- 田宮俊作
- 文春文庫
- 古本
起床時間の縛りがなくなったら激しく時差ボケで眠いのに眠れない。どうも俺の体内時計は不良品のようだ。国産ムーブメントは丈夫だと思ってたんだが。メーカーが悪いのか?
んで。ブコフでテキトーに買った本はタミヤ社長の自伝。特に興味はなかったが、ともかく読んでみたら歴代トップクラスの面白さだった。世界のタミヤを築いた社長は、取材のためなら世界中を飛び回るなんて当たり前、ポルシェを購入してバラバラに分解しちゃったエピソードやミニ四駆開発秘話などなど感動の嵐。社長スゲェ!
そういえば大学生の頃ソニックセイバーを持っていた。一度だけ部屋の中で走らせたことがある。あとタミヤじゃないがHGUC 1/144 デンドロビウムを持っている。一度だけ箱の中を見たことがある。
- 小林至
- 幻冬舎文庫
- 古本
腹が減ったら食う。眠くなったら寝る。という野性的な自堕落生活を続けていたら時差ボケっぽい症状が出てきた。自宅にいながらにして海外旅行気分を味わえるので得したと考えよう。
んで。東大出身の元プロ野球選手が書いた本。小林至のアメリカ生活は憤懣やるかたなかった様子で、その鬱憤が存分に詰まってた。基本的に文章が下手で疲れたけど、それなりに軽く読めた。面白くはなかったが。とりあえずアメリカ人はバカだろう。だって外人だし。
でも俺は熱烈な親米派なのでアメリカ軍が大好きだ。アメリカの兵器は漢の血をたぎらせる。これからも積極的に軍事介入して世界の平和を守ってほしい。
- 桝田武宗
- 講談社文庫
- 古本
まだまだニート序盤戦の本日は弟に誘われて義妹や従妹とジンギスカンを食べてきた。美味しかったんだが会計は全額俺が払うシステムになってて大変ショッキング。無職だと言ってるのに。
んで。流れのままノンジャンル。いちど尾行をしてみたかったから見ず知らずの人を尾行したという話。爆笑にはほど遠かったけど軽くてそれなりに面白かった。というかくだらなかった。人間観察により都市の実態を見るという大義名分を掲げてるだけあって11回の尾行は全て都内で実施。こんなこと田舎でやったら一発で通報されるわな。
俺もいつ尾行されてるかわかったもんじゃないから常に品行方正な活動を心掛けようと思った。家から出ないけど。
- 久保博司
- 文春文庫
- 古本
今まで秘密にしてきたが、実は今月からニート。おまけにヒキコモリ。そしたら時間の流れが爆速すぎて怖いよぅ。でも幸せ。
んで。流れのままノンジャンル。通勤がなくなったら如実にペースが落ちた。詐欺師になるための必須条件や手口を説明するだけだったのですぐイヤになった。詐欺師になるつもりはないし、取られる財産もないからな。もっと面白おかしい話じゃなきゃ困る。
取材で所沢市役所に行ったというくだりで出てきた所沢駅がどう考えても航空公園駅です。本当にありがとうございました。
- 中村淳彦
- 宝島社文庫
- 古本
タイワンキンギョが逝去。享年2才。死因不明。今年に入って元気がなく、先週からはろくに動けずエサも食べられない状態にだったので覚悟していたが。最後までなにも出来なかったのが心残り。部屋が寂しくなったな。
んで。企画物AV女優へのインタビュー集。あまり読まないジャンルだが、エロ関連の仕事を請けることもあるから少し勉強だ。総勢20人のうち名前を聞いたことがあったのは結城杏奈と斎藤つかさだけだったが、みんなキャラ立ってた。著者はAV女優を「普通の仕事」だと書き、俺も別に差別する気はない。しかしこの人たちは明らかに普通じゃない。壊れてる。
全体に雰囲気が暗く、文章力は微妙、矛盾した記述もちらほら。変わった趣向ではあったが面白くはない。
- 柳原三佳
- 角川oneテーマ21
- 借り物
年度末で職場がバタバタし始めたけどフリーターの俺には無関係なので今まで以上にまったり。大きな作業はほとんど終わってるし新しい指示も来ないからラクだ。
んで。家の中で拾った本。80歳を過ぎても交通事故を調べ続けている老鑑定人を取り巻く悲喜こもごも。いや、悲ばっかりだ。悲こもごも。バイクvs自動車の対決で、散華したライダー側が悪いと決めつけられたケースが多かった。警察によれば正面衝突なのに、なぜかバイクの前部にキズがなかったりするから不思議だ。そこに登場するのが交通事故鑑定人・駒沢幹也。「人は誤りうるが、物は誤ることがない」という信念のもと物理的痕跡から真実を探り出す!
