2005年10月 の日記
■2005年10月29日 [書籍の類]
花火屋の大将
  • 大谷才一
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

WebDAVがどういうものか初めて知った。まさかHTTPでファイルをあれこれできるとは。その上SSLもイケるとは。これなら22番ポートが閉じられてる今の職場からでもファイル鯖に入れるじゃないか。さようならFTP。

んで。処分シリーズ3冊目にして面白くない本が登場。よくあるくだらないエッセイだった。ちなみに花火とはなんの関係もない。話題がつまらない上に歴史的仮名遣いだったから怒りが込み上げた。中身はなんの変哲もない平々凡々なエッセイなんだから普通に書けばいいのに。小細工を弄してる暇があるなら内容を練ってくれ。

さて、捨てよう。

■2005年10月28日 [書籍の類]
敗因の研究 [決定版]
  • 日本経済新聞運動部(編)
  • 日経ビジネス人文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

平日の平均読書タイムが約5時間と判明。往復の電車で2時間、晩酌しながら2時間、寝る前に1時間。これなら趣味は読書と言ってもウソじゃない気がする。

んで。引き続き処分品。今回はスポーツの話。負けた人をいろいろな角度からイジメた研究してた。松坂に負けた明徳義塾から始まりシドニーの篠原とか青木の全米オープン2位とか全33話。全て結果論だけど、感情に走りすぎず、それでいてアツい。うんうん。負けたって命を取られるわけじゃなし、頑張った結果なんだからいいじゃないか。世の中、負けと思ったら負け、勝ちと思えば勝ちだ。

俺なんて“負けるが勝ち”という便利な言葉のおかげで連勝街道ぶっちぎり。

■2005年10月28日 [雑誌の類]
Jウイング2005.12月号
Jウイング (2005.12月号)
  • イカロス出版
  • 月刊誌
読んダラ通算12号目

ビール350ml、発泡酒500ml、麦焼酎を半合というのが毎晩の読書の友。少しずつ酒量が増えてるけど自分へのご褒美なので問題ナシ。酒代は家賃に含まれてるのでパラサイト最強伝説。

んで。F-X特集は空自マニアとして読んでおかなきゃマズいような気がした。いろいろ書いてあったけど今回のF-Xは消去法で結論が出ちゃいそうな予感。まずアメリカ製以外は消える。F-35は未完成。F-15Eは旨味なし。F/A-22は最高だけど次のF-Xだろう。残るのはスパホか。先進性なさそうだし艦載機だしフライングブームで給油できないしエンジン音が嫌いだから面白くない。個人的にはF-2改キボンなんだけど生産中止……痛いなぁ。

その他には立川キ94が面白かったくらいで読めるとこ少ない。スポッター情報(゚⊿゚)イラネ

■2005年10月26日 [書籍の類]
仮面の家 先生夫婦はなぜ息子を殺したのか
  • 横川和夫
  • 新潮OH!文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★★☆☆

昨日、眼科に行った。コンタクトの検診のはずが、視神経の形がおかしいという話になった。緑内障予備軍だそうだ。腕でも脚でも好きなだけ持ってっていいから目だけは勘弁してくれ! 死ぬより怖ぇ。

んで。家から出た資源ゴミ。自分の本じゃなくても捨てる前に読むのが読んダラ日記ルール。こうでもしないと分野が偏ってしまうのだ。処分1発目は息子の家庭内暴力で大変だった両親が息子を殺したら大変だった話。要するに親が息子をリコールした、と。ちゃんと裁きをうけてたから問題ない。後半は似たようなケースを修復したカウンセラーの話。成功したケースだからだろうけど、見事な誘導だった。

けっこう面白かったけど、それよりこんな本を持ってたウチの親にドキドキだ。

■2005年10月26日 [命ノセンタク]
結界師第96話 - もっとよく見せて
もっとよく見せて
結界師 (第96話)
  • 田辺イエロウ
  • 小学館
週刊少年サンデー 2005/48号

