書籍の類 読むの飽きてきた
■2005年08月06日 [書籍の類]
不肖・宮嶋 史上最低の作戦
  • 宮嶋茂樹
  • 文春文庫PLUS
  • 古本
俺満足度:★★★★

今まで秘密にしてたが、Amazonアソシエイトをやっている。提灯記事にならないよう誠実な態度で臨んできたが、読み返してみたら提灯どころか悪意に満ち溢れていたので売れないはずだ。

んで。今回も古本。Amazonで買える文庫は全て注文済みだから勘弁してくれ。と申し訳なく思いながら読んだ不肖はまたも抱腹絶倒。不肖スゴすぎ。半島に渡って偉大なる首領様の像の前で同じポーズを取り、幹部レンジャー課程を完遂し、硫黄島の地下壕に1泊。その他モザンビークといい雪上行軍といい80km行軍といい、とにかく全てが面白すぎ。尊敬。

そういや初出一覧に『セキュリタリアン』の文字がズラリと並んでたけど定期購読してた時は一度も見なかった。もうオファーはないのか?

■2005年08月04日 [書籍の類]
ああ、堂々の自衛隊
  • 宮嶋茂樹
  • 双葉文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★★

帰宅途中タバコ吸ってたらニグロにからまれた。そんなにイヤなら禁煙条例のあるとこに行けっつーの。ニグロの頭の悪さには心底うんざりさせられる。

んで。日本を代表するB級カメラマン不肖宮嶋に初挑戦。大揺れの輸送艦で吐きまくりながら荒海を越え、タケオ基地の衛門脇で勝手に野営する不肖。「タケオのゲッベルス」太田3佐を筆頭に自衛官の美味しいところが誇張されてて爆笑の連続だった。笑い疲れ。

こんなにも自衛隊を愛している不肖の本をブコフでゲトしてしまったので申し訳ない。次からは新本で買うよ。

■2005年08月02日 [書籍の類]
御宿かわせみ (24) 春の高瀬舟
  • 平岩弓枝
  • 文春文庫
  • 借り物
俺満足度:★★★☆☆

今まで秘密にしてきたが、読んダラ日記は本を褒めるが苦手だ。ボロクソに書いてても本心では面白かったと思ってることも多いのだ。だから★0コの本でもぜひ読んでみてほしい。俺だけツラい思いをするのはイヤだ!

んで。貶すの大好き読んダラ日記がベタ褒めする完全無欠の時代小説が『御宿かわせみ』だ。今回は花代タソ出てこない&千春タソ寝てばっかで幼女不足が深刻だったけど「紅葉散る」で進展があったので楽しかった。隠し子の麻太郎が神林家を継ぐことになった。やるな平岩。

ここで大問題が発覚。なぜか25巻を持ってない。飛ばして26巻を読むというわけにもいかず、かといってここまで全部借り物だから買うのも納得いかなず。難しい選択だ。

■2005年08月01日 [書籍の類]
油断大敵 刑事部屋事件簿
  • 飯塚訓
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

今まで秘密にしてきたが、かつて埼玉県警の国際捜査官を受けたことがある。実は警察には思い入れが深いのだ。若干名の枠に数百人が群がった試験会場を見て悠然と試験放棄して帰ったけど、それはそれとして。

んで。ブコフ105円の警察物、手持ちラストは飯塚訓。『墜落遺体』の著者として俺の中では有名だが、群馬県警の刑事だったようだ。御巣鷹山の駐在さんだと思ってた。どんな挫滅遺体が出てくるのかワクワクしながら読み始めたところ期待したのと違って現代人情捕物帖だった。コソ泥相手の捜査活動で終始まったり浪花節。盛り上がりに欠ける。挫滅遺体が出てこない。もうどうすりゃいいのか。

この人は123便だけなのかも知れんなぁ。

■2005年07月29日 [書籍の類]
謎の独裁者・金正日 テポドン・諜報・テロ・拉致
  • 佐々淳行
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

ボーっとしてたら週末になった。このところ体調が悪くて、あんなに好きだった仕事にも身が入らない。俺はバリバリ仕事したいんだけど体調がね。仕方ないんデスヨ?

んで。『あさま山荘』以来の佐々。単語を中黒でつなげただけのおざなりなタイトルからは北鮮メインのように思えるけど実際は朝鮮、ロシア、その他が1/3ずつくらい。っていうか、国とか関係なく佐々の自慢話集。冗談めかしてあれば微笑ましいんだけど、どうも本気みたい。自分で自分のことを「警備実施の手練れとして知られている」なんて書いちゃうんだからある意味スゴい。スゴくウザい。接続詞「そして」が連続する小学生の作文みたいな文章もどうにかしてほしい。

これ読む限り警察の諜報戦力は大したことなさげなのでガンガレ陸自小平学校。

■2005年07月26日 [書籍の類]
闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相
  • 一橋文哉
  • 新潮文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

程良いペースで進んでる今月の読書。通勤効果は絶大だ。でも仕事がイヤなので通勤だけの仕事を紹介してください。交通費は全額支給で。時間単価3000円以上で。頑張りますから!

