2005年06月 の日記
■2005年06月30日 [書籍の類]
駅路 傑作短編集 (6)
  • 松本清張
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

僕は今、群馬に来ています。マジ意味わかんねぇ! 0900前橋出頭ってなんだよ。昨日今日と新幹線長距離通勤で0600に家を出てるので死にそう。死ぬな俺。

んで。有り余る通勤時間で清張を読み終わり。傑作短編集とあるが、むしろ駄作集だった。ありきたりな古典的推理小説という感じ。バーのマダムとキャバレーの女給に時代を感じる。戦前か? そんな中「万葉翡翠」と「陸行水行」は毛色が違ってそこそこ。それぞれ万葉集と邪馬台国をネタに考古学。古文書の解読は面白そうだと騙されそうになった。でも、こういう話でも無理矢理事件を起こすから安っぽいんだよな。

群馬通勤は片道2~3時間かかるからスゴいペースで読書が進む。ちょっと嬉しい。でも遠すぎ。やっぱ悲しい。ツラい。

■2005年06月29日 [命ノセンタク]
家庭教師 濱中アイ第92話 - 壊れてる娘スキ
壊れてる娘スキ
女子大生 家庭教師 濱中アイ (第92話)
  • 氏家ト全
  • 講談社
週刊少年マガジン 2005/31号

足コキです!!
(スク水中学生が世界を随喜の涙で溺れ死にさせながら。)

マガジンで唯一気を吐く的山リンコたんの心洗い力は驚異的であり、例えば秋田書店の全誌を合計してもリンコたん1人の力に到底敵わないのだ。そのリンコたんは今週も飛ばしまくりで俺の心は清らかになりまくり。ついに俺の清らかさは普賢菩薩と勝負できる境地にまで達した。

だって女子中学生が…旧型スク水を…メガネオプションなしで……あ、足コキ! ああぁ、リンたん…リンたん……壊れ娘うっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年06月27日 [雑誌の類]
Jウイング2005.8月号
Jウイング (2005.8月号)
  • イカロス出版
  • 月刊誌
読んダラ通算10号目

平日がやって来てた。早速お疲れ状態なんだが、生活のためにも逃げるわけにいかないし、通勤は読書が進むからあながち悪くない。ウソだけど。

んで。飛行機雑誌のノルマ達成。特集は「F-16の現在」。昨日も似たようなのを読んだけど『JWings』の勝ち。浅さは相変わらずだったけど、誰が読むんだ的な『航空ファン』に比べればマシ。その他では「空自VIP輸送機」が興味深かった。政府専用機、YS、U-4あたり。CHとかC-1とはずいぶん違う。誤植が多かったのは萎え。

かつて政府専用機に憧れた時期があったけど、今になって考えたらこの視力じゃ航空身検通らないじゃん。危うく騙されるとこだった。誰に?

■2005年06月26日 [雑誌の類]
航空ファン2005.8月号
航空ファン (2005.8月号)
  • 文林堂
  • 月刊誌
読んダラ通算13号目

暑い。死ぬほど暑い。ホントに梅雨か? ホントはウソだろ。雨降ってないし宿酔いだし、もう仕事なんてしてらんない。ぐったり。

んで。死んだ目で『航空ファン』。特集「攻撃機A-10&F-16」に期待して買ったんだけど、いつも通り全然ダメ。F-16のHUD対地モード時の表示ばかり解説されても困る。A-10も再評価までの流れをザックリと書いてあるだけで、だからどうしたって感じ。特集以外のページが輪をかけて面白くないのもいつも通り。よかったのはイタリアの軽空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」のグラビアのみ。わずか6ページに1200円はあり得ない。

軽空母の話題なら『世界の艦船』で読んだほうがいいわな。今月も金をドブに捨てた。

■2005年06月24日 [書籍の類]
十万分の一の偶然
  • 松本清張
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

弟の資源ゴミが終わったと思ったら今度はママンが本棚を整理しやがって、俺の意志に関係ない本が再増殖。つまり処分シリーズ続行だ。ツラいぜ。

んで。点と線とYシャツと私、という朧気なイメージしかない松本清張。あの顔で面白い話を書けるのか不安だったんだけど、これがけっこう面白かった。あらすじ。アマチュアカメラマンが大事故を撮影して話題になったけどあり得ないから暴いて殺した。ストーリーは普通だけど組み立てが上手かった。ストレスなく読めた。

処分シリーズでもこれくらい楽しめれば文句ない。

■2005年06月22日 [書籍の類]
満州事変
  • 臼井勝美
  • 中公新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