でも何で限は救えなかったんですか?
(言葉の意味はよくわからんがとにかく志々尾涼さまが喪服を脱ぎかけながら。)

バトルが一段落した『結界師』を、なんだかとっても後世に遺したい。誰かが死んだ結果、涼さまが帰ってきた! 涼さまに出会えさえすれば誰が死のうとノープロブレム気にしないヨ! 面倒なので計算してないけど涼さまは現在20才くらい? セーラー服の涼さま(当時16才)も素敵だったけど、大人になった涼さまも魅力的なので神様ありがとう。ボク生きててよかったヨ。

だって喪服が…セーラー服を……成長…はだけて……さ、さ、鎖骨! ああぁ、涼さま…涼さま……姉ちゃんの胸元うっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年10月26日 [命ノセンタク]
家庭教師 濱中アイ第107話 - 俺も飼いたい
俺も飼いたい
女子大生 家庭教師 濱中アイ (第107話)
  • 氏家ト全
  • 講談社
週刊少年マガジン 2005/48号

無言
(超絶ロリメガネっ娘微乳天然純朴素敵女子中学生が衆人環視のなか調教の成果を披露しながら。)

ヴィンサガ』の転籍で飛ばすページが半分を超えるのも時間の問題なマガジンにおいて唯一、的山リンコたんだけが僕らの心を癒してくれた。

だって女子中学生を……首輪の…牝犬調教に……う、う、後ろから! ああぁ、リンたん…リンたん……ワンワンスタイルうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年10月24日 [書籍の類]
旬の魚はなぜうまい
  • 岩井保
  • 岩波新書
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

もう月曜日だ。ビールを飲んだこと以外、週末の記憶がない。外に出た気配もなし。本を読んだ形跡もなし。虚無だ。

んで。また家に転がってた新書。魚の味に関する話かと思ったら全然違った。騙された。魚種や時期、環境などにより筋繊維の質や太さ、脂質や水分の割合が異なるのはわかった。しかしそれがどう味につながっているのかにはほとんど触れず。つまり旬の魚がなぜうまいか全く不明。生物学、生態学的な話や、昔の書物に出てくる魚についても触れたりしてそれなりに興味深かったんだけど、タイトルで損してるなぁ。

人名に必ず敬称“さん”がついてたけど「アリストテレスさん」「紀貫之さん」「徳川家康さん」というのは馬鹿にしてるみたいで逆効果だと思う。

■2005年10月21日 [書籍の類]
ふしぎの博物誌 動物・植物・地学の32話
  • 河合雅雄(編)
  • 中公新書
  • 借り物
俺満足度:★★☆☆☆

遅くまで仕事するのに慣れてきた。8時間働いても平気だ。固定給もボーナスも退職金もない浮き草稼業、単価が高いうちに稼げるだけ稼いでおくさ。

んで。家に転がってた自然科学系の新書は兵庫県立 人と自然の博物館に所属してる研究者が持ち寄ったエッセイ集。虫と植物の話が多すぎてバランスが悪かったけど、魚とか石の話はそこそこ。32本も入ってたから、それぞれアッという間に読み終わり。ちょっと印象薄い。

とにかく博物館に来てねという本だったのかもなぁ。いや、違うかもなぁ。朧気だなぁ。

■2005年10月20日 [書籍の類]
千里眼
  • 松岡圭祐
  • 小学館文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

午後出社だけど「ほとんど準夜勤だね」と言われるほど働きまくり。この調子だと今月は6……おっと、どこに税務署の目が光ってるかわからないぜ。

んで。自衛隊ネタっぽかったので古本で買ってみたらスゴかった。文章は下手、考証は一切ナシ。心理学、コンピュータ、自衛隊に関する知識は中学生の知ったかレベル。羽田のターミナルレーダーが欺瞞されただけなのに、なぜか自衛隊が騙されて2等空尉で幹候生の主人公(♀)が入間配備の15に乗って要撃かけた。こんな妄想、よく他人に読ます気になるよ。知らないなら書かなきゃいいのに。

