2005年07月 の日記
■2005年07月31日 [雑誌の類]
Newton (2005.9月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算34号目

世界中の皆さまに心配をかけた俺の体調は回復傾向にあり、酒とタバコがますます旨い。ありがとうスーパードライ。でも仕事って聞いた途端に具合が悪くなるので愚民どもは引き続き俺の健康を祈願されたい。

んで。けっこう読めた。特集は「無限」。収束の面白さに油断してたら微分積分という忌まわしい文字が視界に入って反射的に投げ捨てそうになった。接線の角度とか面積だっけ。知らねぇよバカ。でもテストに出ないと思ったらそれなりに。「知床」や「ウナギの生態の謎」なども読めた。チャンドラX線観測衛星と竹内均の連載がなければ価格以上の値打ち。

もっとも1人で-1000円分の活躍をするスーパーエース竹内均がいる限り定価を超える価値になることは事実上ないんだよなぁ。

■2005年07月29日 [書籍の類]
謎の独裁者・金正日 テポドン・諜報・テロ・拉致
  • 佐々淳行
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

ボーっとしてたら週末になった。このところ体調が悪くて、あんなに好きだった仕事にも身が入らない。俺はバリバリ仕事したいんだけど体調がね。仕方ないんデスヨ?

んで。『あさま山荘』以来の佐々。単語を中黒でつなげただけのおざなりなタイトルからは北鮮メインのように思えるけど実際は朝鮮、ロシア、その他が1/3ずつくらい。っていうか、国とか関係なく佐々の自慢話集。冗談めかしてあれば微笑ましいんだけど、どうも本気みたい。自分で自分のことを「警備実施の手練れとして知られている」なんて書いちゃうんだからある意味スゴい。スゴくウザい。接続詞「そして」が連続する小学生の作文みたいな文章もどうにかしてほしい。

これ読む限り警察の諜報戦力は大したことなさげなのでガンガレ陸自小平学校。

■2005年07月26日 [書籍の類]
闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相
  • 一橋文哉
  • 新潮文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

程良いペースで進んでる今月の読書。通勤効果は絶大だ。でも仕事がイヤなので通勤だけの仕事を紹介してください。交通費は全額支給で。時間単価3000円以上で。頑張りますから!

んで。事件物で攻めてみた。愉快痛快かい人21面相は怪人ランドのプリンスだった話。事件当時、俺は小学生だった生まれてなかったので友達のお母さんから大量のお菓子(処分品)をもらって犯人に激しく感謝した記憶などない。前半は事件の流れを追うスリリングな展開。後半は一転して著者の独自調査。もうなんでもあり。謎の組織Xなんて書いてて恥ずかしくない?

でもまぁそれなりに面白かった。バカらしくて。

■2005年07月24日 [書籍の類]
警視庁捜査一課特殊班
  • 毛利文彦
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

体調が悪い。頭が痛い。肺が痛い。胃が痛い。全身ダルい。なので週末は寝たきり生活。もしや本当に死病かと考えたのも束の間、相変わらず酒とタバコが旨いので安心した。

んで。珍しく警察物。読みたい本を読める状態になったというのに前回大失敗したので、もう騙されないぞと斜に構えつつ読んでみたら面白かった。特殊班は誘拐、立てこもり、企業恐喝あたりを担当する「刑事警察の特殊部隊」だそうだ。犯人との知恵比べだから体力より知力らしい。その特殊班が担当した有名な誘拐やら恐喝事件の話が見所。各事件とも少ないページで要点がまとまってた。やるな毛利文彦。

特殊部隊と聞くと真っ先にSATが思い浮かぶけど、それは警備警察なんだって。いろいろあるのね。

■2005年07月22日 [書籍の類]
生還への飛行
  • 加藤寛一郎
  • 講談社文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

仕事再開と同時にダイエットをやめたのに体重下がり続け。2ヶ月で8キロ落ちたよ? このままだとスーパーフェザー級も夢じゃないな。飯も酒も増えてるのに……死病?

