読んダラ日記 俺の俺による俺様のためのダイアリー
■2004年12月06日 [書籍の類]
御宿かわせみ (16) 八丁堀の湯屋
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

気がつけば月曜日。土日が短すぎる。12時間くらいしかなかった。これは間違いなく陰謀だ。俺ばっかり狙いやがって畜生。

んで。3ヶ月ぶりの『かわせみ』は俺ご贔屓の香苗お義姉さまと七重さまがあんまり出てこなかったので若干寂しかったが面白かったから許す。平岩のおばあさまは萌えのなんたるかをわかってらっしゃる。12巻の「岸和田の姫」なんて時代小説では空前の激萌えだった。それ以外の巻にも萌えの香りがしっかり漂っている。本当に素晴らしい。俺栄誉賞の時代小説部門は平岩先生に決定。永久欠番。

このままの勢いで続けて読んじゃいたいんだけど、飽きちゃうのが怖いでジッと我慢の師走かな。

■2004年12月05日 [雑誌の類]
Newton (2005.1月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算26号目

春から飼ってるタイワンキンギョが、小瓶から2.6Lの小型水槽にお引っ越し。せっかくだから庭で拾ったサツキの枝を沈めてやろうと灰汁抜き中。なんか楽しい。

んで。特集「説明のつかない宇宙に関する13の現象」は、説明がついてから特集してほしいと思った。同じ宇宙ネタなら「地球の自転は時空を引きずるのか?」のほうが興味深かったな。一般相対論によれば自転する天体が時空を引きずるらしい。よくわからんがレンズ-シリング効果。それを測定中なのがGP-B衛星で、ジャイロ軸の角度が年間0.0000114度ズレたら勝ちだって。精度クソ高ぇ。

そういえば、もりいずみ(=竹内均)の「人物科学史」が載ってなかった。ついに念願の連載終了?

■2004年12月03日 [書籍の類]
自殺死体の叫び
  • 上野正彦
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

最近、生きることに疲れてきた。もう呼吸すらしたくない。酒と読書だけで人生を送りたい。

んで。『自殺死体の叫び』とやらを聞いてみようと思ったら大失敗だった。初見のネタは合わせて15ページ程度で、あとは全部既出。いちいち突っ込むのも面倒くさいくらい既出。著者は監察医時代に2万件の検死を実施したと言うが、それにしてはネタが少なすぎだ。

この人の本、すでに105円の価値すら感じられない。もうやめた。

■2004年12月02日 [書籍の類]
ミグ25事件の真相 闇に葬られた防衛出動
  • 大小田八尋
  • 学研M文庫
  • 新本
俺満足度:★★★☆☆

今年も師走突入。どうにも時間の流れが早すぎる。これは陰謀だ。俺ばっかり狙いやがって畜生。

んで。ミグ25事件。サイトが役立たずでベレンコ中尉が突っ込んできてF-4EJ改とかE-2Cが導入されたはずだけど、実はよく知らないので確かめてみた。そしたら要するに政治家&官僚が自らの危機管理能力のなさをアピールしただけの事件だった。シビリアンが考えることを放棄したもんだから自衛隊はもう大変。違法ギリギリの自主待機とか悲壮感漂いまくりで泣けてきた。もしもソ連がMiG-25を破壊しに来てたらヤバかった。

そろそろ明確なROEくらいほしいなぁ。

■2004年11月30日 [雑誌の類]
世界の艦船2005.1月号
世界の艦船 (2005.1月号)
  • 海人社
  • 月刊誌
読んダラ通算1号目

でっかい本棚キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 2本並べて高さ196cm×幅240cmを実現。収納力は文庫なら1300冊。読んダラは、あと10年は戦える!

