- 東野圭吾
- 文春文庫
- 借り物
読了日の定義が曖昧だったので改正。これからは読み終わった瞬間の日付にする。どうでもいいんだけど。
んで。本日は弟の結婚式。兄として恥ずかしいところは見せられないと思ったんだけど寝不足で疲れ果てたまま出席。昨日この本を読み始めたのが間違いだった。面白くて寝ずに読んじゃった。東野圭吾は前回の本が駄作だったから全く期待してなかったんだけど、良いほうに裏切られた。
身体は子供(11才ロリッ娘)頭脳は大人(30過ぎの大年増)というのは、ある意味萌え。でも最後までセクースしないんだよなぁ。そこが一番大事なのに。
- 東野圭吾
- 講談社文庫
- 借り物
珍しく現代物の小説が続く。内容が薄いから簡単に読み終わる。
んで。東野圭吾に初挑戦。ふむ、なにこれ? 登場人物は少ない、舞台は狭い、事件は取るに足らない、全く盛り上がらない。伏線はふんだんに張ってあったけど、どれもよくあるパターンで一見して伏線だとわかる。そんな落とし穴じゃ誰も落ちない。オチもありきたりでつまらなかった。ここまで驚きのない小説も珍しい。
なんというか、使い古されたミステリーって感じ。
- 桐野夏生
- 講談社文庫
- 借り物
止まらなくなった。眠れなくなった。読書時間を贅沢に取りすぎた。昼間がツラい。
んで。下巻に入ったら突如として方針転換。なぜかアクション活劇化。リアル感なんて気にしねぇとばかりにスゴいことになった。主人公のおばちゃんがCOOOOLだったけど壊れてた。他の人も壊れてた。みんな壊れてた。まともな人間出てこない。安っぽいクライマックスとありがちなエンディングは残念だったけど、一気に読んじゃったんだからそれなりに面白かったのだろう。
しかしまぁ他の桐野作品を読んでみたいという気にはならないな。
- 桐野夏生
- 講談社文庫
- 借り物
まだまだ読む。もう仕事なんて知らね。フリーランス最高。職業選択の自由万歳。
んで。弟が貸してくれた本。現代物のミステリーなんてくだらないと馬鹿にしてたんだけど読み出したら止まらなくなった。パートのおばちゃんによるバラバラ殺人の話。「このミステリーがすごい!」年間アンケート国内1位とか日本推理作家協会賞受賞らしい。
出てくるヤツらがみんな病んでる。主人公のおばちゃんグループは例外なく負け組根性全開。果たしてどんな結末を迎えるのだろう。
- 須川邦彦
- 新潮文庫
- 新本
なおもペース衰えず。なんでこんなに読めるのか考えてみたら睡眠時間が減ってた。だから毎日激しく眠いのか。
んで。なにかの書評欄に載ってた本。推薦者が椎名誠だったから不安だったんだが、いやほら、椎名って胡散臭いから。でもこれは大正解。明治時代の実話で最初の刊行が昭和23年という昔の本だけど古さは感じなかった。悲壮感のない溌剌とした無人島生活にワクワクしたよ。当時の漁業の様子なども興味深い。ウミガメ豪快に獲りすぎ。基本的に少年向けだけど、これは大人が読んでも楽しめる。
カミガキヒロフミによる箱庭的な雰囲気の挿絵も素晴らしいの一言。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 新本
今月はけっこうなペース。手持ちの未読本は大量に残ってるから読む本には困らないけど……現実逃避月間?
んで。筒井の小ネタ集。ちょっとくだらないものから大変くだらないものまで各種取り揃えてあった。小説のネタにつながっているような断片が紛れ込んでて、確かに筒井だ。ただ面白かったかどうかというと、全356本の小ネタのうち笑えたのは5本くらい。残りは敢えて読むほどのことはない感じ。
最近の筒井は老人臭が漂ってて面白くない。もう筒井の面白い本は全部読んじゃってるような気がしてきた。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 借り物
気がつけば月曜日。土日が短すぎる。12時間くらいしかなかった。これは間違いなく陰謀だ。俺ばっかり狙いやがって畜生。
んで。3ヶ月ぶりの『かわせみ』は俺ご贔屓の香苗お義姉さまと七重さまがあんまり出てこなかったので若干寂しかったが面白かったから許す。平岩のおばあさまは萌えのなんたるかをわかってらっしゃる。12巻の「岸和田の姫」なんて時代小説では空前の激萌えだった。それ以外の巻にも萌えの香りがしっかり漂っている。本当に素晴らしい。俺栄誉賞の時代小説部門は平岩先生に決定。永久欠番。
このままの勢いで続けて読んじゃいたいんだけど、飽きちゃうのが怖いでジッと我慢の師走かな。
- 上野正彦
- 角川文庫
- 古本
最近、生きることに疲れてきた。もう呼吸すらしたくない。酒と読書だけで人生を送りたい。
んで。『自殺死体の叫び』とやらを聞いてみようと思ったら大失敗だった。初見のネタは合わせて15ページ程度で、あとは全部既出。いちいち突っ込むのも面倒くさいくらい既出。著者は監察医時代に2万件の検死を実施したと言うが、それにしてはネタが少なすぎだ。
この人の本、すでに105円の価値すら感じられない。もうやめた。
- 大小田八尋
- 学研M文庫
- 新本
今年も師走突入。どうにも時間の流れが早すぎる。これは陰謀だ。俺ばっかり狙いやがって畜生。
んで。ミグ25事件。サイトが役立たずでベレンコ中尉が突っ込んできてF-4EJ改とかE-2Cが導入されたはずだけど、実はよく知らないので確かめてみた。そしたら要するに政治家&官僚が自らの危機管理能力のなさをアピールしただけの事件だった。シビリアンが考えることを放棄したもんだから自衛隊はもう大変。違法ギリギリの自主待機とか悲壮感漂いまくりで泣けてきた。もしもソ連がMiG-25を破壊しに来てたらヤバかった。
そろそろ明確なROEくらいほしいなぁ。
- 加藤寛一郎
- 講談社+α文庫
- 古本
温泉に行ってビール飲んだり長風呂ったりしたら風邪が悪化した。なんでだろ。
んで。また飛行機事故物。論点がブレすぎだったり海外の事故に関する記述が鬱陶しいほど直訳風だったりで、あまり面白いもんじゃなかった。微妙に面白い小ネタがあった程度。『壊れた尾翼』の時も思ったが、話が進むにつれて徐々に論点がズレていくのは加藤寛一郎の悪い癖だ。最終的になにを言いたいのかさっぱりわからん。
結局「ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか」の答えは、正しく操作しなきゃどんなもんでも墜ちるってことなのか?