- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
解放される日を夢見る池波処分シリーズ。残る文春あと1冊。
んで。また女が主人公。お歌さんは後家さん。仕事バリバリのキャリアウーマンだから嫁ぎ先で実家で八面六臂の大活躍。そんな彼女が剣の達人な浪人に惚れたり敵持ちの若侍を預かったりしちゃったので先が読めた。その後、予想通りの展開で仇討ち成功。主人公のお歌さんが格好よかったからハッピーエンドも喜ばしい。
斜め読みには丁度いい。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
今月の目標は文春文庫の池波を全処分。
んで。ちょっとしたことで町人を斬殺しちゃった浪人と殺されちゃった町人の一人娘の生涯って感じ。主人公2人の人生に接点がほとんどないという展開は意味がわからないが、キャラクターに多少の魅力があったのでストレスなく読めた。池波としては及第点。
これで表現力の乏しさがどうにかなってくれれば、もう少し読めると思うのだが。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
まだまだ池波処分シリーズ。そろそろ我慢の限界。
んで。また大石内蔵助が出てきていつもと同じ忠臣蔵。その他の話もコピペばかり。話もキャラも使い回しとは、ラクな仕事してるなぁ。文章力のなさもいつも通り。特に時間の流れや今昔の対比といった時間に関わる表現が異様なまでに下手で、もうなに言ってんのかわからん。さすが池波。脱帽だ。
なんでもいいから他の人の本を読みたい。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
引き続き池波処分シリーズ。早くも嫌気が差してきたが読むしかないのだ。
んで。長編忍者物に出てきた脇役が主人公になった短編集。長編の時は描かれていなかった舞台裏側やその後の話は基本的に全く面白くないが、短編だからムカつく前に話が終わる。これならなんとか我慢できる。
昨日の『剣客群像』よりは数段レベルが下がったが、池波としたら許容範囲内。
- 池波正太郎
- 文春文庫
- 手持ち
ここらで池波処分シリーズ再開。期待薄の群像シリーズを攻めてみる。
んで。まずは『剣客群像』。剣客の短編集っぽい。驚くべきことにこれが読めたのだ。そこそこ面白かったので助かった。解説によると池波がノッてた時の作品らしい。池波短編によくあるクライマックスでいきなり終了ということもなく、しっかり最後まで書いてあった。メリハリがあって娯楽時代物としてはそこそこ。
このレベルなら苦しまずに読めるのだが。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 新本
筒井シリーズ絶好調。今回は筒井の初ミステリー。ミステリーか?
んで。真っ赤なキャデラックを乗り回し1本8500円の葉巻を惜しげもなく吸う大富豪というトンデモ刑事が主人公。事件解決のために湯水のごとくお金を使いまくる。一応ミステリーの基本的な体裁は整ってるけどそんなところはどうでもくて、見所は事件の解決方法。ホテル貸し切る。会社作る。現金ばらまく。もう好き放題。脇役もキャラの立ち方が完璧でいい具合。文章も遊びまくってて大笑い。電車の中で吹き出しそうになって困った。
でも惜しいことに4編で完結なのだ。もっと読みたい!
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 新本
3部作ついに完結。
んで。前作ラストで死んだと思わせた七瀬だけど、なんか生きてたみたい。今回の相手はもう大変よ。だって
神 降 臨。
相手は「宇宙の意志」とか言ってる。もう超能力とかいうレベルの話じゃない。そのトンデモな相手と渡り合った七瀬はある意味最強かも知れないんだけど、全ては神の掌の中かも知れない。
謎の力の正体が「宇宙の意志」だと判明したあたりから話は内面的で観念的な方向に進むので3部作で一番動きが少ない。その代わりにスケール最大。しっかりSFだし完結編に相応しい面白さだった。ちょっと壮大すぎたけど。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 新本
再七瀬。
んで。前作では七瀬の他に超能力者は出てこなかったんだけど、今回は超能力者インフレ。もう1人の精神感応能力者の他に未来予知能力者、念動力者、透視能力者、果ては最終兵器の時間旅行者まで登場だ。この超能力者連中が1人を除き魅力的なキャラクター揃い。特に念動力のヘンリーがいい味。
少しずつ仲間が増えていく中、超能力者を消したがる謎の組織が登場して大変なことになった。この謎の組織との戦いはSF作家の本領発揮でかなり面白い。特に時間旅行能力が絡んだあたりはとにかくSF。話に動きがあるし味方だ敵だと人間関係が比較的ハッキリしてるから前作よりも好きだな。
そしてラストは一気に超能力者デフレ。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 新本
ここからは七瀬シリーズに突入。
んで。シリーズ1発目の『家族八景』は高校の時に読んだ気がする。その頃の俺は純粋だったから面白いって感じなかったんだけど、改めて読んでみたら面白いじゃないか。精神感応能力者(テレパス)の火田七瀬さんはその超能力を隠すためにお手伝いさんしならが流浪の日々。テレパスだからお手伝いに入った家庭の真実が思わず見えちゃう。超能力家政婦は見た。
面白いので3部作一気に行くぜ。
- 筒井康隆
- 中公文庫
- 新本
筒井ブーム続行中。
んで。今回のはスゴい実験作。言葉の音が消えていく。人が感情移入しているのは言語そのものなのかそれとも言語が表しているイメージなのかを実験すべく虚構内現実で言語を消していくというメタな世界。「あ」が消えて「あ」のつく言葉は使えなくなり次に「ぱ」が消え、そして「せ」が消え……で最後は全部消える。
だんだんと使える音が少なくなっていく中で表現論を語ったり官能的な表現に挑戦したり。いろいろなことを書いているうちにも使える音は少なくなっていくから後になればなるほど大変なことに。それでも最後まで筒井だった。小難しいところもあったけどなんとかなったよ。