読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2005年06月18日 [書籍の類]

霊長類 南へ

  • [著] 筒井康隆
  • [刊] 角川文庫
  • [入手経路] 古本
  • 俺満足度:★★☆☆☆

仕事再開して初めての週末。やっぱり週末が一番好きだ。平日のストレスを吹き飛ばすべく陽の高いうちからビールと焼酎を胃の腑に染み渡らせつつ読書してたらいつの間にやら1冊終わった。

んで。ブコフで発見した久々の筒井。短編集なら嬉しかったんだけど残念ながら長編。ドタバタ破滅物だったからますますガッカリ。支那が間違って核ミサイルを発射しちゃうところから始まる世界最後の日っていうだけで想像がつく。『俗物図鑑』とか『おれの血は他人の血』の部類だ。死にまくり殺しまくりなのである種のカタルシスはあるかも。ただ、放射能から逃げるため南に向かうからこのタイトルなのに、主人公が逃げる気ゼロ。違和感ありあり。

面白くはなかったが、少なくともストレスは感じなかったからヨシとせねば。