と呼べるものは皆無。驚くほどつまらなかった。
童門の本を手に取ることは二度とないと思う。
- 童門冬二
- 学陽書房人物文庫
- 貰い物
そろそろ朝からの出勤は限界っぽい。職場にいても昼過ぎまでは眠くて眠くて、思わず居眠り全開。でも読書は好調なペースを維持だ。
んで。本棚お片付け運動の一環として貰い物シリーズの季節到来。友人曰く“最悪に下手”という高い評価を受けていた童門に初挑戦してみた。読み始めるにあたって相当な覚悟を決めたのだが、そこまでひどくないような? 将門や貞盛の言葉遣いが現代的なので1000年という時の隔たりを感じず自然に読める。登場人物の心の動きやストーリー展開はかなり簡略化されているので軽く読める。ここまでのところ歴史物としての雰囲気、キャラの魅力、物語の深みはゼロ。要するに少しも面白くねぇ。
なるほど下手だ。納得した。
- 麻生幾
- 新潮文庫
- 古本
この季節はダメだ。ヤツらが飛散してるせいで仕事にならない。こういう言い訳が出来るいい季節でもある。
んで。情報が官邸に達さない話。我が国の危機管理に関するノンフィクションだと思って読み始めたんだけど、阪神淡路大震災の情報収集に飛び回る自衛隊のところで気がついた。空自の徳島航空教育群、SR-61小型偵察機、愛媛の小松航空隊、HSS偵察機、これ全部実在しない。こうなると自衛隊以外の部分もそれっぽいことを書いてるだけで実際はフィクション、もしくは相当な脳内補完が入っていると考えるべきだろうなぁ。麻生幾ってこの程度か。
でもまぁそこそこ面白かったよ。トンデモ小説としてなら。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 借り物
3連休! 外に出るとミクロの恐怖物質に襲われること必定なのでヒキコモリ決定。超ダラリと過ごしてやる。なんにもしねぇ。呼吸もしねぇ。
んで。『かわせみ』20巻目をマターリ読了。いつも通り面白かったんだけど萌えの少なさが気になった。前回あれだけ活躍した花世タソが全く登場しなかったのが痛い。読んダラにおける『かわせみ』は基本的にハァハァ小説なのでハァハァできないと書くことない。それでも無理に書いてみると、えーと、表題作「お吉の茶碗」は何百両もする茶碗であることに最後まで気がつかないので平和だったがお吉にハァハァするわけにもいかないので非常に困った。
詰まるところ宿にお客がきて東吾が事件を解決したのでよかったと思った。
- R.P.ファインマン/大貫昌子(訳)
- 岩波現代文庫
- 新本
ようやく金曜日。今週も長かった。仕事のストレスのせいで日記を書くのもツラい。なにもしたくない。一刻も早く逃げたい。
んで。下巻は1日で読んだ。ファインマン先生が頭の良さをひけらかしつつ、いろんなことに手を出し続けたまま終了。思ったことはすぐ口に出し、興味を持てば実際に試し、納得がいかないことはとことん追求、という面白そうな人だった。でも実際にこんなのが身近にいたらイヤだろうな。間違いなくウザい。
それにしても、この人はいつ物理学の研究をしてたんだろか。やっぱノーベル物理学賞ってチョロいんじゃないかなぁ。
- R.P.ファインマン/大貫昌子(訳)
- 岩波現代文庫
- 新本
生きる気力がなくなってきた。激しくつまらない仕事+花粉症のコンボ。くしゃみするたびにエナジーが抜けていく。
んで。ちょっと知的にノーベル物理学賞を取った学者のエッセイ。アメリカあたりじゃ有名な本らしい。分厚い紙のせいで見た目ほどにはページ数の多くない岩波文庫など、新書に比べりゃ恐るるに足らん。でも小難しそうとか思いながら読み始めてみたら、ファインマン先生が他人をアグレッシブにからかい続ける話だった。物理関係ねぇー。微分とか積分とか級数とかいう単語が視界をよぎった気がするけど意味不明だから全て気のせいということにした。
この人が取っちゃうノーベル物理学賞、なんかチョロそう。
- 藤木俊
- 小学館
このままじゃ姉キが…!! 姉キが死んじまう…!!
