- 山本周五郎
- 新潮文庫
浦学がやってくれた。史上2回目、俺の人生では初の埼玉県勢甲子園優勝! さいたまさいたまー! この勢いで夏の初優勝……は無理だな。悲しいけど埼玉だもんな。
んで。引き続き山本周五郎、今回もまたとりとめのない短編集。俺はこっけいモノが好物だから「女は同じ物語」と「ひとごろし」は楽しく読めたわけだけど、それ以外がなぁ。どうも面白くなくてなぁ。周五郎に飽きてきたことを考慮しても、なお平均点の低さを否定できない一冊だった。
まだ手持ちの周五郎が大量に残ってるのに、ここで飽きちゃってたら話にならんぞ。気合い入れて面白い話を書け周五郎(故人)。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
アサリたっぷりのスパゲティを作った。ボンゴレ的な。ボンゴレ初体験の妻は美味い美味いと言いつつ、おもむろにボンゴレをおかずに白飯を……それは俺には無理だ。
んで。再び山本周五郎、今回もとりとめのない短編集。出色だったのは「おしゃべり物語」。こっけいモノ好きな俺にはバッチリで、痛快なラストもスッキリよ。それ以外の江戸時代モノはちょっと小粒でこれというのはなかったけど、比較的安定のクオリティ。対して平安朝モノ「大納言狐」のつまらないこと。さらに現代モノ「陽気な客」に関しては才能の欠片すらない。
江戸時代以外は全く魅力がないので、別に分けておいてくれないかね。
- 富塚清
- 三樹書房
- 借り物
ベルセルク37巻もうすぐクルー! 待ってた。1年半も待ってたよ。忘れないうちに予約予約っと。さて、また1巻から復習しておくか。
んで。周五郎の途中ですがルール違反の平行読みで久々の単行本。職場の本屋に転がってたのを勝手に借りてきたヤツだ。航研機って長距離記録のアレなんだけど、これが読んでも読んでも出てこない。前置きが長すぎて、航研機じゃなく航研の本になってる。ただ、軍用機じゃないからそもそも興味なかったのが功を奏して、まぁこんなもんかという感じ。三樹書房だしな。
職場の棚にコッソリと戻しておくことにしよう。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
所沢駅に東急の車輌が入ってくるようになってなんか気持ち悪い。油断してると横浜まで連れてかれちゃうから居眠りにも緊張感ですよ。もう相互乗り入れ止めれ。
んで。引き続き山本周五郎、今回はジャンルいろいろ短編集。悲しい話は好きじゃないから、ほのぼのした「あだこ」が好評価。働き者で津軽弁の美少女なんてやり方が汚い。俺好みすぎる。次点には家族モノの「かあちゃん」を推そう。江戸時代モノが比較的安定なのに比べて、その他の時代はイマイチな。平安モノの「もののけ」、絶筆になった現代モノの表題作ともに面白くもなんともなし。落差激しい。
周五郎は江戸時代だけ書いてくれればヨシ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
結婚のきっかけになったフィリピンでの商売が3年がかりで少し前進。現地の日本人経営の会社と手を組み、俺は日本でお客さんを集めることに。まずはWebサイト作るよー。
んで。引き続き山本周五郎、今回は有名作品。経師屋で住み込み職人してるイケメンで腕っこきの栄二が、無実の罪で寄場送りになったりしながらも愚鈍な修行仲間さぶと支え合って成長する話。友情、恋、バトル、災害救助、ビジネスなどなど要素てんこ盛りな内容で、先の展開が気になってしょうがなかったよ。これは名作。
「さぶ」だけどメインがさぶじゃないってのは『赤ひげ』と同じパターンだな。タイトルになってるヤツはサブ。さぶだけに。がはは。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
晩酌の酒量がちょっと気になるお年頃。毎晩、焼酎3合弱。ほぼ休肝日ナシだから年に1石は飲んでる計算だ。単位が石って……頑張れ俺の肝臓。
んで。引き続き山本周五郎、今回のも時代モノ短編集。明るい話やら悲しい話やら種類いろいろ取り揃えで満足じゃ。短い話が多いもんで頼むからもう少し先まで読ませてくれ! と叫びたくなることもたびたびだったけど、そう叫びたくなるほど面白いんだよなぁ。個人的には「末っ子」と「若き日の摂津守」がお気に入り。読んでて気分がよろしい。
しかし周五郎すげぇな。文章は暗いけどすげぇよ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
今年のフィリピン里帰りはGW明けに決定! チケット仮予約完了! 20泊21日! そうか、3週間も行くのか。長ぇ……金ぇ……。
んで。引き続き山本周五郎、今回は時代モノ短編集。古い版の文庫なもんで字が小さくて大変だったけど、中身はこれがまぁ珠玉の名作揃いと言ってよろしい高レベル。ほぼ全て面白かったんだけど、中でも「おたふく」はよかった。シンプルなプロットだけど上手い。こういう読後感のいい話は大好き。もっとよかったのは「山椿」。これ傑作。ラストで従妹と結ばれるところなんか最高。
俺も結婚するなら従妹としたい。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
テレマーク姿勢とか飛型点ってなによ? とにかく遠くまで飛んだヤツが一番に決まってるだろが。恣意的な評価基準のある競技なんてこの世に要らん。
んで。引き続き山本周五郎、今回のは学生時代に読んで面白かった印象がある赤ひげに20年の時を経て再挑戦。赤ひげ先生が主人公だと思ってたんだけど違ったわ。えーとね、若きエリート医師の保本登クンが、わけわかんないまま小石川療養所に飛ばされて「赤髭」こと新出先生の下で成長する話。もうね、さすが代表作。すんごく面白い。もっと読んでいたかった。
ちなみに赤ひげ先生は古谷一行で脳内再生されるよ。異論は認める。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
しばらくフィリピンへの電話にTalktipidを使ってたんだが、まともに繋がらない。チャージした料金が期限切れで消える人糞っぷりに俺の寿命がストレスでマッハ。もう二度と使わねぇ。
んで。引き続き山本周五郎、今回は大好きなパパを苦しめた怨みを晴らしたいファザコン娘が主人公。パパほったらかしで男遊びしてた母親と相手の男どもに制裁を→でも御定法じゃ裁けない→全員私刑。そうして一人ずつ殺しちゃ犯行現場に椿の花びらを残していったわけ。ミステリー仕立てで面白かったんだけど、最後の最後で罪の意識に苛まれて自殺しちゃうのがいただけない。そんなんじゃ立派なアサシンにはなれません。
こういう悲しいオチは困るんだよ。スッキリ気持ちよく読み終わりたいんだよ。
- 山本周五郎
- 新潮文庫
- 貰い物
乾燥スパゲッティってさ、茹でると重量が2.4~2.5倍になるらしい。俺の場合、1回に乾燥状態で350~400g茹でるから、つまりペロッと1kg近く食ってるのか。怖。
んで。引き続き山本周五郎、今回は江戸下町モノの中編2本。「柳橋~」は人生の局面でことごとく間違った選択をして不幸街道一直線の女が主人公。気付いた時には遅かったけど自己暗示で幸せになった気がした話。終始モニャモニャした感じでスッキリせず。一方の「むかしも~」は偶直だけの男が愚直を貫き通してようやく遅い幸せを掴んだ話。こっちはキレはないけど後味はよかった。
でも俺が周五郎に求めてるのはこういうのじゃない。もっと爆発力のある傑作を希望する!