やっぱり一ツ橋グループの小説に手を出すのは間違いということか。

■2005年10月15日 [書籍の類]
堪忍箱
  • 宮部みゆき
  • 新潮文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

せっかくの週末なのに法事で田舎に来てみたが、お盆に来たばっかりだし激務続きでお疲れなので本日は鳴子温泉郷でゆったり。風呂に入ってビールを飲んでまた風呂。やはりお湯は鳴子に限る。

んで。宮部の時代物。なぜか母親が持っていた。全体に若干短くまとめすぎ。細かいところまで読みたいと思えた話があった。それとオチのない意味不明な話があるかと思えば傑作もあって良悪の差が激しい。「敵持ち」「お墓の下まで」クラスの話だけで1冊作ったらとんでもない本になると思うのだが。

とりあえず宮部は現代ミステリーよりも時代物のほうが面白いな。

■2005年10月14日 [書籍の類]
顔に降りかかる雨
  • 桐野夏生
  • 講談社文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

もう疲れた。胃が痛い。仕事のせいだ。と書こうと思ったんだけど好き勝手やってるから仕事上のストレスなど全くないことに気がついた。世界は平和だ。

んで。今日も気楽に小説。桐野のメジャーデビュー作は持ち逃げされた金を追うオバチャンとヤクザの話。ほとんど期待してなかったのが功を奏して普通に読めた。

「サラダ菜の上にたっぷりのゆでエビとタルタルソースを載せたパン」が最大の見所。それ以外はあまり記憶にない。

■2005年10月13日 [書籍の類]
レベル7
  • 宮部みゆき
  • 新潮文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

帰宅が2400を過ぎたり過ぎなかったり。しばらくこんな状態が続きそうだが働けば働くほど収入が増えるシステムなので高モチベーションを維持。

んで。ブコフ105円棚で発見したので買ってみた。序盤の展開は意味不明。なのに目が離せなくて期待が膨らんだけど中盤で一気にスピード感喪失。なにこのタルい話。それでも最後の最後、主人公の甦った記憶がどんでん返しを呼ぶ! と予想したんだが特にどんでん返らず流れに身を任せたまま終了した。行き場を失った俺様の期待感。

ロートレック荘』くらい驚かせてくれよ。

■2005年10月10日 [書籍の類]
大いなる助走
  • 筒井康隆
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

今日は友達の結婚式の2次会に出席してみた。自由を失った幸せそうな姿を見て、俺は独りで生きていこうと思った。

んで。久々に小説。新装版を注文した途端にブコフで発見。地方の小説同人誌を巡る悲喜こもごも。意味不明な文壇ネタが多かったけど、話が進むほど滅茶苦茶になっていく展開はそれなり。つまらなくはない。面白くもない。

この同人誌がBL小説だったらもっと笑えたと思う。

■2005年10月09日 [雑誌の類]
SECURITARIAN2005.10月号
SECURITARIAN (2005.10月号)
  • 防衛弘済会
  • 月刊誌
読んダラ通算19号目

連休なので終日のんべんだらり。ウダウダして本読んでビール飲んで飯食って終了。なにもかも面倒。呼吸すらしたくない。世界なんて破滅しちゃえ。

んで。今回からバックナンバーじゃない『セキュリタリアン』。特集の「防衛白書2005」は興味なし。でも『まんがで読む!平成17年版 防衛白書』は作画がでこくーる様だから買うつもり。そのでこくーる様は巻末の「パセリちゃんツアー同行レポート」を書いていた。漫画じゃなかったので残念。

地味に楽しい「海の向こうの食卓」は豪州のオイスター。美味そう。来月ちょうどオーストラリア旅行だから忘れずに食ってくるよ。

■2005年10月08日 [書籍の類]
南極海 極限の海から
  • 永延幹男
  • 集英社新書
  • 借り物
俺満足度:☆☆☆☆

相変わらず世界が平和なので飽きた。変化を求めてネットの大海原に漕ぎ出したけどすぐ飽きた。どこかに対岸の大火事はないものか。

んで。家に転がってた本。オキアミ資源の話だった。端的な書き方はわかりやすかったけど全体に踏み込み不足。ですます調もいただけない。基本的に面白くなかったけど、ちょっとだけ出てきた南極の魚には興味津々。コオリカマス、ウミタカスズキ、マジェランアイナメ。楽しそうな名前だなぁ。オキアミよりこういう魚の話を読みたかった。