(番司が姉さまをゴンガンしながら。)
かなえ姉さまが壊れちゃうぅぅぅぅ。それも実の弟の手で。こんな素敵なシチュエーションに萌えないヤツなどいない! この場面だけ電車の中でコッソリ3回読み返しちゃった。
だって実の姉が…姉で……ゴンガンって……死んじまう! ああぁ、かなえ姉さま…かなえ姉さま……巫女コスプレうっ(;´Д`)ハァハァ
- 渡辺洋二
- 文春文庫
- 新本
杉の花粉が大変だ。クスリ飲んだら効かないくせに眠くなるので仕事できねぇ。普段からしてないのは内緒だ。
んで。渡辺洋二って証言ベースの人間中心が多いから実はかなり苦手なんだけど、今回は機体寄りの話があってそこそこ。零観の戦いを描いた「過負荷空域に苦闘す」と、震電の開発物語は大好きな機体だけに面白かった。「最高速レシプロ機 研三」は軍用機じゃないから興味ないんだけど『衝撃降下90度』的世界でちょっとだけアツかった。
資料的で盛り上がりに欠けるけど、貴重な時代の記録だろうから末永く書き続けてもらいたい。人間じゃなく機械の話を。
- 佐藤和正
- 光人社NF文庫
- 新本
週末。そろそろ失踪しようとしていたちょうどその時たまたま週末が来たことに感謝するがいい>愚民ども。
んで。光人社NF文庫は作家に文才がなかったり日本語が不自由だったりすることが多いんだけど、今回のは当たりだ。11コの島の玉砕っぷりを描いた短編集。各島とも証言者が1人ずつなので細かい部分の信憑性は疑問だけど、それはそれとして面白かった。中でもバンザイ突撃をしなかったペリリューと硫黄島が堪らん。死んだ方がラクと思える状況で地下壕に籠もっての徹底抗戦。くぅ。この悲惨さと悲壮感がニッポン男児の魂を揺さぶる。
やはり大東亜戦争の素晴らしさは特攻と玉砕に尽きる。俺は生まれる時代を間違えた。
- 豊田穣
- 光人社NF文庫
- 新本
今週も仕事が面白くねぇ。面白い仕事なんてないんだけどバグ探しは特に眠い。これ以上続くなら後のことを考えずに逃げようと思う。
んで。沈まない駆逐艦が大変だった話。豊田穣は『空母信濃の生涯』が面白かったから期待したんだけど、これダメ。雪風関係なさすぎ。雪風以外の艦のエピソードのほうが多い。“近くに雪風がいた”という話だ。
もしかして雪風って生き残ったという以外注目すべきエピソードのない艦だったんじゃ? という疑問が湧いてきた。
- ホビージャパンMOOK
- ムック
所用をでっち上げて3連休をゲトした今週末はいつもよりストレス低め。明日までに税務署に提出する書類を揃えなきゃいけないんだが、きっとなんとかなるさ。
んで。今年初めて行ったTSUTAYAでいつの間にか手に取っていたくだらないムック。2/3はアームズマガジンで連載されてたらしい上田信というヤツの下手な漫画。射撃場でのお作法でも描いてあれば少しは読めたんだろうけど全然だったので役に立たねぇ。描いてあっても役に立たないけど。面白かったのは「じえいたん」の自衛隊用語集くらい。『自衛隊遊モア辞典』的なありがちな内容だったけど笑った。続編希望。
CARROTの89Rを買ってしまおうかと思ってみたものの完成品15万。たかがエアガンにその金額は……でも本物は撃てそうにないし……悩み中。
- ニュートンプレス
- 月刊誌
やっと週末。またノドが痛いのはストレスのせいに違いない。助けてー、パーやーん。
んで。平日はなかなか読めない雑誌を片付けた。特集「重力と万有引力の世界」。重力も引力も突き詰めるとアインシュタイン先生が登場だ。『ニュートン』読んでるとこの世の全ては相対性理論で説明がつきそうな気になってくる。特集以外では最新のDNA鑑定方法がちょっとスゴいことになってて少し驚いた。他はサッパリ。
竹内均は今月も「人物科学史」で大活躍。これがなければこの雑誌の面白さは5割増しになるのだが。
- 牛島秀彦
- 河出文庫
- 新本
仕事で動画をエンコード。待ち時間ばかりで悪くないんだが、だんだん自分が何屋さんだかわかんなくなってきた。
んで。キャッチボールしながら特攻して大変だった人の話。統一感に欠ける記述が多く、なにより肝心の石丸進一が妄想の産物だから説得力皆無でとても期待外れだった。なんか火葬戦記の安っぽい匂いがするよ。俺はノンフィクションの石丸進一を読みたかったんだがなぁ。今の日本に徴兵制復活が見え隠れしているという解説の高山図南雄も痛かった。頭大丈夫か?
これじゃ石丸進一も浮かばれないね。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 古本
もういくつ寝ると4月。来月が楽しみで楽しみで仕事が手につかない。いつものことだが。
んで。下巻に入っても忙しい主人公。娘を拐かされたり幼なじみが死んだりしたけど意にも介さず義弟と結ばれる日を待ち続けると誓ったそばから居候の医者とケコーンして強引にハッピーエンド。脇役たちは望まない結婚をさせられたり事故で死んだり心中したりと大変な目にあっていたけど、それはそれとしてハッピーエンド。
娘の千とせタソの出番が少なくてハァハァできなかったのが心残り。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 古本
3月突入。今月さえ乗り切れば天国が待っているので今日もストレスを溜めながらダラリと生きる。
んで。東海道の新居宿の本陣の総領の娘の色恋の沙汰が大変な話。昔NHK金曜時代劇で前半を見逃したのでリベンジしようとブコフで発掘したのが去年だったのでつまり半年放置してた。読み始めたらサクサク進む。主人公の美也は息子を生んだり旦那が死んだり義弟とデキたり娘を生んだり幼なじみから求婚されたりと大忙し。でもお美也さんはバカなので物事深く考えないので複雑な人間関係を感じさせない。
ひたすら惚れたり腫れたりだからどうでもいいっちゃどうでもいいが。