- 堀井憲一郎
- 講談社文庫
- 古本
書くことないから晩飯の献立でも。大根葉とお揚げのおひたし、伊達揚げ、しめ鯖、ブリ大根。ビールと発泡酒を350mlずつ。タマネギの味噌汁。松屋の牛めし(冷凍)。けっこう食ってるな。
んで。『巨人の星』の不可解な点をつっついた本。それなりに笑える場面はあったけど、正直ウザい。話を脱線させて自分でボケて自分でツッコむ、というのを延々と繰り返してて痛々しかった。それでも元気だけは失わないからますますウザい。
このタイトルが全てを表していると言える。ウザいよ。
- 西村繁男
- 幻冬舎文庫
- 古本
今週末は田舎で法事なので1人留守番。ここぞとばかりに大好物のスパゲティを420g茹でてみた。マ・マーのミートソースの缶詰で食った。ペロッと入った。なんつーか、胃袋スゲェ。
んで。元ジャンプ編集長の思い出。独自のシステムを確立したら売れたとかいう話。編集者上がりの人間が書きそうな文章だった。ノンフィクションということになってるけど、やたらドラマチックな展開が多かったので作り話だろ。これが実話だったら感動的だけど、集英社だから信じられない。
著者を含めて、出てくる連中がみんな人間的魅力に乏しかった。集英社だから信じられる。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 古本
弟が中古のノートPCを買いたいと言うので秋葉原で合流。それなりの品をゲトした後、万世でステーキ食おうという話になったんだが1階の立ち飲みに吸い寄せられた。バイトのお姉ちゃんが面白かった。また逝こう。
んで。筒井のエッセイ+漫画集。74年に書かれた未来予測エッセイ「二○○一年暗黒世界のオデッセイ」は見事なまでにハズレ。ブラックなだけが取り柄か。「筒井康隆全漫画」は絵も技法も見るに耐えない。素人が漫画なんて描くなよ。残りのエッセイも全部つまらなかった。
行き場のなかった余り物を集めたという感じだな。
- 川又千秋
- 角川文庫
- 古本
祝 『結界師』アニメ放映開始。昨日の夕刊に豪快な広告が載っててちょっと感動した。観る気はないけどガンガレ時音さま。
んで。中断から9年、遂に『ラバ空』完結! 不安を抱き続けた進行ペースは下巻に入って一気に加速、なんとか終戦を迎えた。でもぶっちゃけ不満だらけ。だって中断後の展開は、ほぼ外伝を繋げただけなんだもん。閃風は「〈吉野〉激濤譜」だし、呂式震電は「成層圏の撃墜王」の人名置換だし、おまけに置換忘れで小林中尉が「我、里見一番」なんて言ってるし。これで完結だなんて、ラバ空を汚された気分。
『翼に日の丸 外伝 極光篇』というのも出てるけど、これはもうラバ空外伝そのままな予感がするぜ。
- 川又千秋
- 角川文庫
- 古本
予定よりも仕事時間の消化が早いので、このままだと来月上旬には時間がなくなる。そうすると冬休みは2ヶ月だな。夢が膨らむ。
んで。『ラバ空』リターンズ中巻。風間は順調に撃墜数を稼ぎ、ミロクの中尉はそれ以上に墜としまくっているから安心しろ。この巻の見所はなんつっても双戦の勇姿に尽きる。アリューシャンを攻めた後ラバウルに展開してスタンレー越えて……あら、双戦壊れたな。ラバ空≒双戦というイメージだったけど、双戦って案外短かったのね。そしてその後の雷電が案外長かった。そういうわけで主戦は双戦と雷電。烈風は巻末間近でようやく登場。このシリーズはサブタイがズレてる。
気になる進行はやっとラバ空8巻。残り1冊で終戦まで辿り着くのか不安が募る。
- 川又千秋
- 角川文庫
- 古本
金魚の水槽に小さい植木鉢を沈めた。最初は警戒していたけど、さっき見たらしっかり隠れ家にしていた。気に入ってくれたようだ。
んで。『ラバウル烈風空戦録』の完結編というか焼き直しというか、とにかくラバ空が知らないうちに文庫になって帰ってきてた事実を古本屋で知った。どうもラバ空は著者が執筆途中で死んだことになったらしい。で、残された資料を元にまとめ直したのが本作という設定。蛇足が削られたり主人公が三人称になったりの小変更はあるけど、ほぼラバ空そのまま。上巻はラバ空1~3巻相当。双戦編というよりも零戦編だ。
このペースで終戦まで辿り着くのか不安になってきた。
- 吉田戦車
- 小学館
- 新本
カオスな未読棚を整頓した。面白そうな本から何故買ったのか不明なものまで100冊近い未読本がズラリ。さぁ読むぞ。
んで。流れのまま戦車物(吉田)。映画の感想エッセイ。B級以下の邦画に偏ってて、俺が観たことのある映画は1つも出てこなかった。ポリアンナばりの良かった探しを見せる吉田戦車の姿はそれなりに読めたけど、『吉田○車』シリーズのレベルにはほど遠い。
どの映画もつまんなそうだった中、強いて挙げるとすればゴジラの『東京SOS』と『FINAL WARS』が気になったかも。つまらなそうなことに変わりはないが。
- 林磐男
- 光人社NF文庫
- 新本
DNSラウンドロビンで遊んでたら本日の仕事終了。この3連休はカオスじみてきた本棚を整理して読書モチベーションを高めよう。
んで。読む前にブコフで発見するとショック死するので新本優先。元三菱重工の装甲車両設計担当が書いた戦車、というか戦闘車両の話。出てきたのは61式、74式、60式APC、73式APC、60式自走無反動砲、60式自走迫、75式自走榴あたり。90式と89式FVにも軽く触れてたけど基本は第2世代まで。昔の話ばかりだったけど国産兵器開発は面白い。話題が動力系と足回り限定だったのが残念だ。
たまにデジャブっぽいと思ったら『PANZER』連載だった。納得。
- 青木理
- 講談社現代新書
- 古本
ようやく筋肉痛が治ったので仕事できるようになってきた。午後から出社してPostgreSQLやJavaScriptで遊んでると終わる。超楽しい。こんな日がずっと続けばいいのに。
んで。流れのまま警察物。公安警察の成り立ちや活動内容を解説してあって面白かった。公安調査庁に触れていたのもよい。共同通信の記者だけに反公安、反体制な立場の人だったけど、興味深いネタが多かったから許せる。「泥棒を捕まえなくても国は滅びないが、左翼をのさばらせれば国が滅ぶ」という格言があるらしい。納得できる。刑事警察は嫌いだが公安は頼もしい。
サヨクを潰してくれるなら世の中が多少息苦しくなっても我慢する。監視社会ドンと来い。もう公安、公調、情本、内調など全部統合しちゃおう。甦れ特高、むしろ特高を超えていけ!