- 宮部みゆき
- 講談社文庫
- 古本
いつの間にやらコトノハの新作情報がキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! とにかくガンガレ『ラッキー×クロス』。血を吐くまでガンガレ。死ぬまでガンガレ。
んで。江戸超能力ミステリー第2巻。あらすじ。町娘が物の怪に拐かされたので超能力で解決した。第1巻がどんなだったか完全に忘れてしまってキャラクター設定がよくわからなかったりもしたが、まぁどうにかなった。中盤まではじわじわ面白かった。でも解決編が急ぎすぎで拍子抜け。爆発力不足。
いい味を出してたサブキャラの鉄(しゃべる猫)の声は小倉久寛でガチだと思う。間違いなくサブリナです。
- 内田幹樹
- 新潮文庫
- 古本
某国営放送で放映中の某番組の携帯サイトを作成中。いろいろ面倒くさー。特にDoCoMoの絵文字、バイナリエディタ必須ってどういうことだ。
んで。北鮮人の亡命希望者を乗せたジャンボ機が地味なテロに狙われて大変だった話。機長は意識不明になるわ計器は狂ってるわ天気は悪いわで、コーパイが“もうらめぇぇぇぇ”ってなったところを女主人公(エリミネート組)がシミュレータ飛ばして助けた。元パイロットが書いた小説だけあってディテールがそれっぽく、安心して世界に入り込めた。エッセイよりも好きだな。
解説を読んだら『パイロット・イン・コマンド』シリーズの3作目らしいじゃないか。なのにシリーズで最初に文庫化された謎。
- 内田幹樹
- 新潮文庫
- 古本
某国営放送での打ち合わせのため渋谷ハチ公前で待ち合わせしたら人大杉で気持ち悪くなった。国営放送へは原宿から行くのが正解なのだな。次からは気をつける。
んで。引き続き民間機パイロットのエッセイ。内容的には前作ほどくだけた感じじゃなく、ちょっと真面目な業界話が多かったのでけっこう勉強になった。俺が航空業界のことを勉強したところでなんの役にも立ちゃしないんだがな。がはは。
そういや、なぜか文章がえらく上手くなってた。読むほうとしては喜ばしいことなのだが、前作からほんの1年でなぜこれほど……(下衆の勘繰り中)。
- 内田幹樹
- 新潮文庫
- 古本
日がな布団の中でマッタリ読書。眠くなったらそのまま昼寝、目が覚めたらまた読書。これぞ至福。
んで。なにを間違ったのか興味ないくせにゲトしていた民間機パイロットのエッセイ。なんとなく『機長の一万日』のパッとしないイメージを思い起こしたりもしたが、ダメ元で読んでみたら、あらやだ! なんだかけっこう面白い。文章はぶっちゃけ下手なんだけど、妙なリズムがあるというか変な勢いがあるというか、とにかくスラスラ読めてしまったよ。こういうお調子者的な文章は好き。
なぜか第2巻も手元にあるので、次はそれだ。
- 椎名誠
- 新潮文庫
- 貰い物
珍しく早寝をしたら異常に早い時間に目覚めたので、しょうがないから布団の中で本を読むことにした。
んで。こういう流れだから今回も当然のごとく漂流モノ。ウソ。処分シリーズでもらってしまった椎名誠だよ。漂流なのはタイトルだけだよ。談話や講演、エッセイの他、没ネタや大昔に書いた同人誌、果てはお友達の寄稿などがゴッタ煮になったファン向けの一冊で、とにかく内輪ネタばかりが続くので椎名誠に興味のない俺にとっては面白くもなんとも。と言ってムカつくほどでもない。要するにどうでもいい。
胡散臭くて好きになれなかった椎名誠だが、やっぱり好きになれる要素は見当たらないな。
- 吉村昭
- 新潮文庫
- 古本
ヒマだったので防衛省のガンダム計画を見てきた。まぁその、なんというか、あまり深くは追求しないけど応援はしている。ガンガレTRDI。道は果てしなく遠い。