今日は誕生日だったような気がしたんだけど気分が乗らないのでやめた。誕生日じゃなかった。引き続きキレやすい17才をエンジョイ。

んで。弟が残していった資源ゴミついに最後の1冊! 旧軍好きだから面白く読めるのではないかという淡い期待でラストに回したんだけど、凶悪だった。特に序盤は支那の地名人名が全くわからなくて支那嫌いパラメータが急上昇。面白味のない文章だし、心労で死んじゃう危険性すら感じたけど1/3ほど進んだら全体像が見えて比較的ラクに読めるようになったので助かった。難点を挙げればキリがないけど、一番痛かったのは著者もあとがきで書いてた通り焦点があやふやな点。満州事変の後、満州国成立に触れないまま上海事変のことを書いちゃダメだ。

愛新覚羅溥儀(萌えキャラ)の活躍を期待してたのになぁ。

■2005年06月22日 [命ノセンタク]
結界師第80話 - ガンガレ枝
ガンガレ枝
結界師 (第80話)
  • 田辺イエロウ
  • 小学館
週刊少年サンデー 2005/30号

制服のまま来るんじゃなかったなぁ…
(時音さまが制服のままジブリワールドに分け入りながら。)

本日めでたく18才になった僕に神様からの素敵なプレゼント! 人格者の俺はこの清らかなシーンを世界人類におすそ分け。これからずっと時音さまについて行きます。上目づかいで。ここで一つ提案があります。いつもの妖怪退治もぜひ制服でローアングルから実施していただけると人類の心が清らかになる音が聞こえる。

だってポニテの…女、女子…高校生……スカートで…な、生足に……枝…枝! ああぁ、時音さま…時音さま……隣のお姉さんうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年06月18日 [書籍の類]
霊長類 南へ
  • 筒井康隆
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

仕事再開して初めての週末。やっぱり週末が一番好きだ。平日のストレスを吹き飛ばすべく陽の高いうちからビールと焼酎を胃の腑に染み渡らせつつ読書してたらいつの間にやら1冊終わった。

んで。ブコフで発見した久々の筒井。短編集なら嬉しかったんだけど残念ながら長編。ドタバタ破滅物だったからますますガッカリ。支那が間違って核ミサイルを発射しちゃうところから始まる世界最後の日っていうだけで想像がつく。『俗物図鑑』とか『おれの血は他人の血』の部類だ。死にまくり殺しまくりなのである種のカタルシスはあるかも。ただ、放射能から逃げるため南に向かうからこのタイトルなのに、主人公が逃げる気ゼロ。違和感ありあり。

面白くはなかったが、少なくともストレスは感じなかったからヨシとせねば。

■2005年06月17日 [書籍の類]
化粧品のブランド史
  • 水尾順一
  • 中公新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

唐突に仕事再開したばかりなのに、本日は別件でさらに唐突な群馬出張。武蔵野線と埼京線と上越新幹線と両毛線に乗っちゃった。ショッキングなド田舎だったが、うどんは美味かった。部長ゴチ。

んで。片道2時間以上かかった通勤中に、弟による資源ゴミの強敵を撃破。内容の大半は国内化粧品ブランドの流れについてで全然面白くなかった。最終的に「著者が当初掲げた仮説『化粧品産業が日本の経済発展に貢献し、国家を興隆させる』がここに検証された」という結論に辿りついていたが、経済全体の数値も出さず、他産業との比較もせずになにを検証したつもりになったんだか。単純に経済発展への貢献があったことを言いたいのなら、それが産業である限り自明だから検証など不要だ。

化粧品にも経済学にも興味などないが、それでもこの本がお粗末なことはわかった。

■2005年06月15日 [命ノセンタク]
こわしや我聞第66話 - スパッツを見直した
スパッツを見直した
こわしや我聞 (第66話)
  • 藤木俊
  • 小学館
週刊少年サンデー 2005/29号

扉絵
(物語の真のヒロイン珠タソがスパッツの魅力を振りまきながら。)

『こわしや』贔屓と誤解されるかもしれないが、たまたま『こわしや』に世界を救済できるワンシーンが多いということであって、決して私情を交えているわけではないことをご理解いただきたい。その上で近年希に見る珠タソが俺の心を洗いまくる。スパッツとは存外よきものやも知れん。

だって女子小学生が…元気ッ娘で……ショートカットを…太まゆ毛…ス、スパッツ、スパッツ! ああぁ、珠タソ…珠タソ……ロリ妹のスパッツうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年06月15日 [命ノセンタク]
家庭教師 濱中アイ第90話 - 夢の旧型
夢の旧型
女子大生 家庭教師 濱中アイ (第90話)
  • 氏家ト全
  • 講談社
週刊少年マガジン 2005/29号

着てきた!!
(天然メガネ女子中学生が壊れ気味の言動で世界中の人々を癒しながら。)

パクリと低能ヤンキーの園 少年マガジンに咲く一輪の花、的山リンコたんが世界人類の心を癒す。これはもうティクビ禁止とか言ってるような次元の話じゃないデスヨ講談社さん! 女子中学生+天然+メガネ+セーラー服+スク水+ばさ=驚くほど清らかになっていく俺の心。