でも裁判の結果にはあまり影響なさそうだった。
- 池田清彦
- PHP新書
- 借り物
ついに『よみがえる空』が完結。1話と6話を見逃したけど久々に真面目にアニメを観た。もう『家なき子レミ』以来。そういやレミは最終回を見逃したまま9年経過だ。
んで。家の中で拾った新書。面白そうなタイトルだったけど期待外れに終わった。オカルトだった錬金術が客観性を得て科学になった、その科学が難解になって客観性を失いオカルトに戻ったとか。科学では「自我」を説明できないとか。言ってることは間違ってないが釈然としない。興味を惹かれたネタもあったけど、基本的には言葉遊びに過ぎないね。
科学は常に万能であるべきだし実際に万能なので科学が黒と言えば白でも黒だ。オカルトは、えーと、科学がオカルトと言えば科学でもオカルト。混乱。
- 高世仁
- 講談社文庫
- 古本
ついになにも書くことがなくなったので代表的な生活パターンを紹介してお茶を濁す。家→徒歩→電車→職場→電車→徒歩→家。寄り道はしない。昼飯と晩飯は自宅で食べる。修行僧か。
んで。流れのまま北鮮物。前々回、前回とハズレが続いたから程良く諦めの境地だったけど、今回のは普通に読めた。横田めぐみを中心に国内の拉致事件を追っかけた話。人間が突然消えちゃう不条理と不思議がいい感じ。単行本が1999年刊行、文庫も拉致被害者の帰国直前に出てるから解決編はなく、みんな消えっぱなし。情報が古くなっちゃってたのが残念。
相変わらず北鮮問題は進展がなくて超つまんない。貿易禁止、人道支援停止、国内の北鮮資産凍結あたりがオススメ。
- 康明道
- 文春文庫
- 古本
従妹に会うと腑抜けてしまう。こんな生温い俺は俺じゃない。忘れない、いつも心に怒りと殺意。「もう一度殺意で俺を全部塗り潰すんだ」ってガッツも言ってたし。そういや『ベルセルク(30)』はもうすぐ発売。
んで。流れのまま北鮮物。書いたのは北鮮の「元首相の娘婿という、権力の中枢にいた超エリート」らしいが文章は非常に下品。翻訳も下手。この人、商談で支那に出張して滞在期限を過ぎても帰国しなかったら脱北扱いされたので亡命したとか。その商談も北鮮が崩壊した時のための個人的コネ作りだったと言い始めたので、そりゃ全面的にお前が悪いよ。伝聞は全て「彼が、わたしに嘘をつく理由は何もない」から信憑性があると主張してるんだが、そもそもこいつ自身の信憑性がゼロだからなぁ。
これが彼の半島のエリートね。ふーん。
- 萩原遼
- 文春文庫
- 古本
未だ従妹萌えが完治してない状態なので廃人街道まっしぐら。ついでに現実逃避を兼ねてるので復活する気ナシ。なにも手につかないけど幸せな人生でしたサヨウナラ。
んで。朝鮮戦争というと中途半端な時期に起こった中途半端な規模の中途半端な内紛で、F-86FがMiG-15にボロ勝ちしたという程度の認識。なので少し勉強してみようと思ったら失敗した。当時米軍が半島で拾ってきた北の文書から南北どっちが先に攻めたのかを検証し始めてそのまま終わった。戦闘シーンなしかよ!
北が先に攻めたという結論が出たみたいだけど、そんなのどっちでもいいよ。戦闘以外に興味ねぇ。