んで。引き続き漂流モノ。時は天明年間、小笠原の無人島(鳥島)に漂着しちゃった土佐の船乗りが大変だった話。仲間を失って独りになったり新たな仲間が加わったりの各種イベントを消化しながらアホウドリを喰らい続けること12年余、ついに流木で船を造って内地に帰還を果たした感動巨編だった。淡々としてるのになぜか盛り上がるのは吉村昭の真骨頂。
イケてない翻訳物が続いた後だったから、なおさら感動的だった。本は日本語ネイティブに限る。
- スティーヴン・キャラハン/長辻象平(訳)
- ハヤカワ文庫
- 古本
ベルセルク32巻、今月29日発売! 実に14ヶ月ぶりの新刊だ。待ち遠しくて漏らしそうだ。でもAmazonが分割発送を改悪してくれたので予約できないのだ。一気に使いづらくなったな、Amazon。
んで。1人でヨットに乗ってたら突然沈没して大変だった話。ライフラフトで漂いつつ銛で突いたシイラを食ってたら助かった。ライフラフトや蒸留器を創意工夫で修理するあたりは面白かったんだけど、外人らしいバタ臭い比喩や心情描写の多い文章が生理的にダメ。
生還の最大の要因は非常用装備をちゃんと準備していたことと見た。みんなも船に乗る時は気をつけよう。俺は、船に乗らないようにする。
- アーネスト・シャクルトン/奥田祐士(訳)
- ヴィレッジブックス
- 借り物
陸自AH-64Dは13機で調達打ち切りらしい。ボーイングが生産終了するから、という理由にとても不自然なものを感じるけど、OH-1改導入にまた1歩近づいたので嬉しいような悲しいような。
んで。第一次大戦中に南極探検に出掛けて失敗した人の遭難日記。その日その日の出来事が漫然と並ぶだけの単調な展開、俯瞰的な説明が欠落したまま繰り返される冗漫な枝葉末節……。書いたのが探検隊の隊長さんだけに、それはもう見事な素人作文。非常に高い睡眠導入効果を発揮した。今年のワーストかも。
シャクルトン隊の全員生還よりも、俺がこの本を読み通せたことのほうが奇跡なんじゃなかろうか。それくらいツラかった。
- 西村拓也
- 小学館文庫
- 古本
東海漬物のキムチ『こくうま』が堪らなく美味いことに気がついた。半島産のキムチは唾液やら寄生虫が入ってるから敬遠してたけど国産なら安心だ。東海漬物マンセー。
んで。北のほうでロシアの原潜が沈んだ話。ノンフィクションだと思って読んだら、生存者ゼロにも関わらずなぜか事故発生時の艦内の様子が克明に……つまり激しく妄想補完。興味の焦点であるミリタリーネタも妄想の域を出てないので見るべき点はほとんどナシ。あとがきに95%のファクトと5%のフィクションという数字が挙がってたけど、見事に逆だと思われ。文章が軽かったおかげでストレスを感じなかったのが救いか。
創作なら創作と明記してくれ。
- 小山巌
- 講談社+α文庫
- 手持ち
VBSで書いてたWSH用スクリプトをJSに移植してみたら、IEオブジェクトのページ読み込み確認でエラーが出にくくなった気がする。最初からJSで書けばよかった。
んで。読んダラ以前に読んだ手持ち再読シリーズ、今回は大韓航空機撃墜事件。HDGモードで飛び続けたら知らないうちに領空を侵犯してて墜とされたという間抜けな話だった。それなりに面白そうなネタだったんだけど、文章が冗漫で途中で飽きた。大国のエゴに対する批判が感情論すぎて安っぽいのもいただけない。詳細な情報を出さなかった防衛庁について「誰のための防衛なのであろうか」なんてことも書いてたが、少なくとも外国の撃墜事件のためではなかろうよ。
それにしても韓国人パイロットのクオリティは斜め上すぎる。そりゃキムチイーグルも落ちるわな。