んで。読んダラ初登場の『世界の艦船』。特集「護衛艦のすべて」に惹かれて買ってみた。現時点で護衛艦籍にあるものが一通り解説されてて勉強になった。護衛艦は重装備でカコイイ。力感がある。このセンスの良さはさすが造船大国ニッポンだ。16DDHと新型イージス艦にも期待してるよ。でも新イージスは127ミリ砲がMk45。OTOメララじゃないのかよ orz

ともあれ、特集に全体の半分以上のページを割いてる『世艦』は偉いと思う。これぞ特集だ。

■2004年11月28日 [書籍の類]
墜落 ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか
  • 加藤寛一郎
  • 講談社+α文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

温泉に行ってビール飲んだり長風呂ったりしたら風邪が悪化した。なんでだろ。

んで。また飛行機事故物。論点がブレすぎだったり海外の事故に関する記述が鬱陶しいほど直訳風だったりで、あまり面白いもんじゃなかった。微妙に面白い小ネタがあった程度。『壊れた尾翼』の時も思ったが、話が進むにつれて徐々に論点がズレていくのは加藤寛一郎の悪い癖だ。最終的になにを言いたいのかさっぱりわからん。

結局「ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか」の答えは、正しく操作しなきゃどんなもんでも墜ちるってことなのか?

■2004年11月26日 [書籍の類]
日航ジャンボ機墜落 朝日新聞の24時
  • 朝日新聞社会部(編)
  • 朝日文庫
  • 新本
俺満足度:★★★★

仕事してるフリをして箱根に来てみた。武蔵野別館という宿の、なぜか室内に石庭がある高そうな部屋だ。ああ、至福かな。

んで。また墜落事故。また123便。だって好きなんだもん。でも今回は趣向を変えて、事故を巡る朝日新聞の動きをまとめた本。事故そのものについてじゃないから大して期待してなかったんだけど、なんだか面白かった。チーフパーサーの兄が朝日にいたりしてドラマちっく。朝日は大嫌いだが、記者が命をかけて取材に当たったことはわかった。大嫌いだけどね。

巻末近くに載っていた乗客名簿をつらつら眺めてたら、2名ほど全日空の方がいらっしゃった。自社の飛行機に乗ってやれよぅ!

■2004年11月23日 [書籍の類]
墜落!からの生還 生存者が語る航空機事故の真実
  • マルコム・マクファーソン/山本光伸(訳)
  • ヴィレッジブックス
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

引き続き飛行機強化月間。今月中は飛行機物しか読まないよ。

んで。飛行機事故は大好きなんだが、これは完璧に無理。15件の航空機事故について生存者のインタビューを文字に起こした、というか資料から抜粋しただけのもの。時系列バラバラ&情報細切れで読めたもんじゃない。おまけに事故原因にほとんど触れてないどころか、事故機の機種すら書いてない事故があったりして。そういう基本的な情報も書かずになにが「航空機事故の真実」か。時間を無駄にした。

こういうダメ本は文句が止め処なく溢れ出るから読んダラ的にはラクでいい。読むのが辛いという難点はあるが。←致命的

■2004年11月21日 [書籍の類]
秘めたる空戦 三式戦「飛燕」の死闘
  • 杉本良男/幾瀬勝彬
  • 光人社NF文庫
  • 新本
俺満足度:★★★★

飛行機強化月間。しばらく飛行機物を貪り読むよ。ああ、飛行機はいいなぁ。もしかしたら飛行機の本が一番好きかも。

んで。ちょっと前に評判になったらしいので読んでみた。体験談のような書き方なんだけど、それにしては現場レベルを超えた改造してるし三式戦のくせにやたらと稼働率高いし、なにより話が面白すぎる。怪しい。と思ったら案の定フィクションみたいだね。それならそうと書くべきだよなぁ。実話だと主張して誰が得するんだか。

でもそれはそれとして面白い。まるで『ラバウル烈風空戦録』だ。っつーか、まんまラバ空だ。そういやラバ空の続刊は、もう出ないんだろか。

■2004年11月19日 [書籍の類]
壊れた尾翼 日航ジャンボ機墜落の真実
  • 加藤寛一郎
  • 講談社+α文庫
  • 新本
俺満足度:★★★☆☆

強敵『新・平家物語』を読み終わった今、怖いものはなにもない。でも歴史物大長編は超怖いのでリハビリ。

んで。123便物と思ったら違った。ダッチロールとフゴイドが方向静安定なので揚力の上反角効果、とかいう力学な話。数式も出てきた。そんな計算されてもなぁ。まぁ、なんとなく重心と揚力の関係は船で言うところのGMみたいなもんだとわかったのでヨシとしよう。期待した内容とは大きく違ったけど、飛行機の運動モードの勉強にはなった。それなりに楽しんだ。

ただこの人、話の途中で論点がズレていくから読んでて気持ち悪い。結局なにを言いたいんだ?