「エクマン輸送」がわからなかったのでググったら「エクマン螺旋の流速を鉛直積分した正味の流量」と言われた。コリオリの関係者だった。忘れることにした。

■2005年10月07日 [書籍の類]
虫たちの生き残り戦略
  • 安富和男
  • 中公新書
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

世界が平和だ。平和すぎる。あまりに平和でつまらなくなってきた。東京で大地震とか大規模テロでも起こらないかな。そしたら仕事休めるのに。

んで。虫の本。この前と同じく家に転がってた中から適当に拾ってきたものなので期待せずに読んだら読めた。数ページごとの読み切り形式で読みやすかった。淡々とした文章だったけど眠くならなかった。虫の生態は妙にシステマチックで興味深い。このプログラム組んだヤツ出てこいって感じ。

でもリアルの虫はダメなのだ。

■2005年10月07日 [雑誌の類]
Newton (2005.11月号)
  • ニュートンプレス
  • 月刊誌
読んダラ通算36号目

新しいコンタクトの調子がいいので気分がいい。さすが金曜日だ。

んで。特集「人体に隠された進化史」は、ちょうど進化論な頭になってたから通常より楽しめた。余った顎の骨が耳小骨に転用されたりして、進化って不思議。あとロガネリア(無顎類テロドゥス目)のイラストが素晴らしく愛らしかった。

竹内均は数年ぶりのミラクル。ハワード・フローリーというペニシリンの人について書いてた「人物科学史」が普通に読めた。でも早く打ち切ってほしい。

■2005年10月05日 [命ノセンタク]
家庭教師 濱中アイ第104話 - ネコ耳より上履き
ネコ耳より上履き
女子大生 家庭教師 濱中アイ (第104話)
  • 氏家ト全
  • 講談社
週刊少年マガジン 2005/45号

ご‥ごめんなさいにゃ!!
(ネコ耳女子中学生が少年誌とアレげな世界の狭間を行きつ戻りつしながら。)

週を追うごとに読むページが減って時間の節約になる最近のマガジン。それなら買わなきゃいいという的確な指摘は聞こえない聞こえない。なんて油断してたらリンコたんが唐突に少年誌から解脱した。個人的にキメラ属性を獲得していないためネコ耳にもアナールから生える尻尾にもおっきしないのだが、エポックメイキングな場面として後世に遺さなければならないという強迫観念が芽生えた。

だってネコ耳が…しっぽで…にゃ…ダメだ全然興味ねぇ orz ……う、上履き?…上履きイイよ上履き! ああぁ、リンたん…リンたん……女子中学生の上履きうっ(;´Д`)ハァハァ

■2005年10月04日 [書籍の類]
ワンダフル・ライフ バージェス頁岩と生物進化の物語
  • スティーヴン・ジェイ・グールド/渡辺政隆(訳)
  • ハヤカワ文庫
  • 新本
俺満足度:☆☆☆☆

長いこと読み終わらなかったからその間の出来事を報告。15年間愛用したコンタクトレンズが死んだ。初トラバをでこくーる様からいただいた。コメント&トラバ新着リストを実装した。以上。

んで。引き続き生物系。大嫌いな翻訳物だけどカンブリアだったら大丈夫かも、と期待したけど無理だった。進化の系統樹はフラクタルという話だった気がするけど、冗漫で粘着質で極論ばかり。大した説じゃないんだから簡潔に書いてほしい。そして自然な日本語に訳してほしい。

そんな中、萌えたのはオドントグリフス。歯が生えてるから。印象的だったのはオパビニアの復元で無茶した学者シモネッタ。名前が。