んで。事件物で攻めてみた。愉快痛快かい人21面相は怪人ランドのプリンスだった話。事件当時、俺は小学生だった生まれてなかったので友達のお母さんから大量のお菓子(処分品)をもらって犯人に激しく感謝した記憶などない。前半は事件の流れを追うスリリングな展開。後半は一転して著者の独自調査。もうなんでもあり。謎の組織Xなんて書いてて恥ずかしくない?

でもまぁそれなりに面白かった。バカらしくて。

■2005年07月24日 [書籍の類]
警視庁捜査一課特殊班
  • 毛利文彦
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

体調が悪い。頭が痛い。肺が痛い。胃が痛い。全身ダルい。なので週末は寝たきり生活。もしや本当に死病かと考えたのも束の間、相変わらず酒とタバコが旨いので安心した。

んで。珍しく警察物。読みたい本を読める状態になったというのに前回大失敗したので、もう騙されないぞと斜に構えつつ読んでみたら面白かった。特殊班は誘拐、立てこもり、企業恐喝あたりを担当する「刑事警察の特殊部隊」だそうだ。犯人との知恵比べだから体力より知力らしい。その特殊班が担当した有名な誘拐やら恐喝事件の話が見所。各事件とも少ないページで要点がまとまってた。やるな毛利文彦。

特殊部隊と聞くと真っ先にSATが思い浮かぶけど、それは警備警察なんだって。いろいろあるのね。

■2005年07月22日 [書籍の類]
生還への飛行
  • 加藤寛一郎
  • 講談社文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

仕事再開と同時にダイエットをやめたのに体重下がり続け。2ヶ月で8キロ落ちたよ? このままだとスーパーフェザー級も夢じゃないな。飯も酒も増えてるのに……死病?

んで。好きな本を読める状態になったけど、いきなり面白そうなのを読むのは危険。そこで強烈なダメオーラを放ってたコイツを読んでみたら案の定ダメだった。加藤のことだから結論がないのは諦めるとして、今回は小ネタすら希薄。“一流パイロットと武道の達人は似ている”という仮説自体がそもそも無意味。取材に向かうまでの話ばっかりだし。こっちは著者がどこで酒を飲んだかなんて知ったこっちゃないのだよ。

105円の価値すらなかった。大失敗。

■2005年07月21日 [書籍の類]
明治の音 西洋人が聴いた近代日本
  • 内藤高
  • 中公新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆

TSUTAYAで『連合艦隊』のDVDを発見したので久しぶりに観てみた。主要キャラが全員戦死する悲壮感たるや大東亜戦争の素晴らしさ全開。古手川祐子さまの美しさと合わせて邦画史に残る名作だ。

んで。苦労に末に手持ち資源ゴミ終了! 明治大正時代に来日した外人が書き留めた音についての話。父親からもらった迷惑なゴミの中では唯一まともな内容だったけど残念ながら全く面白くなく、数ページごとに襲い来る睡魔との激闘の記録だった。

外人は日本語を甲高く感じるらしい。そういえば俺も英語の時は意識して声を低くしてるなぁ。と自慢めいたことを書いてみても面白くないもんは面白くねぇ!

■2005年07月14日 [書籍の類]
しのびよるネオ階級社会 “イギリス化”する日本の格差
  • 林信吾
  • 平凡社新書
  • 貰い物
俺満足度:☆☆☆☆☆

微熱でツラい。咳のおかげで腹筋が筋肉痛。鼻水は何リットル出たかわからん。そんな状況の中ラッキーなことに今日明日は自宅作業になったのでつまり休日。休まねば死ぬ。

んで。また資源ゴミ。日本がイギリス型階級社会になりつつあることに警鐘を鳴らしたつもりになったみたいだけど感情論がベースだから論拠薄弱で説得力皆無。エリートの子はエリート、労働者の子は労働者という傾向はイギリスに限った話じゃないし。機会の平等に関して、米英のエリートコースが学費の高い私大なのに対し、日本では「国立大学に最優秀の学生が集まる」と自分で書いてるじゃん。全然しのびよってないネオ階級社会。他人の著作を取り上げては「雑だ」と批判してるけど、これで勝ってるつもりなの?

イギリスブームに乗っただけのヤツらよりも俺のほうが詳しいんだぞって自慢したいだけに見える。底が浅い。