んで。好きな本を読める状態になったけど、いきなり面白そうなのを読むのは危険。そこで強烈なダメオーラを放ってたコイツを読んでみたら案の定ダメだった。加藤のことだから結論がないのは諦めるとして、今回は小ネタすら希薄。“一流パイロットと武道の達人は似ている”という仮説自体がそもそも無意味。取材に向かうまでの話ばっかりだし。こっちは著者がどこで酒を飲んだかなんて知ったこっちゃないのだよ。

105円の価値すらなかった。大失敗。

■2005年07月21日 [命ノセンタク]
渋谷のエラン後編 - 貧乳神!貧乳神!
貧乳神!貧乳神!
渋谷のエラン (後編)
  • 河合克敏
  • 小学館
週刊ヤングサンデー 2005/34号

ふう……間に合った……
(貧乳RC女子高生が世界のドーパミン分泌を過剰に促進しながら。)

貧乳神・河合克敏の描くエランタソが最高すぎたおかげでエランタソの胸の膨らみ以外記憶にないけど、とにかく人類は救われた! エランタソ最高ー! この角度の胸の膨らみ最高ー! 膨らんでないから最高ー! 貧乳神! 貧乳神!

だって女子高生が…で…制服の……胸の膨らみが…ぺたんこで…貧乳、貧乳! ああぁ、エランタソ…エランタソ……タミヤRCカーグランプリうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年07月21日 [書籍の類]
明治の音 西洋人が聴いた近代日本
  • 内藤高
  • 中公新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

TSUTAYAで『連合艦隊』のDVDを発見したので久しぶりに観てみた。主要キャラが全員戦死する悲壮感たるや大東亜戦争の素晴らしさ全開。古手川祐子さまの美しさと合わせて邦画史に残る名作だ。

んで。苦労に末に手持ち資源ゴミ終了! 明治大正時代に来日した外人が書き留めた音についての話。父親からもらった迷惑なゴミの中では唯一まともな内容だったけど残念ながら全く面白くなく、数ページごとに襲い来る睡魔との激闘の記録だった。

外人は日本語を甲高く感じるらしい。そういえば俺も英語の時は意識して声を低くしてるなぁ。と自慢めいたことを書いてみても面白くないもんは面白くねぇ!

■2005年07月20日 [命ノセンタク]
こわしや我聞第71話 - 蠱惑的なプロポーション
蠱惑的なプロポーション
こわしや我聞 (第71話)
  • 藤木俊
  • 小学館
週刊少年サンデー 2005/34号

きゃ~~!!
(名も知らぬ妹が実は素晴らしいプロポーションの持ち主であることを主張しながら。)

『結界師』がオス♂によって荒み果てた世界となった今、宇宙船地球号の乗組員たる我ら人類の心を癒してくれたのは唯一『こわしや我聞』だけだった。完全にノーマークで名前すら覚えてなかった長女が、実はぺたんこなオパーイ素晴らしいプロポーションだった! すごいぞ、ラピュタは本当にあったんだ! 果歩タソ、僕は君を忘れない!

だって女子中学生が…14才で…オパーイのサイズが……い、妹、妹! ああぁ、果歩タソ……果歩タソ……ぺたんこ妹うっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年07月20日 [命ノセンタク]
家庭教師 濱中アイ第95話 - ばさっキタコレ!!
ばさっキタコレ!!
女子大生 家庭教師 濱中アイ (第95話)
  • 氏家ト全
  • 講談社
週刊少年マガジン 2005/34号

似合う?
(天然メガネ女子中学生が人々の傷ついたハートをスカートで優しく包みながら。)

週を追って読めるページが減ってるマガジンはあの不毛の地ヤンサンよりも高い飛ばし率。半分も読んでない。それでもリンコたんが救ってくれると信じて。っつーか信じなきゃ買ってらんねぇ! しかし信じる者は救われた。「ばさっ」キタコレ!!