だってセーラー服で……女子中学生が…ばさって……き、旧型スク水! ああぁ、リンたん…リンたん……壊れロリうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年06月14日 [書籍の類]
職業としての学問
  • マックス・ウェーバー/尾高邦雄(訳)
  • 岩波文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

仕事が始まった途端に読書がはかどり始めた。仕事してないのがバレそうで職場の人間には見せられない読んダラ日記。

んで。本日2冊目も弟が残していった資源ゴミ。ドイツあたりの大学教授を自称する人による戯言で、つまらなくて大変だった。翻訳も下手でますます大変。大学教員としての心構えとかが書いてあった気がするが、そんなの俺にとってなんの意味もない。わかったのは大学教授がヒマな職業だということくらいか。

大抵の大学教授は、単位の力を自分の力だと勘違いして学生相手に威張ってるだけの井の中の蛙だし。身の程を知れ。

■2005年06月14日 [書籍の類]
こころ
  • 夏目漱石
  • 新潮文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

ニート生活に突然の終止符。昨日、前の職場に打ち合わせに行ったら「明日からお願いします」とキタ。心の準備も出来ぬまま契約締結、いきなり今日から通勤再開。ラクで実入りのいい仕事だけど面倒くさいなぁ。

んで。通勤中に弟が放置していった資源ゴミを読み終わり。五代くんの教育実習によれば友人Kの先を越して未亡人は好きですか、という話のはずだが、なにか違う。面白くない。念のため弟に“コレハ面白カッタデスカ”と確認したら“読マズニ放置シマシタ”との返答。むぅ。しかしつまらないのに先が気になったのも事実。無職のオッサンを先生と呼んで郷里に帰ったら遺書が届いただけなのに、文章が心地いいというかなんというか。明治の文豪恐るべし。

漱石スゴい。新渡戸稲造の次くらいに好き。野口英世と同じくらい好き。

■2005年06月11日 [書籍の類]
闘将 福島正則 太閤記外伝
  • 高橋和島
  • PHP研究所
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

1ヶ月半近くニートを満喫してきたけど、そろそろ仕事が来そうな予感で憂鬱。でもたまに働かないと生活費がなくなるので悩み多き年頃。誰か俺を養ってください。仕事以外ならなんでもしますから!

んで。息抜きしちゃったので弟が放置していった資源ゴミに再突入。今回のは単行本なので持ちにくい読みにくい、おまけに面白くない。福島正則って野球なら2Aクラスの小物。ろくなエピソードも華もない。俺が知らないだけで実はスゴかったという展開があることに一縷の望みを託したんだけど結局なにもなかった。賤ヶ岳で分不相応の出世をしたけどその後なにもしなかったら徳川に睨まれて飛ばされた。これのどこが闘将か?

内容皆無ですぐ読み終わったのは助かった。さぁ次いこう次。

■2005年06月10日 [書籍の類]
御宿かわせみ (23) 源太郎の初恋
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★★

新しい日記管理ツールを導入したばっかりだけど、どう考えても動作が重すぎなのでデータ管理部分を中心に書き換えてみたらマシになった気がするので完成ということにした。

んで。大長編に体力削られたので息抜きの『かわせみ』は萌え発動の予感。「源太郎の初恋」とキタ。きっと相手は花世タソのはず。花世タソじゃなかったら泣くよ。と超絶な期待を抱きつつ読み進めたら初恋キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! もう少し歳の差がほしいけど、ともあれ俺のロータリーエンジンはターボ全開ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

なんか東吾の隠し子登場とか石女るいさん出産とか長助親分がぼんのくぼに手をやったりとかしてたけど源太郎&花世タソの前に霞んだ。この2人、義高&大姫タソくらい(・∀・)イイ!!

■2005年06月08日 [書籍の類]
新太平記 (5) 義貞戦死の巻
  • 山岡荘八
  • 山岡荘八歴史文庫(講談社)
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

空自コスプレ大会に行ってきた。空き時間で2冊くらい読む予定だったのに酒飲んだり走ったり酒飲んだり酒飲んだりしてたら1冊も読めなかった。あと風邪が悪化して声が出なくなった。全身痛いぜ。

んで。主人公の正成が死んじゃってどうなるかと心配した第5巻は、まず公家出身の千種忠顕が善戦するかと思いきやすぐ死んだ。次に名和長年が戦を盛り上げるかと思いきやすぐ死んだ。さらに陸奥の公家将軍・北畠顕家が強そうなふりだけですぐ死んだ。そして新田義貞が逆襲もせずにすぐ死んだ。なんか死人ばっかり。

読んダラ史上最低ペースだったので前半がどういう話だったか忘却の彼方だが、要するに鎌倉幕府が滅んで楠木正成が軍神で新田義貞が討ち取られて足利尊氏が勝ったと思ったので面白かったと言っていた。