だって天然女子中学生で……スカートを…ばさって…水…着…? ……ぱ、ぱんてぃ、ぱんてぃー! ああぁ、リンたん…リンたん……天然オニャノコうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年07月17日 [雑誌の類]
PANZER2005.7月号
PANZER (2005.7月号)
  • アルゴノート社
  • 月刊誌
読んダラ通算16号目

なんかこの週末は3連休らしい。知ってた? せっかくだからタップリ休養を取らせてもらおう。毎日こうならいいのに。仕事したくねぇ。

んで。気がつけば半年ぶりの『PANZER』は特集が「87式偵察警戒車」だったから買ってみた。経験上、この雑誌はハズレ率9割超の天才バッターなんだけど今月号は比較的読めたから驚いた。さらに驚いたのは誤植が少なかったこと。これじゃまるで商業誌だ。87式は大変良い。カーブで転がるんじゃないかとドキドキしる寸詰まりなスタイルが殊更に良い。記事の内容は素人レベルだったけど87式偵察警戒車が取り上げられただけで嬉しい。特集以外もなぜか読めた気がする。

でもどんな記事が載ってた覚えてないんだよな。ふむ、読めたと思ったのは勘違いだな。半年ぶりだからな。

■2005年07月14日 [命ノセンタク]
渋谷のエラン前編 - 次の言葉に期待
次の言葉に期待
渋谷のエラン (前編)
  • 河合克敏
  • 小学館
週刊ヤングサンデー 2005/33号

お…
(制服RC娘がこの後なにを言うのか多大な期待を抱かせながら。)

笑いも萌えもない不毛の地ヤンサンに貧乳神こと河合克敏の読み切りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 河合御大の描くアレは明らかに慎ましやかというか遠慮深いというか、とにかく人類の夢と希望が詰まった小さなオパーイなのだ! 俺がもう少し早く生まれていたら毎週のように青島タソがここに登場して人々の荒んだ心を癒していたことは間違いないぜ?

だって女子高生に…RCマニアの……デコが…胸の膨らみ……お…お×××! ああぁ、エランタソ…エランタソ……来留間麻理うっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年07月14日 [書籍の類]
しのびよるネオ階級社会 “イギリス化”する日本の格差
  • 林信吾
  • 平凡社新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

微熱でツラい。咳のおかげで腹筋が筋肉痛。鼻水は何リットル出たかわからん。そんな状況の中ラッキーなことに今日明日は自宅作業になったのでつまり休日。休まねば死ぬ。

んで。また資源ゴミ。日本がイギリス型階級社会になりつつあることに警鐘を鳴らしたつもりになったみたいだけど感情論がベースだから論拠薄弱で説得力皆無。エリートの子はエリート、労働者の子は労働者という傾向はイギリスに限った話じゃないし。機会の平等に関して、米英のエリートコースが学費の高い私大なのに対し、日本では「国立大学に最優秀の学生が集まる」と自分で書いてるじゃん。全然しのびよってないネオ階級社会。他人の著作を取り上げては「雑だ」と批判してるけど、これで勝ってるつもりなの?

イギリスブームに乗っただけのヤツらよりも俺のほうが詳しいんだぞって自慢したいだけに見える。底が浅い。

■2005年07月12日 [書籍の類]
日本企業がなぜ中国に敗れるのか
  • 莫邦富
  • 新潮OH!文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

群馬で風邪に感染したらしく本年3度目の熱発。性能悪すぎ。肺の奥のヤバい痛さは軽い肺炎か? こんなにツラいのに激務休をくれない仕事が恨めしい。

んで。熱でボーっとしながらも僅かに残る気力で読んだのはまた資源ゴミ。大嫌いな似非ビジネス物かつ大嫌いな支那物。この人によると日本企業は支那企業に負けたらしい。ちなみに勝ち負けの基準は支那での現地シェア。驚くほど視野の狭い話だな。そもそも日本企業にとっての支那は市場というより工場だし、世界マーケットで考えなければ全く無意味だと思うんだけど?

経済のこと全然知らない俺すら騙せないとは。終わってるな。

■2005年07月08日 [書籍の類]
いま「危ない家族」の問題Q&A
  • 頼藤和寛
  • 講談社+α文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

読みたいと思った本が面白いとは限らないんだなぁ。貰い物のほうが期待しないぶん気楽かも。

んで。今回は父親の本棚から出た資源ゴミ。家族の問題なんて興味ないし、問題あっても気にしないし。と読む前から自己完結。でも読まなきゃ捨てられないルールなので読んでみたら、面白くはなかったけど意外に笑えた。基本的にポジティブシンキング、というか投げっ放し。息子が精神病だとか姑にいじめられたとかいうくだらない相談に対し、解答は常に“心配したってしょうがない”“耐えるか捨てるか二者択一”。簡単すぎw

それにしてもこんな本が出てくるなんて、ウチの家族に問題でもあるのだろうか?

■2005年07月07日 [書籍の類]
エニグマ暗号戦 恐るべき英独情報戦
  • 広田厚司
  • 光人社NF文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆

今週の新幹線通勤は本日で終了。まだ木曜日だけど心は週末ムード。報酬が希望ラインに届いたし昼飯おごってくれるし、群馬いいね。来週もガシガシ稼ぐよ。

んで。久々に自分で買った本だから期待したんだけど大ハズレ。暗号の話なのにアルゴリズムには触れておらず、解読については「複製を作った」の一言で終わり。その代わり解読にどう繋がったのか判然としないUボート拿捕などを詳細に取り上げていたりする。エニグマについてろくに知りもしないで書いたとしか思えない。文脈を無視した逆接続ばかりの文章にも疲れたよ。

これなら「プロジェクト×」のほうがよほど有意義だった。

■2005年07月05日 [雑誌の類]
Newton (2005.8月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算33号目

誰よりも遅く出社して誰よりも早く帰るのが信条。時間かけたからって良い仕事ができるわけじゃない。今日もサービス残業で遅くまで居残るサラリーマン諸氏を横目で見ながら颯爽と帰宅。これぞフリーランスの醍醐味。

んで。晩酌でビール飲みながら『ニュートン』。特集「真空は無?その正体は?」は真空でも粒子が勝手に対生成&対消滅してるとあった。特に興味ないけど、これはこれで興味深い、か? 肝心な部分が端折られていたので、担当者も内容を理解できてなかった感じ。微笑ましいけど少し頑張れ。

そういえば、ほとんどのページが記名記事になってた。変革到来か? ついでに竹内均の作文を打ち切ってくれると嬉しい。

■2005年07月05日 [書籍の類]
憎悪の依頼
  • 松本清張
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

僕は今、群馬に向かっています。またか! でもなんか慣れてきた。乗り継ぎのいい電車も見つけたので、この機会に効率よく稼いどこう。半年くらい仕事しなくていいくらいの金額になれば嬉しい。

んで。新幹線で清張読了。これで手持ちの清張終わり。今回は清張のくせに事件が少なかった。初登攀を信じてもらえない、絵はがきに写ってた女の子を捜す、少年囚の日記といったみみっちい話ばかり。事件が起きても起きなくてもつまらんのだ。短編集を続けて読んだ結果、清張開発工場では量産型推理小説の最終テストが繰り返されていた。文章はそれなりに上手いし、先が気にならなくもないんだけど結局くだらない。

つまり、この世に推理小説なんて要らない。

■2005年07月01日 [書籍の類]
眼の気流
  • 松本清張
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

僕は今、群馬に来ています。だから意味わかんねぇっつってんだバカ! 乗り換えだらけだから実際の乗車時間は一番長い新幹線でも約30分。起きたら長野という可能性があるから寝てもいられない。移動時間も金取るぞ。

んで。仕事帰りの新幹線でビールをがぶ飲みしながら清張。これは新しい版で字が大きかった。評価できる点はそれくらいか。比較的長めの短編が5本で読み応えがあるかと思いきや全然。事件が起こればくだらない。起こらなくてもくだらない。微妙に読めたのは「影」くらい。元ゴーストライターの回想録で、時代小説を代作するために作家の癖を盗むくだりがなかなかだった。

俺も池波マシーン(※)を作らなきゃ、と少しやる気をもらった。
※ウィザード形式で簡単に池波小説が書ける機械